企業動向調査(製造業 2024年10月~12月期)

更新日:2025年02月26日

ページID: 0237

企業動向調査(建設業)は下記ページからご覧いただけます。

企業動向調査(製造業)概況

2024年10月から12月期の企業動向調査(市内製造業94社)を行った結果、業況判断指数DIの平均は1.7ポイントとなりました。
前期調査結果(2024年7月~9月期:マイナス15.3ポイント)と比較して17.0ポイント好転しました。

その他経営上の問題

  • 人材不足。募集してもなかなか来ない。若年層が特に来ない。
  • 原材料・燃料の高騰が止まらず、価格単価にも限界感がある。
  • トランプ大統領就任後の関税の影響を心配している。

など

今期調査結果

今期調査結果は、「一般機械」、「電機機械」、「その他業種」はプラスポイント、「木材家具」は0ポイント、「食品」、「金属」はマイナスポントとなりました。

業種 DI(ポイント) 前期比
業種別の業況判断前期比DI
食品 マイナス33.3 マイナス66.6
金属 マイナス21.4 14.3
一般機械 23.1 33.1
電気機械 8.3 38.3
木材家具 0.0 33.3
その他業種 15.4 7.1

次期予想DI(2025年1~3月)

次期予想の平均はマイナス12.9ポイントで、今期調査結果の平均(1.7)より、14.6ポイント下回る予想となりました。

業種 DI(ポイント) 今期比
業種別の次期予想DI
食品 マイナス33.3 プラスマイナス0.0
金属 マイナス35.7 マイナス14.3
一般機械 マイナス7.7 マイナス30.8
電気機械 マイナス8.3 マイナス16.6
木材家具 0.0 プラスマイナス0.0
その他業種 7.7 マイナス7.7

経営上の主な問題点(複数回答可)

経営上の問題点 パーセント
経営上の主な問題点(複数回答可)
原材料・仕入単価の上昇 58.1パーセント
人材不足(技術者等質的なもの) 56.5パーセント
受注の減少 41.9パーセント
労働力不足(量的なもの) 25.8パーセント
納期の短縮 21.0パーセント
技術力の不足 16.1パーセント
同業他社との競争激化 11.3パーセント
取引先の海外シフト化 9.7パーセント
為替相場の変動 8.1パーセント
製品販売価格の低下 6.5パーセント
人員過剰 1.6パーセント
金融難 1.6パーセント

企業動向調査

2024年10月~12月期 <4期>

調査概要

須坂市産業振興部産業連携開発課では、市内製造業の景気動向を探る手段として、年4回市内企業を対象にアンケート調査を実施しており、今回は2024年10月~12月期 <4期>の業況について調査した。

調査実施要領

  • 実施時期:2025年1月
  • 対象企業:須坂市内または事業所を有する製造業企業94社
  • 回答企業数:62社(回答率65.9パーセント)

調査結果

自社業況判断(DI=好転-悪化)

前期比
  • 「好転」19.4パーセント(前回13.5パーセント)
  • 「悪化」17.7パーセント(前回28.8パーセント)
  • DIは1.7となり、17.0ポイント好転した。
前年同期比
  • 「好転」17.7パーセント(前回19.6パーセント)
  • 「悪化」30.6パーセント(前回29.4パーセント)
  • DIはマイナス12.9となり、3.1ポイント悪化した。
次期予想
  • 「好転」12.9パーセント
  • 「悪化」25.8パーセント
  • DIはマイナス12.9(前回マイナス3.8)となり、前期より悪化を予想している。
自社業況判断のグラフ

受注引合(DI=増加-減少)

前期比
  • 「増加」21.0パーセント(前回17.0パーセント)
  • 「減少」22.6パーセント(前回26.4パーセント)
  • DIはマイナス1.6となり、7.8ポイント増加した。
前年同期比
  • 「増加」21.0パーセント(前回18.9パーセント)
  • 「減少」37.1パーセント(前回34.0パーセント)
  • DIはマイナス16.1となり、1.0ポイント減少した。
次期予想
  • 「増加」9.8パーセント
  • 「減少」26.2パーセント
  • DIはマイナス16.4(前回マイナス13.2)となり、前期より若干の減少を予想している。
受注引き合いのグラフ

