信州須坂 みそすき丼

更新日:2024年11月08日

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大正期、製糸業で栄華を極めた須坂のおもてなし料理

明治から大正期にかけて須坂の製糸業は栄華を誇り、まさに日本版シルクロードの起点として、世界に輸出する生糸(シルク)を買い付けに来た横浜をはじめとする生糸商人が町を往来していました。

商人たちへのおもてなし料理として須坂の工場主が振舞ったのが、須坂みそで味付けしたすき焼きでした。

信州須坂みそすき丼のロゴマーク。大正時代を思わせる、日本髪を結い、着物にはかま姿の女性が片手に味噌すき丼をもって振り返っている古風なイラストの下に、みそすき丼の文字。みそはひらがなで、「そ」の文字の書き出し部分は竜の頭の形になっている。
当時の生糸工場の様子の白黒写真。いとくり機がずらりと並び、工女たちが作業する中、工場主がスーツ姿でポーズを決めている。

大正浪漫の味「みそすき丼」

「須坂の名物を作ろう」という思いを胸に、数々のみそ料理を市内の飲食店で提供してきた「信州須坂みそ料理乃會」が平成19年から統一メニューの開発に取り組みました。

大正期、須坂の製糸工場主たちがおもてなし料理として出した「みそすき焼き」にヒントを得て「信州須坂みそすき丼割り下」を作り、その割り下と須坂の伝統野菜「村山早生ごぼう」を使用した「みそすき丼」を誕生させました。

現在、各店オリジナルの「信州須坂みそすき丼」を提供しています。

(注意)時期によっては村山早生ごぼうが使用できない場合もあります。

みそすき丼で使用する割り下のラベルのイラスト。大正時代を思わせる日本髪に着物、はかま姿の女性が片手にみそすき丼をもって立っている。その横に、「大正ロマンの味、信州須坂みそすき丼割り下」と大きく書かれてる。

みそすき丼で使用する割り下のラベル

みそすき丼の写真。鍋の中で、豚肉としめじ、ごぼうが煮えている。

みそすき丼誕生物語(動画)

みそすき丼(膳)取扱店舗

旬菜古民家 ゆるり

住所:須坂市大字須坂(本上町)1385

電話番号:026-248-6804

営業時間:11時~14時30分、17時~21時30分

定休日:なし

松葉屋そば店

住所:長野県須坂市大字須坂(常盤町)702

電話番号:026-245-0418

営業時間:11時~14時、17時~20時

定休日:木曜日

信州須坂みそ関連ページ

みそ料理取扱店舗・醸造元マップ

信州の伝統野菜「村山早生(むらやまわせ)ごぼう」

須坂市村山町の小平甚兵衛氏が秋まき夏どり品種の「中の宮早生ごぼう」を導入したのが昭和22年(1947年)。

その後、改良を重ねたのが千曲川の河川敷・村山地区で栽培され、信州の伝統野菜に認定されている「村山早生ごぼう」です。色が白くて柔らかく、アク抜きがいらない村山早生ごぼうは、みそすき丼には欠かせない食材です。

むらやまわせごぼうを掘り出した直後の土がついたままの写真。普通のごぼうより少し太く、短め。色は白い。
須坂市村山地域で、村山わせごぼうの収穫をする老人の写真。膝よりも上にのびたごぼうの葉が茂る畑、長靴を履いて、締めを深く掘りごぼうを掘る。

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興部 商業観光課
所在地:〒382-0077 長野県須坂市大字須坂1295番地1(須坂駅前シルキービル2階)
電話番号:026-248-9005 ファックス:026-248-9041
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