RSウイルスについて
「RSウイルス感染症」はRSウイルスの感染による呼吸器の感染症で冬~春に流行します。
発症の中心は0~1歳児で、ほぼ100パーセントのお子さんが2歳児までに少なくとも1度は感染すると言われています。多くは軽い症状で済みますが、今年は過去5年間の同じ時期と比べ罹患者数が最も多く、県内でも増えてきていますので気をつけましょう。
どんな症状が出ますか?
- 4~6日の潜伏期間を経て発熱・鼻水などの症状が数日続きますが、多くは軽症で済みます。
- 幼児期における再感染での発症もよくみられますが、その多くは軽い症状です。
- 症状が重くなると咳がひどくなったり呼吸困難などの症状が出現し、場合によっては肺炎などへ進展します。
- 特に、本ページ内の「特に感染しないように注意すべき人は?」に該当するお子さんは、呼吸困難、細気管支炎、肺炎など症状が重くなってしまうリスクが高まりますので気をつけましょう。
特に感染しないように注意すべき人は?

- 生後3カ月以内のお子さん
- 早産で生まれたお子さん
- 生後24カ月以下で基礎疾患などがあるお子さん
どうやって感染しますか?
- 感染している人と接触する。
- 感染している人が咳、くしゃみ、会話をしたときに飛び散るしぶきを吸い込む。
- ウイルスがついている手指や物品(手すり、おもちゃ等)を触ったり、なめたりする。
(注意)RSウイルスには大人も感染するので、お子さんにうつさないようにしましょう。
まずチェック
- 熱・咳・鼻水などが出ていませんか?
- お子さんの周りに熱があったり咳をする人はいませんか?
こんなときは早めに医療機関へ
- 熱・鼻水などが数日出ている。
- 熱・鼻水などの症状が数日続いたあと、咳が出るようになった。
- 呼吸をするとき「ぜいぜい」「ひゅうひゅう」などの音がする。
家庭でできる予防

- 手洗いをしましょう(詳しい手順はこちらをご覧ください)。
手洗いは- こまめに
- 正しい手順で
- 30秒以上かけて洗うことがポイントです!
- 咳が出るときはマスクをしましょう。
- おもちゃなど、お子さんが触る場所はこまめにアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒しましょう。

おそとで遊んだら…
ごはんをたべたいときは…
手をきれいに洗って、ウイルスとさよならしましょう。
手洗いの手順
好きな歌を歌いながら、楽しく手を洗いましょう。
1.流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。

2.手の甲をのばすようにこすります。

3.指先・爪の間を念入りにこすります。

4.指の間を洗います。

5.親指と手のひらをねじり洗いします。

6.手首も忘れずに洗います。

参考:厚生労働省ホームページ
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更新日:2024年03月26日