臥竜公園竜ヶ池周辺施設長寿命化計画を策定しました

更新日:2024年03月26日

ページID: 3752

臥竜公園竜ヶ池周辺施設長寿命化計画(2018年度策定) 概要書

 臥竜公園は、市民の皆様の休息、観賞、散歩、遊戯、運動等総合的な利用に供するために開設されました。2018年度現在、園内にある施設の6割以上が設置から20年以上経過しているため、今後必要となる施設の更新・修繕費用の増大が懸念されることから、臥竜公園の老朽化に対する安全対策の強化と将来の改築・更新に係るコストの縮減や平準化を図ることを目的として、公園施設や遊具の健全度調査、判定結果等を基に須坂市公園施設長寿命化計画を策定しました。本計画に基づき、施設の機能保全に支障となる劣化や損傷を未然に防止するための日常的な維持管理を行うとともに、従来の事後保全型管理に加えて、計画的な補修・更新を行う管理方法(予防保全型管理)を施設の特性に応じて採用すこととします。

1.長寿命化計画対象施設

 須坂市において臥竜公園(総合公園)がレクリエーション需要に対応し、地域活性化の拠点、環境教育の場、環境保全・保護、景観の形成、健康増進等さまざまな役割を果たしていることを踏まえ、これらの機能を安全かつ持続的に発揮させ、市民が安全で安心して利用できるよう、臥竜公園(総合公園)1箇所(332施設)を選定しました。

2. 目的

 公園長寿命化計画を立案し、将来にわたり安全・安心、かつ安定的な公園の運営と維持管理を行い、公園として安全に利用できるよう機能を回復させ、長期間利用可能となる公園施設を目指すことを目的としました。

3. 公園の点検調査結果

 臥竜公園における調査対象施設(332施設)の調査結果から健全状況のレベルを総合的に判断し、施設の補修、更新等の必要性の有無などから4段階のランク付けを行いました。
 調査結果、健全度が低いとされるD、Cの施設は、全体の約3割を占め、中でも健全度Dの施設は36施設と判定されました。

健全度判定の円グラフ
健全度判定一覧
ランク 評価基準 調査結果
(該当施設数)
施設例
A
  • 全体的に健全である。
  • 緊急の補修の必要はないため、日常の維持保全で管理するもの。
159施設 標識・園路舗装
水飲場・銅像等
B
  • 全体的に健全だが、部分的に劣化が進行している。
  • 緊急の補修の必要性はないが、維持保全での管理の中で、劣化部分について定期的な観察が必要なもの。
73施設 遊具・ベンチ
駐車場・照明施設
転落防止柵・階段等
C
  • 全体的に劣化が進行している。
  • 現時点では重大な事故につながらないが、利用し続けるためには部分的な補修、もしくは更新が必要なもの。
64施設 橋梁・あずま屋
管理事務所・照明施設
管理事務所横トイレ等
D
  • 全体的に顕著な劣化である。
  • 重大な事故につながる恐れがあり、公園施設の利用禁止あるいは、緊急な補修、もしくは更新が必要とされるもの。
36施設 竜ケ池・園路舗装
ベンチ・花壇境界木
転落防止柵・階段等

4.公園施設長寿命化の基本方針

 公園長寿命化計画を立案し、将来にわたり安全・安心、かつ安定的な公園の運営と維持管理を行い、公園として安全に利用できるよう機能を回復させ、長期間利用可能となる公園施設を目指すため、日常的な維持管理に関する基本的方針及び公園施設の長寿命化(事後保全型管理及び予防保全型管理)のための基本方針により、公園施設長寿命化を図っていくこととしました。

1. 日常的な維持管理に関する基本的方針

  • 日常点検は、市担当職員(又は市が委託する業者)が、巡回時または適宜実施し、目視により施設の異常の有無を確認する。
  • 定期点検は、市担当職員(又は市が委託する業者)が、建築物を原則1年に1回、目視、触診、打揺診、器具を用いた計測等により、劣化状況を確認する。
  • 各点検により異常が確認された場合は、必要に応じた使用禁止処置を実施する。更に適切な修繕方法を検討し、早急な対策を実施する。

2. 公園施設の長寿命化のための基本方針

  • 優先して改築、更新が必要とされる健全度D・Cに判定された施設は、転落や負傷等の危険性の高い施設で早急に補修・更新を行う。
  • 健全度がA・Bの時点で適切な長寿命化対策を実施し、施設の延命化を図る。

5.長寿命化対策の実施効果

1. 長寿命化と健全度の維持基本方針

公園の管理手法、修繕計画を定めて適切な公園管理、安全・安心な公園づくりに寄与できる。

2. 更新・補修費の平準化

  • 計画的な補修・更新を行うことで費用分散を図り、過度な負担を軽減することができる。

3. 更新・補修費(コスト)の縮減

長寿命化対策により、公園利用者の安全性の確保、公園施設の予防保全的管理による適切な修繕計画や修繕費用の平準化により、毎年、ライフサイクルコスト縮減効果が得られる。

6.実施期間

 年次計画は健全度・緊急度判定、処分制限期間等を考慮し、また、膨大な財源の確保が必要となることから、有利な国等の補助金や交付金、新たな創意工夫した財源確保、官民連携事業等を研究しながら実施期間を策定して行きます。

この記事に関するお問い合わせ先

まちづくり推進部 まちづくり課 臥竜公園管理事務所
所在地:〒382-0028 長野県須坂市臥竜2丁目4番8号(臥竜公園)
電話番号:026-245-1770 ファックス:026-248-1793
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