鏝絵(こてえ)について

更新日:2024年03月26日

ページID: 4017

鏝絵(こてえ)とは?

鏝絵は、漆喰(しっくい)を塗った上に左官道具の鏝で風景や肖像などを描き出す技法です。左官職人が仕事をさせていただいたお礼と、自分が手がけた証として作成したものです。

現在、この鏝絵(こてえ)は、市が所有者から譲り受け、須坂市旧上高井郡役所で保管・展示をしています。

須坂市旧上高井郡役所の施設については下記リンク先ををご覧ください。

躍動感のある一頭の牛が描かれた坂本家鏝絵の写真

現代に伝わる名工 鏝絵職人

鏝絵は江戸時代末期、伊豆松崎生まれの入江長八(通称 伊豆の長八 1815~1889年)が、左官の弟子となり、狩野派の絵を学びながら、漆喰を使い鏝で壁面に絵を描く彫塑技術を大成して完成させた漆喰芸術である。「左官絵」「鏝掛け」「蔵飾り」とも言われる。長八の名は日本橋茅場町の薬師堂の建立し当たって柱に龍の彫刻を鏝で作成したことで一躍有名になった。
以後この技法が全国の左官職人の間に広がって、腕のある左官職人たちは、漆喰で家壁に絵や家紋を描いては技量試しをしたとされる。

ふれあい館まゆぐらにも展示してあります。ふれあい館まゆぐらに関しては下記リンク先をご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

まちづくり推進部 まちづくり課
所在地:〒382-8511 長野県須坂市大字須坂1528番地の1
電話番号:026-248-9007 ファックス:026-248-9040
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