須坂都市計画道路の見直しを実施しました

更新日:2024年03月26日

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都市計画道路とは

都市計画道路とは、都市の骨格を形成し、都市の健全な発展と秩序ある整備を図るため、都市計画法に基づいてあらかじめルート・幅員等が都市計画決定された道路です。

都市計画道路を都市計画に定める意義は、将来の目指すべき都市像を示す都市計画としての総合性・一体性を確保すること、また、都市計画決定の手続きにより整備に向けた住民との合意形成を図ること等です。

須坂市の都市計画道路

須坂市の都市計画道路は、須坂町の時代である1940年に19路線が内閣認可され、その後、隣村との相次ぐ合併により行政区域が増大し、地域間を結ぶ交通網を整備するために1961年に全面改正を行い、13路線に変更されました。

その後、新たな都市計画道路の決定や変更が行われ、2022年度末時点で19路線が決定され、総延長は合計48,140メートル、その内、整備済延長が23,694メートルであり、整備済延長率は約49パーセントです。

見直しの背景および経過

都市計画道路はこれまで人口増加や市街地拡大を想定し、新たな決定をされてきましたが、現在、少子化等に伴う人口減少や景気低迷等、かつて経験したことのない社会経済情勢に直面しているとともに、多くの未整備のままの都市計画道路が存在する状況にあります。

また、都市計画道路の区域内は、将来における事業の円滑な施行を確保するために都市計画法第53条により建築が制限されており、未整備の都市計画道路を存置させることは住民の権利を過大に制限することとなります。

須坂市ではこの様な状況を踏まえ、今後、交通需要が低下することが予測されることから、都市計画道路全体について必要性を検証し、時代に即した計画的・効率的な整備を進めていくために都市計画道路の見直しを行ってきました。

須坂都市計画道路見直しの主な経過

  • 2005年度 須坂市幹線道路整備プログラムの策定
  • 2007年度 須坂市都市計画道路網検討委員会による検討
  • 2010年度 見直し案の公表、パブリックコメントの実施、地域別説明会の開催
  • 2019~2021年度 第2回都市計画道路見直し検討
  • 2022年度 地元説明会の開催
  • 2023年度 須坂市都市計画審議会・長野県都市計画審議会の開催

都市計画変更の告示(2023年9月28日)

見直し結果および都市計画変更の概要

見直し結果に基づき、2023年9月28日に次のとおり都市計画道路を変更しました。

都市計画道路の具体的な計画線の位置については、まちづくり課都市計画係へご確認ください。

3・5・3号駅前線

見直し結果:一部区間の変更および終点位置の変更

都市計画変更の概要

本路線は1961年の須坂都市計画道路の全面改正に伴い決定され、起点を大字須坂字宗石、終点を大字日滝字宮原とする延長約2,490メートルの道路です。
今回、並行する山田線において、伝統的建造物群保存地区を決定することから、上中町交差点から終点の高山村との行政界までの区間を廃止しました。
このことから山田線が担っていた、上中町交差点から高山村との行政界までの区間の機能を駅前線へ振替えるものであり、終点大字日滝字宮原から高山村との行政界までの延長約630メートルの区間を追加し、終点位置の変更を行いました。
併せて、都市計画法施行令の一部を改正する政令(平成10年政令第331号)及び都市計画法施行規則の一部を改正する省令(平成10年建設省第37号)に基づき、車線数を決定しました。

3・4・4号山田線

見直し結果:一部区間の変更及び終点位置の変更

都市計画変更の概要

本路線は、1961年の須坂都市計画道路の全面改正に伴い決定され、起点を大字村山字柳島の長野市との行政界、終点を大字日滝字宮原の高山村との行政界とする延長約6,810メートルの道路です。
今回、須坂市中心市街地において、伝統的建造物群及びこれと一体をなしてその価値を形成している環境を保全するために、須坂市伝統的建造物群保存地区を決定しました。
このことから、本路線と伝建範囲が重複する区間を廃止するとともに、本路線の上中町交差点から高山村との行政界までの区間が担っている機能を駅前線へ振替えることにより、延長約2,540メートルの区間を廃止し、終点位置の変更を行いました。

3・5・2号飯山線

見直し結果:一部区間の廃止及び起点位置の変更

都市計画変更の概要

本路線は、1961年の須坂都市計画道路の全面改正に伴い決定され、起点を大字須坂字常盤町、終点を小布施町大字都住字松宮とする延長約5,750メートルの道路です。
今回、須坂市中心市街地において、伝統的建造物群及びこれと一体をなしてその価値を形成している環境を保全するために、須坂市伝統的建造物群保存地区を決定しました。
このことから、本路線と伝建範囲が重複する区間である、起点大字須坂字常盤町から国道403号交差部までの延長約600メートルの区間を廃止し、起点位置の変更を行いました。
併せて、都市計画法施行令の一部を改正する政令(平成10年政令第331号)及び都市計画法施行規則の一部を改正する省令(平成10年建設省第37号)に基づき、車線数を決定しました。

3・5・6号八町線

見直し結果:一部区間の廃止及び起点位置の変更

都市計画変更の概要

本路線は、1961年の須坂都市計画道路の全面改正に伴い決定され、起点を大字須坂字常盤町、終点を大字八町字北古屋とする延長約3,410メートルの道路です。
今回、須坂市中心市街地において、伝統的建造物群及びこれと一体をなしてその価値を形成している環境を保全するために、須坂市伝統的建造物群保存地区を決定しました。
このことから、本路線と伝建範囲が重複する区間である、起点大字須坂字常盤町から国道406号交差部までの延長約380メートルの区間を廃止し、起点位置の変更を行いました。

都市計画道路変更概要図PDF

須坂都市計画道路の変更概要図

この記事に関するお問い合わせ先

まちづくり推進部 まちづくり課
所在地:〒382-8511 長野県須坂市大字須坂1528番地の1
電話番号:026-248-9007 ファックス:026-248-9040
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