生産量(DI=増加-減少)

前期比
  • 「増加」16.4パーセント(前回13.2パーセント)
  • 「減少」21.3パーセント(前回26.4パーセント)
  • DIはマイナス4.9となり、8.3ポイント増加した。
前年同期比
  • 「増加」19.7パーセント(前回18.9パーセント)
  • 「減少」31.1パーセント(前回30.2パーセント)
  • DIはマイナス11.4となり、0.1ポイント減少した。
次期予想
  • 「増加」11.5パーセント
  • 「減少」27.9パーセント
  • DIはマイナス16.4(前回マイナス9.4)となり、前期より減少を予想している。
生産量のグラフ

原材料・仕入品単価(DI=低下-上昇)

前期比
  • 「低下」0.0パーセント(前回1.9パーセント)
  • 「上昇」47.5パーセント(前回42.3パーセント)
  • DIはマイナス47.5となり、7.1ポイント上昇した。
前年同期比
  • 「低下」0.0パーセント(前回1.9パーセント)
  • 「上昇」71.2パーセント(前回76.9パーセント)
  • DIはマイナス71.2となり、3.8ポイント低下した。
次期予想
  • 「低下」0.0パーセント
  • 「上昇」62.7パーセント
  • DIはマイナス62.7(前回マイナス40.4)となり、前期より原材料・仕入単価の上昇を予想している。
原材料仕入品単価のグラフ

製品販売価格(DI=上昇-低下)

前期比
  • 「上昇」13.1パーセント(前回13.7パーセント)
  • 「低下」1.6パーセント(前回0.0パーセント)
  • DIは11.5となり、2.2ポイント低下した。
前年同期比
  • 「上昇」37.7パーセント(前回31.4パーセント)
  • 「低下」6.6パーセント(前回5.9パーセント)
  • DIは31.1となり、5.6ポイント上昇した。
次期予想
  • 「上昇」23.0パーセント
  • 「低下」6.6パーセント
  • DIは16.4(前回9.8)となり、前期より製品販売価格の上昇を予想している。
製品販売価格のグラフ

資金繰り(DI=好転-悪化)

前期比
  • 「好転」8.1パーセント(前回1.9パーセント)
  • 「悪化」14.5パーセント(前回19.2パーセント)
  • DIはマイナス6.4となり、10.9ポイント好転した。
前年同期比
  • 「好転」11.3パーセント(前回7.7パーセント)
  • 「悪化」17.7パーセント(前回15.4パーセント)
  • DIはマイナス6.4となり、1.3ポイント好転した。
次期予想
  • 「好転」4.8パーセント
  • 「悪化」19.4パーセント
  • DIはマイナス14.6(前回マイナス15.4)となり、前期より資金繰りの若干の好転を予想している。
資金繰りのグラフ

所定外労働時間(DI=増加-減少)

前期比
  • 「増加」11.3パーセント(前回15.4パーセント)
  • 「減少」16.1パーセント(前回19.2パーセント)
  • DIはマイナス4.8となり、1.0ポイント減少した。
前年同期比
  • 「増加」12.9パーセント(前回11.5パーセント)
  • 「減少」24.2パーセント(前回28.8パーセント)
  • DIはマイナス11.3となり、6.0ポイント増加した。
次期予想
  • 「増加」6.5パーセント
  • 「減少」19.4パーセント
  • DIはマイナス12.9(前回マイナス13.5)となり、前期より労働時間の若干の増加を予想している。
所定外労働時間のグラフ

収益率(DI=上昇-低下)

前期比
  • 「上昇」8.2パーセント(前回9.8パーセント)
  • 「低下」26.2パーセント(前回27.5パーセント)
  • DIはマイナス18.0となり、0.3ポイント低下した。
前年同期比
  • 「上昇」14.8パーセント(前回19.6パーセント)
  • 「低下」31.1パーセント(前回39.2パーセント)
  • DIはマイナス16.3となり、3.3ポイント上昇した。
次期予想
  • 「上昇」3.3パーセント
  • 「低下」29.5パーセント
  • DIはマイナス26.2(前回マイナス17.6)となり、前期より収益率の低下を予想している。
収益率のグラフ

経営上の問題点(複数回答)

