平成21年度「蔵の町並みキャンパス」の事業概要

更新日:2024年03月26日

ページID: 0217

1 蔵の町並みキャンパス作品展の開催

旧上高井郡役所において、5月26日(火曜日)から6月7日(日曜日)の間、信州大学工学部3年生「街区の再生 11作品」「民家の再生 10作品」を展示。
また、1月19日(火曜日)から2月1日(月曜日)の間には、信州大学工学部2年生「住宅の設計」の展示を行う。

2 信州大学工学部

(1)建築学科3年生

10月1日から1月21日までの9回に渡り、須坂市旧上高井郡役所を拠点に中心市街地の歴史遺産である建物や町並みを活用した、建築学科3年生の「街区の再生」(担当 土本俊和教授)「民家の再生」(担当 川上恵一非常勤講師)をテーマとした授業を行う。

テーマ

  • 「街区の再生」劇場通り周辺の歴史的市街区を題材とする。
  • 「民家の再生」泉小路沿いの長家を題材とする。
市街地の道路に面し「駐車場」と書かれた看板が設置されたスペースに大学生が集まっている写真
オレンジ色のつなぎを着た男子学生、押入れに上っている女子学生、室内を見て回っている3名の学生たちの写真

(2)建築学科2年生

10月から11月にかけ「郷原土地区画整理地」周辺空地に住宅を提案する設計課題(担当 坂牛 卓准教授)に取り組んだ。

テーマ

  • 「住宅」
  • 「郷原土地区画整理地空地」に「住宅」を提案する。
傘をさし空地を見学する大学生たちの写真
2枚の「ななめ壁の家」の図面が掲示用パーテンションに展示されている写真

(3)土本研究室による歴史的建造物調査

11月から土本研究室に依頼し、大正15年建設された「坂田浄水場」の現況調査を行っていただく。

(4)柳瀬研究室による調査

ふれあい館しらふじの利用して以下の調査に取り組んでいただく。

  • 調査項目
    1. 照明器具の配置が室内空間の評価に与える影響について
    2. 障子のデザイン評価
  • 日程
    1. 6月から7月
    2. 11月から12月
和室の照明器具を脚立に乗って取り外す大学生の写真
和室の障子の組子に触れる3名の大学生の後ろ姿の写真

3 信州大学教育学部

「SUZAKART プロジェクト 2009」の取り組み

  • 授業実践
    10月19日、21日、28日に森上小学校5年生を対象に、「須坂の商店の色をモビールに表そう」をテーマにモビールの作成
  • ワークショップ
    11月1日から3日蔵のまち観光交流センターにおいて、まゆ玉を使ったモビールを製作
  • プロジェクト交流会
    11月3日蔵のまち観光交流センターにおいてワークショップ等で作成した作品が展示された空間で大学生、地域の方々と交流を行った。
モビール等が展示された室内で来場された方々が話している様子の写真
黒板の前で手を挙げて話をしている女性とグループごとで席に座った子どもたちが話を聴いている写真

4 長野県短期大学

4専攻がそれぞれ須坂市内を見学し、須坂の産業、歴史、文化について学習いただく。

国際文化専攻学外行事

  • 日程
    7月23日(木曜日)
  • 視察場所
    株式会社鈴木、長野刑務所、臥竜公園、田中本家博物館

日本語日本文化専攻学外行事

  • 日程
    9月5日(土曜日)
  • 視察場所
    蔵のまち観光交流センター、須坂クラシック美術館、ふれあい館まゆぐら、臥竜公園、世界の人形博物館、田中本家博物館

健康栄養専攻学外行事

  • 日程
    9月25日(金曜日)
  • 視察場所
    食彩工房よっと蔵いでおやきづくり体験、旧上高井郡役所、クラシック美術館、蔵のまち観光交流センター、ふれあい館まゆぐら、世界の人形博物館

生活環境専攻学外行事

  • 日程
    9月26日(土曜日)
  • 視察場所
    須坂クラシック美術館、蔵のまち観光交流センター、ふれあい館まゆぐら、田中本家博物館、世界の人形博物館、版画美術館、臥竜公園
工場内で赤いベストを着た男性の話を聞く大学生たちの写真
教えてもらいながら機織り作業をする大学生と、横で見学する4名の大学生の写真
木製のテーブルの上で料理の盛り付けをする大学生たちの写真
順番に1列に並び展示物を観覧している大学生たちの写真

