保健補導員発祥の地 須坂市

更新日:2024年03月26日

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健康づくり推進のための学習を行い、健康意識を高め自ら実践し、家族や地域へ拡げる活動をしています。

須坂市保健補導員会発足60年

昭和33年に発足した保健補導員会は、平成29年に60周年を迎えました。
60年間にわたり、市民の健康を願い時代の変化と健康課題に応じた活動を継承してきたことを記念して、メセナホールにて式典や講演会の開催、記念誌やDVD、歴史・活動紹介パネルを作成しました。

60周年記念式典の会場で舞台上と観客席の参加者の皆さんが両手を上に挙げて須坂エクササイズの体操をみんなでしている写真

記念式典での須坂エクササイズ

保健補導員会 歴史・活動紹介パネル

保健補導員会の歴史・活動をまとめたパネルを作成しました。

平成28年 春の褒章「緑綬褒章」を受章

保健補導員会が、平成28年 春の緑綬褒章を受賞しました。
緑綬褒章とは、長年にわたり社会に奉仕する活動(ボランティア活動など)に従事し、顕著な実績を挙げた個人や団体に対し授与される褒章です。
健康に関する学習と実践を通じ、自らの健康づくりと家族や地域に健康の輪を広める活動を継承することにより、地域の健康増進とソーシャルキャピタルを育む活動につながっていることが功績として認められました。
28年度、長野県内での緑綬褒章受章は須坂市保健補導員会の1団体のみです。

保健補導員会の関係者の女性が春の緑綬褒章の賞状を広げて持ち、写っている記念写真

第3回 健康寿命をのばそう!アワード「厚生労働大臣 最優秀賞」を受賞

須坂市保健補導員会の「市民の健康を願って『自分の健康は自分でつくり守る』保健補導員の健康づくり活動」が第3回健康寿命をのばそう!アワード「厚生労働大臣 最優秀賞」を受賞しました。
この賞は、生活習慣病予防の啓発、健康増進のための優れた取組を表彰するものです。
詳しくは「第3回 健康寿命をのばそう!アワード受賞事例」をご覧ください。

保健補導員の起こり

須坂市の保健補導員会は、昭和20年旧高甫村の主婦等の「保健婦さん何か手伝わせてくれないか」の一声から始まりました。合併して須坂市となり、昭和33年から「一家にひとり保健補導員」をめざして活動が引き継がれています。 「自分の健康は自分でつくる」という須坂市健康都市宣言(昭和62年宣言)の重要な担い手となっています。

黄緑色の表紙 「須坂の母ちゃん頑張る」の本の写真

保健補導員会誕生の秘話!
「須坂の母ちゃん頑張る」
B6版 200頁 定価500円(税込)

申込書は下記ファイルからダウンロード

保健補導員会組織

区の役員として区長から推薦されます。 任期は2年とし、2年間で全ての保健補導員が交代します。

理事会(ブロック長・副ブロック長で構成)

  • 会長
  • 副会長
  • 書記
  • 会計
  • 理事
各ブロックの正副ブロック長(20人)
1ブロック 2ブロック 3ブロック 4ブロック 5ブロック 6ブロック 7ブロック 8ブロック 9ブロック 10ブロック
  • 上部地区
  • 豊丘地区
  • 東部地区
  • 旭ケ丘地区
西部地区 南部地区 日滝地区 豊洲地区 日野地区 井上地区 高甫地区 仁礼地区
7町 8町 7町 7町 4町 8町 7町 7町 6町 6町
25人 28人 20人 42人 22人 22人 30人 25人 16人 27人

第33期須坂市保健補導員 257人/ 一人当たりの平均受持ち 78世帯

保健補導員の活動

現在、33期の皆さんが活動中
33期 2023年度 スローガン 「のばそう 健康寿命 目指そう 笑顔のサポーター」

まず学び、自分の生活で実践!

ブロック毎に、毎月健康に関する学習会を開催

田畑の広がるのどかな風景の道路を参加者の皆さんがウォーキングしている写真

ウォーキングの方法を一人ひとり教えてもらいました

調理室にていくつかのグループに分かれ、参加者の皆さんがエプロンに三角巾を身に着けて調理をしている調理体験中の写真

塩分や食事のバランスについて、実際に体験して学んでいます

  • 市の健康課題や生活習慣病について学習。
  • 歩数計をつけて、毎日続けられる運動を実践。
  • バランスと減塩を意識した食事を家族と一緒に。
広々とした和室に参加者の皆さんが間隔を開けて座り、片足を前に出して両手を出した片足のつま先まで伸ばしてストレッチをしている写真