順位 問題点 前回からの変動 パーセント
経営上の問題点(複数回答)
1位 原材料・仕入単価の上昇 変動なし 58.1パーセント
2位 人材不足(技術者等質的なもの) 変動なし 56.5パーセント
3位 受注の減少 変動なし 41.9パーセント
4位 労働力不足(量的なもの) 変動なし 25.8パーセント
5位 納期の短縮 変動なし 21.0パーセント
6位 技術力の不足 上昇 16.1パーセント
7位 同業他社との競争激化 下降 11.3パーセント
8位 取引先の海外シフト化 上昇 9.7パーセント
9位 為替相場の変動 上昇 8.1パーセント
10位 製品販売価格の低下 下降 6.5パーセント
11位 人員過剰 下降 1.6パーセント
11位 金融難 変動なし 1.6パーセント

業種別自社業況判断/食品

前期比
  • 「好転」0.0パーセント(前回33.3パーセント)
  • 「悪化」33.3パーセント(前回0.0パーセント)
  • DIはマイナス33.3となり、66.6ポイント悪化した。
前年同期比
  • 「好転」16.7パーセント(前回66.7パーセント)
  • 「悪化」50.0パーセント(前回0.0パーセント)
  • DIはマイナス33.3となり、100.0ポイント悪化した。
次期予想
  • 「好転」0.0パーセント
  • 「悪化」33.3パーセント
  • DIはマイナス33.3(前回33.3)となり、前期より大幅な悪化を予想している。
食料品飲料業況のグラフ

業種別自社業況判断/金属機械

前期比
  • 「好転」0.0パーセント(前回14.3パーセント)
  • 「悪化」21.4パーセント(前回50.0パーセント)
  • DIはマイナス21.4となり14.3ポイント好転した。
前年同期比
  • 「好転」7.1パーセント(前回15.4パーセント)
  • 「悪化」35.7パーセント(前回46.2パーセント)
  • DIはマイナス28.6となり、2.2ポイント好転した。  
次期予想
  • 「好転」0.0パーセント
  • 「悪化」35.7パーセント
  • DIはマイナス35.7(前回マイナス14.3)となり、前期より悪化を予想している。
金属機械業況のグラフ

業種別自社業況判断/一般機械

前期比
  • 「好転」23.1パーセント(前回10.0パーセント)
  • 「悪化」0.0パーセント(前回20.0パーセント)
  • DIは23.1となり33.1ポイント好転した。
前年同期比
  • 「好転」15.4パーセント(前回0.0パーセント)
  • 「悪化」23.1パーセント(前回40.0パーセント)
  • DIはマイナス7.7となり32.3ポイント好転した。
次期予想
  • 「好転」15.4パーセント
  • 「悪化」23.1パーセント
  • DIはマイナス7.7(前回マイナス30.0)となり、前期より好転を予想している。
一般機械業況のグラフ

業種別自社業況判断/電気機械

前期比
  • 「好転」25.0パーセント(前回0.0パーセント)
  • 「悪化」16.7パーセント(前回30.0パーセント)
  • DIは8.3となり、38.3ポイント好転した。
前年同期比
  • 「好転」16.7パーセント(前回20.0パーセント)
  • 「悪化」33.3パーセント(前回20.0パーセント)
  • DIはマイナス16.6となり、16.6ポイント悪化した。
次期予想
  • 「好転」16.7パーセント
  • 「悪化」25.0パーセント
  • DIはマイナス8.3(前回11.1)となり、前期より悪化を予想している。
電気機械のグラフ

別自社業況判断/木材家具

前期比
  • 「好転」25.0パーセント(前回0.0パーセント)
  • 「悪化」25.0パーセント(前回33.3パーセント)
  • DIは0.0となり、33.3ポイント好転した。
前年同期比
  • 「好転」0.0パーセント(前回0.0パーセント)
  • 「悪化」50.0パーセント(前回33.3パーセント)
  • DIはマイナス50.0となり、16.7ポイント悪化した。
次期予想
  • 「好転」25.0パーセント
  • 「悪化」25.0パーセント
  • DIは0.0(前回マイナス33.3)となり、前期より好転を予想している。

