「須坂市水道事業経営戦略（素案）」および「須坂市下水道事業経営戦略（素案）」対するパブリックコメント結果

須坂市水道局では、「須坂市水道事業経営戦略」を2019（平成31）年5月に、「須坂市下水道事業経営戦略」を2017（平成29）年3月に策定しました。

須坂市上下水道事業を取り巻く環境の変化を踏まえた内容の見直しが必要なことから経営戦略の見直しを検討しています。

その内容についてご意見を募集したところ、「須坂市水道事業経営戦略（素案）」について、4件のご意見をいただきましたので公表します。

意見提出状況

2024年12月18日（木曜日）～2025年1月20日（月曜日）

須坂市水道事業経営戦略（素案）の4項目（有収率、建設改良費、PFAS規制への取り組み計画、水害・土砂災害・地震被害への対応計画）についてご意見をいただきました。

項目「有収率」についてのご意見
ご意見	漏水調査、箇所の推定についてAIの活用や人口衛星の観測データ活用サービスにより経済性・効率性の向上が図れるのではないかと思います。（水道事業経営戦略13ページ）
考え方・対応	衛星画像を使ったAI解析による漏水調査を2024年度に実施しましたので、解析データを活用し有収率の向上を図ります。経済性・効率性の向上が期待されることから、水道事業経営戦略18ページの一文に「有収率の向上」を追加します。

項目「建設改良費」についてのご意見
ご意見	給水人口の減少について、配水系統ごとや配水区域ごとの推定を行い、需要の精度を向上させ、建設改良工程に反映することが必要ではないかと思います。また、このローリングは定期的に行い乖離を分析し、より精度を上げていく必要があります。（水道事業経営戦略19ページ）
考え方・対応	今回の経営戦略は、配水区域を上水道事業、峰の原簡易水道事業の2つの区域に考慮して作成しました。建設改良に係る施設更新の際は配水系統、配水区域について給水人口の減少も含め総合的に検討をします。ローリングについては、水道事業経営戦略 27ページに記載の進捗管理（モニタリング）や見直し（ローリング）を実施し、精度の向上に努めます。

項目「PFAS規制への取り組み計画」についてのご意見
ご意見	発がん性が指摘される有機フッ素化合物（PFAS）について、水道法上の水質基準の対象となった。定期的な検査や対策について計画が必要ではないかと思います。
考え方・対応	水質検査計画に基づき、市内の配水系ごとに水質検査し、結果は市のホームページで公表しています。 PFASのうちPFOS、PFOAについては、水質管理目標設定項目から水道水質基準項目に見直す情報がありますので、引き続き注視をし、対応します。 PFOS（ペルフルオロオクタンスルホン酸）…耐熱性や耐薬品性に優れた界面活性剤で、主に半導体製造や金属メッキの薬剤などに利用されている。 PFOA（ペルフルオロオクタン酸）…耐熱性や耐薬品性に優れた界面活性剤で、主にフッ素樹脂製造の助剤や繊維、衣料、食品包装紙などに利用されている。

項目「水害・土砂災害・地震被害への対応計画」についてのご意見
ご意見	想定される被害発生時の給水対策について具体的な対応計画が必要ではないかと思います。
考え方・対応	須坂市地域防災計画に基づき対応します。