会員を対象に健康教室を開催

学びを地域へ拡げる
年配の女性が椅子に座って右足のかかとを機械の上にのせ、2人のエプロンを付けた女性が側で対応している健康相談の様子の写真

町の行事で、健康相談を開催

緑と白の組み合わせの天幕のテントの下でピンク色の揃いのジャンパーを着た関係者の方々が横一列に並び、手を叩いて健康体操を披露している「須坂健康まつり」の健康体操の様子の写真

「須坂健康まつり」で健康体操を披露

沢山のカラーボールが入った緑色のビニールプールの中で子ども3人が遊んでおり、赤い揃いのジャンパーを着た関係者の女性2名が声をかけ見守っている子育て広場の様子の写真

ニーズに応じた「子育て広場」や「高齢者のふれあいサロン」を開催

小さな子どもを膝の上に抱いた親子連れの皆さんが沢山座っており、青いエプロンを付けた関係者の方々が後ろに立って見守っている子育て支援の様子の写真

子育て支援のためにお母さん・お子さんの交流の場を企画

長机の周りに沢山の高齢者の方々が座っており、中央に座る関係者の女性が高齢者の方々に話をしている高齢者の集いの場の様子の写真

高齢者の集いの場に!

前方の檀上でお面を頭に着けて紙芝居を披露している4名の女性と、設置された複数のテーブルに参加者たちがが座って紙芝居を楽しんでいる様子の写真

保健補導員のOBさんも参加されています

市の保健福祉事業への協力として、健診の受診者拡大に関する活動も行っています。

  • 健診当日の協力
  • 地域の方への受診の声かけ

保健補導員活動の効果

ソーシャルキャピタルの高い地域づくり

保健補導員を体験しての効果

  • 生活習慣が変わる
    • 食事 → 薄味になった(減塩)。野菜を多く食べるようになった。バランスの良い食生活を心がけるようになった。
    • 運動 → ウォーキングを実施している。
  • 新たな仲間づくりができる。
    活動を共にした仲間と集い、健康づくりをたのしんでいます。
    任期が終わっても、介護サポーターや食生活改善推進協議会で活動しています。
  • 町のことを知る。
    町の人と知り合い、地域の絆を深めることができる。
  • 活動任期が終了しても健康体操の会を立ち上げ、継続して健康体操を行っている。

地域への効果

  • 町の健康への意識が高まる。
    • 健康講座を通して→分煙を意識する人や公会堂の喫煙状況が改善した町が増えた。
    • 減塩やバランスを考えた食事を意識する人が増えた。
  • 学ぶ場、集う場をつくることで、人と人がつながる。

保健補導員活動と健康との関連

須坂市民の健康の要因を明らかにし、さらなる健康づくりに活かす目的で、平成26年度に須坂市と東邦大学が共同で「須坂市お達者健康調査」を実施しました。
調査結果より、保健補導員経験者は未経験者と比べて

  • 活動能力が低い方が少なく元気度が高い
    (買物や食事の用意、預金の出し入れ、新聞や本を読むなど活動能力が低い人が少ない)
  • 一人当たりの国民健康保険医療費が安い
  • 特定健診や各種がん検診の受診率が高い

さらに、世帯内に保健補導員経験者がいる男性は、主観的健康感(健康の自己評価)などの健康度が低い人が少なく、望ましい生活習慣を保っていることが分かりました。
「須坂市お達者健康調査」の結果は下記リンク先のPDFよりご覧いただけます。

「健康体操(須坂エクササイズ)」の紹介

須坂市保健補導員会が作成した7種類の健康体操です。子どもから高齢者まで誰もが知っている曲を歌いながら体操する、どこでも誰でも気軽にできるエクササイズです。歌いながら複数の動きを行うことで、脳への刺激が増え認知症の予防にもなります。
健康体操(須坂エクササイズ)を下記リンク先のPDFよりご覧いただけます。

肩こり・腰痛予防の体操

尿失禁予防の体操

ウォーキングなど運動の前の準備体操

音楽にあわせて有酸素運動

筋力アップトレーニング

広い和室で参加者たちが大きな円を作り両手を広げて立ちエクササイズ行っている様子の写真
ピンクのお揃いのTシャツを着た保健補導員8名が、参加している子供たちの前に立って、足踏みをしながら両手を上に上げ、子供たちが保健補導員と同じ動きをしている写真

長寿脳体操「須坂エクササイズ」全ページをダウンロード

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康づくり課 保健センター
所在地:〒382-8511 長野県須坂市大字小山1277番地の1
電話番号:026-248-9023 ファックス:026-248-9042
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