動物に由来する感染症を予防するための注意事項

更新日:2024年03月26日

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SARS(重症急性呼吸器症候群)と中国産のハクビシン、タヌキ、中国イタチアナグマ

WHOは、取扱いについて注意を呼びかけています

中国南部のハクビシンとタヌキから、SARSに類似したウイルスが分離されたことから、WHO(世界保健機構)では、これらの野生動物の取扱いについて注意を呼びかけています。
なお、現時点ではハクビシンやタヌキがSARSの流行に関連したとは証明されていません。

厚生労働省では、対策を実施中です

厚生労働省では、WHOによる注意喚起情報を受け、中国産のハクビシン、タヌキ及び中国イタチアナグマについて、予防的措置として以下の対策を実施しています。

  • 関係機関、輸入団体等を通じての当該動物の輸入状況の把握
  • 当該動物の新たな輸入を自粛するよう、動物輸入業者に要請
  • 自治体の調査等により、当該動物の国内における飼育状況を把握
  • 当該動物を取扱う場合の、注意喚起情報の提供

長野県では、県内の飼養状況を調査しました

長野県では、5月28日までに、動物園やペットショップにおける中国産ハクビシンなどの飼育・販売状況を調査しました。
その結果、県内の動物園7か所、ペットショップ216か所のすべてについて、中国産のハクビシンなどが飼育・販売されていないことを確認いたしました。

中国産のハクビシン、タヌキ、中国イタチアナグマを飼っている方へ

ご相談ください

  • 長野県では、動物からの感染症を予防する方法について詳しくお知らせするため、中国産ハクビシン、タヌキ及び中国イタチアナグマを飼っている方を探しています。
  • 飼い主の方は、最寄の保健所または県庁衛生部食品環境水道課(電話:026-235-7154)へご相談ください。

動物由来感染症を予防するにはこんなことに注意しましょう

  • 過剰なふれあいは控えましょう
    細菌やウイルスなどが動物の口の中や爪にいる場合があるので、口移しでエサを与えたり、スプーンや箸の共用はやめましょう。動物を布団にいれて寝ることも、ひっかかれたりするので要注意です。
  • 動物にさわったら、必ず手を洗いましょう
    知らないうちにだ液や粘液にふれたり、傷口にさわってしまうこともあるので、必ず手を洗いましょう。また、珍しい動物には、むやみにさわらないようにしましょう。
  • 動物の身の回りは清潔にしましょう
    飼っている動物はブラッシング、爪切りなど、こまかく手入れをして清潔にしておきましょう。小屋や鳥かごなどはよく掃除をして、清潔を保ちましょう。タオルや敷物、水槽などは細菌が繁殖しやすいので、こまめな洗浄が必要です。
  • 糞尿は速やかに処理しましょう
    鳥やハムスターなどの糞便が乾燥すると空中を漂い、吸い込みやすくなります。糞便に直接ふれたり吸い込んだりしないよう気をつけ、早く処理しましょう。
  • 砂場や公園で遊んだら、手を洗いましょう
    動物が排泄を行いやすい砂場や公園は注意が必要です。特に子どもの砂あそび、ガーデニングの草取りや土いじりをした後は、十分に手を洗いましょう。また、糞便を見つけたら速やかに処理しましょう。
  • 輸入野生動物の家庭での飼育はさけましょう
    人が飼育した経験の少ない野生動物は、様々な感染症を保有している可能性があります。中でも、輸入されている野生動物は、重大な感染症のリスクが高いので、珍しさにひかれて家庭で飼育するのはさけましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康づくり課
所在地:〒382-8511 長野県須坂市大字須坂1528番地の1
電話番号:026-248-9018 ファックス:026-251-2459
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