須坂長野東インターチェンジ周辺地区開発について
本開発は、株式会社長工(所在地:三重県四日市市)が中心となって行っている民間開発です。
この開発により、須坂長野東インターチェンジ周辺地区に新複合交流拠点が形成され、須坂市の産業振興のみならず、広域交流の促進に伴い、北信地域全体の活性化にも寄与することが期待されます。
須坂市は、開発地の土地利用の変更や周辺道路の整備を行うなど、本開発を支援しています。
目次
これまでの経過(2022年12月現在)
年度 | 内容 |
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2015年度 |
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2016年度 |
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2017年度 |
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2018年度 |
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2019年度 |
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2020年度 |
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2021年度 |
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2022年度 |
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地域未来投資促進法に基づき作成された基本計画等
地域未来投資促進法に基づく基本計画及び土地利用調整計画の同意について
開発の概要等
開発は、「観光集客施設用地」・「物流関連産業施設用地」・「ものづくり産業施設用地」・「ものづくり産業施設用地2次用地」にわけてそれぞれ行います。
2024年6月10日現在のインター須坂産業団地開発計画図(PDFファイル:2.1MB)
(1)観光集客施設用地
お知らせ
観光集客施設の「(仮称)イオンモール須坂」の名称が、正式に「イオンモール須坂」に決定しました。
発注者 | 株式会社長工 |
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施工業者 | 株式会社北村組 |
開発面積 | 約22.95ヘクタール |
進捗状況 | 開発行為許可、農地転用許可(2021年3月29日) 造成工事着手(2021年6月1日) 造成工事完了(2022年9月22日完了公告) |
立地企業 | イオンモール株式会社 アークランズ株式会社 ルートインジャパン株式会社 |
(2)物流関連産業施設用地
発注者 | 北栄アセットマネジメント株式会社 |
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施工業者 | 株式会社北村組 |
開発面積 | 約11.23ヘクタール |
進捗状況 | 開発行為許可、農地転用許可(2021年6月25日) 造成工事着手(2021年12月1日) 造成工事完了(2023年1月12日完了公告) |
立地企業 (公表企業のみ) |
長野陸送株式会社 |
(3)ものづくり産業施設用地
発注者 | オリオン機械株式会社 |
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施工業者 | 株式会社北條組 |
開発面積 | 約9.02ヘクタール |
進捗状況 | 農地転用許可、開発行為許可(2021年3月29日) 造成工事着手(2021年4月26日) 造成工事完了(2022年9月22日完了公告) |
立地企業 | オリオン機械株式会社 |
発注者 | 株式会社鈴木 |
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施工業者 | 株式会社北條組 |
開発面積 | 約9.02ヘクタール |
進捗状況 | 農地転用許可、開発行為許可(2021年3月29日) 造成工事着手(2021年4月26日) 造成工事完了(2021年12月2日完了公告) |
立地企業 | 株式会社鈴木 |
(4)ものづくり産業施設用地2次用地
発注者 | 株式会社内田鐵工所 |
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施工業者 | 有限会社河東工業 |
開発面積 | 約6.61ヘクタール |
進捗状況 | 農転許可、開発行為許可(2022年9月28日) 造成工事着手(2022年10月11日) |
立地企業 | 株式会社内田鐵工所 |
発注者 | 株式会社第一土建コンサルタント |
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施工業者 | 株式会社北條組 |
開発面積 | 約6.61ヘクタール |
進捗状況 | 農転許可、開発行為許可(2022年10月24日) 造成工事着手(2022年11月1日) 造成工事完了(2023年6月8日完了公告) |
立地企業 | 株式会社オカムラ |
開発地の様子写真
観光集客施設用地・物流関連産業施設用地の様子(2024年9月現在)
ものづくり産業施設用地の様子(2024年9月現在)
ものづくり産業施設用地2次用地の様子(2024年9月現在)
造成工事着手前の写真