5 清泉女学院大学

アカデミックスキルの習得とコミュニケーション力の育成を目的としたセミナーの一環として実施する体験学習として、学生が須坂市内でグループに分かれ、須坂市の活性化をテーマとしたフィールドワークを実施。

  • 7月6日
    調査を行うに当たり、須坂市を知るために市内見学
  • 8月3日、4日
    フィールドワークの実施
  • 10月17日(土曜日)
    清泉祭において、グループごとのリポート発表
木を指差して話す青いシャツを着た男性と話を聞く大学生たちの写真
向かい合わせた長机に座り、グループワークする大学生たちの写真

6 長野工業高等専門学校

11月5日観光交流センター、まゆぐら、旧上高井郡役所など、市内の蔵造りの町並みを見学し、蔵の町並み景観を配慮した「2世帯店舗併用住宅」の設計案の提案について取り組む。

市内の蔵造りの町並みを見て回る大学生たちの写真
文字が書かれたホワイトボードの前で向き合って話す男性2名と長机に座って話を聞く大学生たちの写真

7 松本大学

6月6日、旧上高井郡役所ほかで、須坂市の概要説明及び市内の町並みを視察後、市内の生涯学習推進サークルであるづくだせ会の方々と高甫地域の課題等について調査を行う。

づくだせ会の方々と高甫地域の課題等について長机を並べ話し合う大学生たちの写真
写真や付箋などが貼られた模造紙を正面に持ったグループの集合写真

8 蔵の町並みキャンパス成果発表会及び交流会の実施

2月6日(土曜日)市民、学生150人が参加し、平成21年度「蔵の町並みキャンパス成果発表会」がシルキーホールで開催。
今回の成果発表では、清泉女学院大学が昨年8月3日と4日に取組んだ「須坂市の活性化」をテーマとしたフィールドワークでの報告と、信州大学工学建築学科3年生が、須坂の歴史的市街区や古い町家を題材に、須坂で9回の授業を行い取り組んだ、「街区の再生」「民家の再生」をテーマとした成果の発表、及び、信州大学工学部建築学科土本研究室が取組んだ、大正15年に建設された坂田浄水場の調査報告を行っていただきました。
また、信州大学教育学部で取り組んでいただいておりますSUZAKART(すざかアート)2009の開催報告を今年度初めて報告いただきました。
成果発表の後に実施した交流会では、学生との意見交換を行い、なごやかな時を過ごしました。

スクリーンに映し出された資料を見ながら発表している2名の女性と、パイプ椅子に座って話を聞く発表会参加者の写真
スクリーンに映し出された資料を見ながら発表している男性とパイプ椅子に座って話を聴く発表会参加者達を後方から写した写真
長机の上に並べられた複数の作品を見て回る大学生たちの写真
スクリーンに映し出された資料をパイプ椅子に座っ見ている多くの参加者たちの写真

9 その他

  1. 「市町村ゼミナール」での蔵の町並みキャンパス事業の紹介
    7月27日、名古屋市において中部圏の自治体議員及び職員を対象とした「市町村ゼミナール」において蔵の町並みキャンパス事業について報告を行う。
  2. 「シルク・サッミト2009 in 須坂」での蔵の町並みキャンパス取組事業の紹介
    • 日時 10月29日(木曜日)
    • 場所 シルキーホール
    • 内容 「須坂市における用水路と水車小屋との関係」の発表
    • 発表者 信州大学大学院 工学系研究科 庄司貴弘君
  3. その他の大学についても以下の取り組みを行っていただいております。
    1. 筑波大学
      • ア 須坂市誌「地誌編」の編纂のための調査
      • イ 9月27日(日曜日)~10月3日(日曜日)
      • ウ 学生21名 教員7名 計 28名
    2. 信州大学人文学部
      • ア すざかぶれいん℃プロジェクト(地域人材 活用基盤整備のための調査研究)
      • イ 11月から1月
      • ウ 学生16名 教員1名 計17人
    3. 日本大学大学院法学研究科
      • ア 須坂市における信頼・社会参加・地域での活動・生活満足度・利地的行動などの観点からみたソーシャル・キャピタルの実態調査
      • イ 11月10日(火曜日)
      • ウ 学生1名 教員1名 計2名

この記事に関するお問い合わせ先

まちづくり推進部 まちづくり課
所在地:〒382-8511 長野県須坂市大字須坂1528番地の1
電話番号:026-248-9007 ファックス:026-248-9040
お問い合わせフォーム
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページで分かりにくい部分はありましたか
このページにはどのようにアクセスしましたか
このページは見つけやすかったですか