アンケート結果

質問.日銀松本支店が12月13日に発表した、企業短期経済観測調査(短観)によると、全産業の業況判断指数(DI)は、前回調査(9月)と比較して、1ポイントプラスとなりました。製造業は、マイナス14ポイントと1ポイント好転し、非製造業は、プラス14ポイントと横ばいでした。自社の景況感をどのように感じておられますか。

回答

「好転している」6.5パーセント、「今はないが、今後好転が見込まれる」9.7パーセント、「変わらない」48.4パーセント、「今はないが、今後悪化が見込まれる」22.6パーセント、「悪化している」12.9パーセント。

質問.1.セミナーや講習等、従業員に受講させたいテーマがあれば教えてください。(複数回答)

回答
  • 「設計や加工等技術的な内容に関する講習」19.4パーセント。
  • 「顧客分析や営業活動に関する講習」11.3パーセント。
  • 「パソコン操作等事務の基本に関する講習」12.9パーセント。
  • 「コミュニケーション技術や意欲向上に関する講習」21.0パーセント。
  • 「リーダーシップや組織管理等管理職向けの講習」32.3パーセント。
  • 「業界の最新動向に関する講習」9.7パーセント。
  • 「ビジネスマナーなど若手社員向けの研修」9.7パーセント。
  • 「採用を進めるための研修」4.8パーセント。

 

質問.2.1のうち、特に受講させたいテーマについて、具体的な内容をご記入ください。

回答
  • 電話でのマナーを含めた言葉遣いなどの基本マナー。
  • 採用面接時の見極め。
  • リーダーシップや組織管理等管理職向けの講習。
  • 内向的な社員に向けたコミュニケーション技術の向上を目的とした講習。
  • 事務に役立つExcelの講習を、実際にパソコンで操作しながら。
  • 電気機器組み立て技能士受験用の講座。
  • 電話対応。
  • 管理監督者向けにリーダーとしてどんなことが必要であるかについての講習。
  • 同業他社の現在の状況。
  • CADの講習。
  • 工場はモノを生産するという目的で動いています。いいモノを作るには、チームワークが必要を考えます。チームが1つになる方法(コミュニケーション)があればいいなと思います。
  • Accessの操作方法。できる者が少ないので活用方法。

質問.3.2のセミナーや講習等について、開催を希望する時期があれば、ご記入ください。

回答
  • 3.パソコン操作等事務の基本に関する講習、7.ビジネスマナーなど若手社員向けの研修は4月頃。
  • いつでも。
  • 5月~7月。
  • 可能であれば、月初月末を回避してほしい。
  • 4月(新年度や新入社員など比較的大手の動きが弱い)。
  • 春以降。
  • 冬季(10月-1月)を希望します。
  • 決算期とダブらないような時期。

質問. その他経営上の問題について

回答
  • 管理職の高齢化が進む中で次世代への管理職の育成が進まないため、どう育てるか、あるいはどうやって外部から招聘するかが課題。
  • 新規設備導入が終わりこれからという時に受注が減少しています。営業活動強化を進めています。
  • ベテラン社員から中堅社員への技術引継ぎが思うように進まない。
  • 1~8の項目がすべて横ばいですが、悪化している最中の横ばいなので、事実上は悪化です。仕事量は減っているのに材料費は高く人件費も上がってしまい、弊社のように作業工賃だけでやっている小企業はかなり厳しいです。
  • 新製品開発、海外市場開拓の取り組み加速。
  • 受注環境好転の兆しが見えない。
  • 賃上げ。物価上昇についていけない。須坂インターの産業開発もあり賃金上昇は他地域より早急な対応が必要。原資をどう作るのか。値上げはいいが生産量(販売点数)は相当減っている。=不安定化し生産性を上げづらい。
  • 有能な人材が足りないが、人材確保費用の高騰に追いつけない。賃金上昇も人材紹介会社も、バランスを考えねば中小企業に人は流れてこず、休業・事業停止・企業提携が急増するだろう。
  • 採用難である。
  • 工事受注が増えて、工事現場に張り付く人間が必要で、人員が不足している。
  • 生成AIに絡む半導体関連は好調であるが、実際的に弊社商流の中では回復がいまだに遅れている。

など

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興部 産業連携開発課
所在地:〒382-0911 長野県須坂市大字須坂1295番地1(シルキー2階)
電話番号:026-248-9033 ファックス:026-246-3489
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