観光集客施設用地南西から撮影した写真
ものづくり産業施設用地南東から撮影した写真
道路工事の概要・通行規制
(1)道路工事の概要・予定
須坂長野東インターチェンジ周辺地区開発に伴う道路整備箇所図
【印刷用】須坂長野東インターチェンジ周辺開発に伴う道路整備箇所地図(PDFファイル:1.2MB)
地図上の記号 | 路線名 | 概要 | 工事期間(予定) |
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A・B | 新アクセス道路 (市道幸高福島線~県道村山綿内停車場線) |
L=940メートル W=18.00~11.50メートル |
完了 |
C | 市道福島東畑線 ((主)長野須坂インター線~市道幸高福島線) |
L=500メートル W=21.50メートル |
完了 |
D | (主)長野須坂インター線 | L=270メートル W=25.00メートル |
完了 |
E | 市道幸高福島線 | L=550メートル W=17.25メートル |
2021年12月~2024年秋 |
F | 市道井上松宮中島線 | L=470メートル W=13.25メートル |
2021年12月~2024年秋 |
G | 市道井上小学校福島線 | L=1,300メートル W=13.50メートル |
完了 |
H | 市道井上九反田電鉄沿線 | L=700メートル W=12.50メートル |
2020年12月~2025年3月 一部完了 |
I | 市道井上跨線橋電鉄沿線 | L=900メートル W=14.50メートル |
完了 |
交通規制(2024年6月10日現在)
【印刷用】交通規制箇所図(2024年6月10日現在)(PDFファイル:3.5MB)
地図上の記号 | 路線名 | 規制 |
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E | 市道幸高福島線 | 工事の状況により片側および全面通行止め有り |
F | 市道井上松宮中島線 | 工事の状況により片側通行止め有り(昼間・夜間) 工事の状況により全面通行止め有り(夜間) |
H | 市道井上九反田電鉄沿線 | 工事箇所全面通行止め |
よくある質問(過去の説明会等における質問・回答から)
質問:物流関連産業施設用地の立地企業はどこですか。
回答:立地企業様が公表時期を定め、公表いたします。
質問:インター周辺地区開発について、須坂市民としてはとても楽しみにしています。ただ、交通の関係が少し気がかりです。須坂が活気づくには本当に良いことですので多少の混雑も仕方のないことと思いますが、毎日の通勤に長野須坂インター線、国道403号を通っていますので平日の渋滞はなるべく避けたいのが本音です。渋滞対策についてどのように考えていますか。
回答:ご心配を頂いております開発に伴う交通渋滞に関しまして、須坂市では2019年度に国土交通省の支援事業を活用して、開発地周辺の「交通処理計画」を策定し、増加する交通量に対応するための道路整備工事を2020年度から鋭意進めております。
「交通処理計画」は、増加する交通量に対応するため、開発に必要な交通安全対策や道路整備計画を定めたものです。須坂長野東インターチェンジ周辺地区における交通量を調査し、開発により想定される方面別交通量などについて開発事業者へヒアリングを行い、それらを専門のコンサルタントが解析をして、公安委員会や長野県など関係機関とも協議を行い策定しています。
その後、須坂市では、道路整備工事とあわせて、開発事業者である株式会社長工に対して、「交通処理計画」に基づく交通渋滞対策の実施を申し入れました。
開発事業者の株式会社長工では、想定する方面別交通量に配慮して開発敷地への出入り口の位置を決定しました。進出企業が全国での店舗運営により培ったノウハウをもとに、更に専門のコンサルタントによる交通解析も行い、公安委員会や長野県など関係機関とも十分な協議を行い決定したものです。
交通渋滞は、店舗駐車場がいっぱいで、駐車場に入れないクルマが道路上に滞留することが一番の原因となります。須坂市で整備する道路計画と併せて、進出企業であるイオンモール株式会社では、全国で類似の店舗運営を行う中で、渋滞を起こさない対策として、駐車台数の確保や出入り口の配置だけではなく、敷地内の駐車場周囲にリングロードと呼ばれる、駐車場内でクルマがスムーズに移動できる通路を整備するなどして、クルマを敷地内へ引き込む工夫をする等、様々なノウハウにより渋滞対策について検討をいただいております。
モール等の開店時や大規模なイベントなどでは、一時的な渋滞の可能性はありますが、通常営業のなかで慢性的な渋滞が起きないよう、進出企業と調整を図っております。
なお、須坂市が行うインター周辺地区開発に伴う道路整備の総延長は約5,400mを計画しており、国の交付金を活用するため、市議会や地域の皆様とともに国土交通省へ積極的な要望活動を何度も行い、かつてないほどの予算規模により整備を進めております。引き続き、須坂市としてできる最大限の整備を行い、開発により増加する交通量に対処してまいります。
道路工事中は、通勤等にご不便をおかけいたしますが、今回の開発が須坂市はもちろんのこと長野地域や北信地域全体の発展にとってメリットのある開発となるように、市の総力を挙げて全力で取り組んでまいりますので、引き続き事業へのご理解とご協力、ご支援を頂きますよう、何卒よろしくお願いいたします。
(注釈)リングロードとは、イオンモール株式会社が商業施設敷地内の建物や駐車場の周囲に設置する通路の俗称です。
