平成19年度「蔵の町並みキャンパス」の事業概要

更新日:2024年03月26日

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蔵の町並みキャンパスのロゴマークと町並みの様子の写真

平成19年度事業概要

(1) 信州大学工学部「蔵の町並みキャンパス」成果発表会

社会開発工学科建築コース3年生の「蔵の町並みキャンパス」成果発表会が2月9日(土曜日)須坂市シルキーホールにて開催された。
当日は市内外から110名が参加し、学生による「街区の再生」5作品、「民家の再生」5作品の計10作品の発表の後、意見交換が行われた。
「街区の再生」では、「人口が減少しているため、空地にぶどう棚をつくりそこでコミュニティを形成する。」「小路を再生してコミュニティを形成する。そのためいけがきや植栽により境界を形成していく。」「歩行者にやさしい空間形成をしていく。」といった提案がされた。また、「民家の再生」では、「本を読みながらお茶を飲める場所」「蔵の町の学童保育所」「蔵の家具屋」「漬物屋」といった提案がされた。
発表した学生からは「意見交換ができ今後の設計の参考になった。」、また、参加者からは「須坂の特徴をとらえた作品が多かった。学生の熱心な取組みが伺えた。」と感想が寄せられた。

参加者がスクリーンを見ながら課題の説明を聞いている様子の写真

課題の説明の様子

スクリーンを使っての学生による課題の発表の様子の写真

学生による課題の発表の様子

参加者と学生が資料などを見ながら意見交換している様子の写真

意見交換会の様子

(2) 「SUZAKART2007 柵の外からこんにちは ようこそアートな動物園へ!」 信州大学教育学部・上越教育大学の動物造形作品合同展覧会

11月21日(水曜日)から12月2日(日曜日)まで、須坂市動物園において、両大学の学生の動物造形作品の展示(33点)と動物園内及び小山小学校にて学生によるワークショップを開催した。

担当 信州大学教育学部 藤田英樹准教授、上越教育大学 松尾大介講師
学生32人ワークショップ参加 計74人

「SUZAKART2007 柵の外からこんにちは ようこそアートな動物園へ!」

大きなクマを造形した、すざかアート作品の写真

動物造形作品から

子どもから大人までたくさんの人が集まるすざかアート2007ワークショップの写真

ワークショップの様子

(3) 長野工業高等専門学校5年生「ふれあい館まゆぐら」再修景計画

「ふれあい館まゆぐら」再修景計画と題し、国登録有形文化財の「ふれあい館まゆぐら」の魅力を増す自由な設計を、CADにより3次元描画する課題(担当 浅野純一郎准教授)がスタートした。初回の10月13日は学生・教員21人が蔵造りの建物等が連担したまゆぐら周辺の町並みの見学を行い、課題の制作に向け準備を行った。
2月の課題制作に向け須坂を訪れ調査等を行う。

教員の方々が蔵造りの街並みの様子を見学している様子の写真

蔵造りの街並みの研修の様子

(4) 信州大学工学部社会開発工学科建築コース「街区の再生」「民家の再生」

中心市街地の歴史遺産である蔵造りの建物や町並みを活用した、建築コース3年生の「街区の再生」(担当 土本俊和教授)「民家の再生」(担当 川上恵一非常勤講師)がスタートした。
10月4日から1月24日までの10回を須坂市旧上高井郡役所をキャンパスとして現地調査や講評会を行う。

テーマ

街区の再生、民家の再生一覧
「街区の再生」
芝宮墨坂神社周辺の歴史的市街区において、都市を形づくってきた様々な要素(水路や道、建物など)の歴史や現状をふまえ、これに新しい価値を融合させて都市の機能や魅力を高める再生案を提案する。
「民家の再生」
旧越家の歴史や伝統を読み取り、そこに新しい価値を加えることを題材に、住居兼用の施設として再生案を提案する。
  • 参加者 学生・教員 計67人
  • 発表会 2月9日(土曜日)午後2時から須坂市シルキーホールにおいて、取組みの成果を発表する。
参加者が真剣に授業を受けている様子の写真

授業の様子

安全ヘルメットを被った2人の参加者が蔵造りの建物の骨組みなど実測調査をしている様子の写真

実測調査の様子

旧越家の架構模型の写真

架構模型(旧越家)

(5) 信州大学工学部社会開発工学科建築コース「住宅」

10月から11月にかけ、建築コース2年生が「ふれあい館まゆぐら」周辺空地に住宅を提案する設計課題(担当 坂牛 卓准教授)に取り組んだ。

参加者 学生・教員 計61人

作品展 1月22日から30日まで旧上高井郡役所において、作品展(15作品と模型の展示)を開催する。

住宅設計の間取りや提案のイメージの写真

住宅設計の提案

展示された作品をたくさんの参加者が見ている作品展の写真

作品展の様子

(6) 長野県短期大学生活環境専攻研修

7月21日に「蔵造りの建物、美術館、博物館の収蔵品から生活・文化を学ぶ」をテーマに、生活環境専攻研修(担当 林 千穂 地域連携センター長)が行われた。
当日は、「須坂クラシック美術館」、「ふれあい館まゆぐら」、「世界の民俗人形博物館」、「田中本家博物館」などを見学し、当時の生活・文化を研修した。また、「ふれあい館まゆぐら」では機織りも体験した。

参加者 学生・教員 計25人

ふれあい館まゆぐらで子どもから大人までたくさんの人が機織り体験や見学している様子の写真

機織り体験の様子

(7) 平成19年度第1回蔵の町並みキャンパス推進協議会の開催

5月16日に新装なった旧上高井郡役所にて、推進協議会が開催される。
平成18年度事業報告、18年度推進協議会予算決算報告、19年度事業計画、19年度推進協議会予算案の各議題は、いずれも原案のとおり承認された。

【平成19年度の事業計画】

  • 信州大学工学部 「街区の再生」「民家の再生」をテーマとした建築設計図、「住宅」をテーマとした建築設計図、歴史を活かしたまちづくりの調査・研究設計 ほか
  • 信州大学教育学部 上越教育大学と共催で動物をテーマとした造形作品の展示、市内小学校でのワークショップ
  • 清泉女学院大学 須坂市の魅力調査(フィールドサーベイ)
  • 長野工業高等専門学校 須坂市の既設施設を活かした「まちづくり」提案
  • 長野県短期大学 蔵造りの建物、美術館、博物館収蔵品から須坂の生活・文化を学ぶ

(8) 信州大学工学部建築コース3年生「民家の再生」「街区の再生」作品と長野工業高等専門学校5年生「ふれあい館まゆぐら」再修景計画作品の展示

5月14日から27日まで、旧上高井郡役所を会場に、平成18年度に取り組んだ信州大学工学部建築コース3年生の「民家の再生」「街区の再生」作品21点と、長野工業高等専門学校5年生が取り組んだ「ふれあい館まゆぐら」再修景計画作品集を展示し、市民の皆さんをはじめ多くの皆さんに蔵の町並みキャンパスの取り組みを紹介した。
今後も成果発表等を通じ、多くの皆さんに情報発信を行います。

ふれあい館まゆぐらで蔵の町並みキャンパスの取り組みを紹介した作品展の写真

作品展の様子

街区の再生作品の写真

街区の再生作品

まゆぐら再修景計画の建物イメージなどを描いた作品の写真

まゆぐら再修景計画作品

この記事に関するお問い合わせ先

まちづくり推進部 まちづくり課
所在地:〒382-8511 長野県須坂市大字須坂1528番地の1
電話番号:026-248-9007 ファックス:026-248-9040
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