店舗駐車場が満車の場合でも、道路から施設敷地内へクルマを引き込んで滞留や循環させることにより、周辺の道路で駐車場待ちをするクルマを減少させ、交通混雑を抑える効果があります。
質問:須坂長野東インターチェンジはこのままで良いか。
回答:須坂市では、2015年度にインターチェンジ周辺地区開発への支援に取り組みを始めて以来、開発に伴い、必要な交通渋滞対策を講じるよう、株式会社長工に対し申入れを行い、協議を進めてまいりました。
2019年度には、須坂市が国の補助金を活用して交通処理計画、道路整備計画を策定し、株式会社長工に対して、同計画に基づく交通渋滞対策の実施するよう申し入れを行いました。
株式会社長工では、想定する方面別交通量に対して、進出企業が全国での店舗運営により培ったノウハウをもとに、開発敷地への出入り口の位置等を定め、更に専門のコンサルタントによる交通解析を行った結果、開発による高速道路本線への影響は出ないとの返答を頂いております。
株式会社長工では、高速道路からの交通量を、開発交通量全体の10~15パーセント程度として解析を行っております。この交通量については、須坂市がイオンモール株式会社へ問合せ、類似店舗の状況を確認し、また、公安委員会や須坂警察署、長野県建設部道路管理課や須坂建設事務所など関係機関とも十分な協議を行い、同意を得て決定しております。
質問:周辺道路は現在計画中の改良だけで良いのか。
回答:市道井上松宮中島線につきましては、高速道路を抜けた北側の市道幸高福島線および、市道井上小学校福島線との交差部に付加車線を設置する拡幅改良をし、交通の流れを良くします。
すたみな太郎から高速道路下のボックスを抜ける道路は、ボックス部分を広げることができないこと、また、公安委員会からの意見もあり、高速道路入口や長野須坂インター線への影響を考慮して、交通誘導を行わない路線として交通解析を行っており、現状のままとなります。
高速道路西側側道は、見通しも悪く事故等の恐れもございますことから、なるべくクルマを通さない方向で公安委員会と協議を進めております。
また、ラーメン人力車角の交差点につきましては、人力車西側の市道の改良を開発者の株式会社長工で実施しますので、この改良に合わせ交差点については、公安委員会や須坂警察署、長野県須坂建設事務所と協議を進めております。
開発敷地内の権五郎川への蓋掛けにつきましては、イオンモール株式会社で検討中であります。
なお、インターチェンジ周辺地区開発に伴う道路整備の総延長は5,400メートルを計画しており、国の交付金を活用するため、市議会や地域の皆様とともに国交省へ積極的な要望活動を何度も行い、例年にない予算規模により整備を進めております。引き続き、須坂市としてできる最大限の整備を行い、開発により増加する交通量に対処してまいります。
交通渋滞は、店舗駐車場がいっぱいで、駐車場に入れない車が道路上に滞留することが一番の原因となります。
須坂市で整備する道路計画と併せて、進出企業であるイオンモール株式会社やアークランズ株式会社では、全国に類似の店舗運営を行う中で、渋滞を起こさない対策として、駐車場の台数確保や出入口の位置や数等の配置だけではなく、敷地内にリングロードと呼ばれるセンターラインの入った交互通行ができる通路を整備して、クルマを敷地内へ引き込む工夫をする等、様々なノウハウにより渋滞対策について検討をいただいております。
モール等の開店時や大規模なイベントなどでは、一時的な渋滞の可能性はありますが、通常営業のなかで慢性的な渋滞は起きないよう、進出企業と調整を図っております。
質問:市道井上小学校福島線は通学路となっているが、交通安全対策をどう考えているか。
回答:今回の道路整備において両側に歩道を設置するとともに、主な交差点に信号機を設置することを公安委員会と協議しています。
質問:既存集落への交通流入防止策をどのように考えていますか。
回答:物理的に通行しにくくするなど、状況をみながら関係区をはじめ、須坂警察署等とも相談しながら検討してまいります。
質問:令和元年台風19号災害の発生により、今回の開発地への立地を予定している企業の皆さんが、立地を断念することはないですか。
回答:立地を断念するということはお聞きしておりません。
立地(予定)企業様からは防災面で様々な役割を果たしたいとのお話をいただいております。
質問:開発地内にできる施設は、災害時の避難場所になりますか。
回答:災害時には防災拠点としての機能が確保できるよう、須坂市から立地(予定)企業様へお願いしています。
質問:開発地内の雨水処理はどのように行いますか。
回答:開発地内の雨水は県の技術基準にそって整備する調整池へ全て流入させ、雨水量を調整したあとに権五郎川へ放流する計画となっています。
質問:開発地は土地的にも低い場所であるが、水害対策をどう考えているのか。
回答:立地(予定)企業様には令和元年台風19号時の豪雨を踏まえて、盛土による敷地の嵩上げなどを検討していただいております。
また、千曲川については、国の緊急治水対策プロジェクトにおいて令和9年度を目標にして、狭さく部解消や河道掘削、遊水地整備などが予定されており、流下能力の向上が期待されています。
なお、須坂市では国や県の支援を得て、排水機場の更新も進めています(福島北排水機場は2024年度から更新にあわせ能力増強を実施します)。
質問:周辺農地への用水の確保はどうなるのか。また権五郎川を含む用水路の管理はどうなるのか。
回答:河東土地改良区と協議した結果をもとに、周辺農地における耕作に影響がないよう用水路を整備(付け替え等)します。
また、用水路の管理については、開発事業者、立地(予定)企業様、河東土地改良区と連携し検討してまいります。
更新日:2024年06月10日