須坂市立地適正化計画(素案)に対するパブリックコメント結果
計画の策定について、市民の皆様からご意見を募集しましたので、いただいたご意見を公表します。
なお、計画の公表は2024年4月1日を予定しています。
意見を募集した項目
いただいたご意見
提出された意見 2件(提出者数 1人)
意見1「新須坂市形態の構築について」
郊外地の未活用農地への住地域を計画的に設定することで、荒廃地の有効活用と自然にマッチした住環境を構築する
住環境を考慮した移住層へのアプローチ
都市(市街地)集中型から、郊外あるいは農村地域も網羅した広域を想定し、住、商、工、交通を総合的にリンクさせた街づくりを構築する構想が必要ではないか
都市集中型の思想から郊外の住環境重視の思想への意識転換が必要
交通については、マイカー、ライドシェア、電動シニアカートも考慮した交通体系を構築する必要
意見への回答
本市では既に人口減少が進んでおり、人口減少を緩和するための施策に努めていますが、少子・高齢化による人口の自然減(出生数減少と死亡者数増加)は、現在の年齢構成によるものであることから、人口増加に転ずることは現実的でない状況です。
また、高齢化に伴う扶助費等の増加が見込まれる一方、人口が増加していた時期に整備した公共施設や都市基盤がこれから更新の時期を迎えるため、今後の財政的な制約は一層強まることとなります。
このため、人口減少と高齢化を前提として、将来にわたり持続可能な都市運営を続けていくための方策を検討することが不可欠となっています。
須坂市全体として人口減少が進むと、利用者人口に支えられている医療、福祉、子育て支援、商業、公共交通等の生活サービスの提供が、将来的に困難になることが懸念されます。このため、人口減少が進む中でも、一定の人口密度を確保する区域を定めることにより、生活サービスを維持することが重要であり、コンパクトなまちづくりと、これと連携した公共交通ネットワークを形成することが基本となります。
そのうえで、本市の立地適正化計画では、須坂市全体として持続可能な都市を実現するため、市街化調整区域、都市計画区域外において、生活交通の確保をはじめとした定住環境やコミュニティの維持に努めることが必要と考えております。
いただいたご意見に関連する内容としては、農村・集落では、人口減少下においても自然環境や地域資源が維持・保全できるよう、ゆとりある居住環境を生かして、担い手となるコミュニティの維持に努めます。
第5章の誘導施策においては、コミュニティを支える定住人口の維持や地域特性に応じた多様な手段により地域のモビリティの確保を位置付けております。
今後、誘導施策の実施においては、頂いたご意見も参考としながら進めてまいります。
意見2「第5章(誘導施策)第1(居住)」
農村集落におけるオーナー制の体験農業の推進(農業小学校の後継事業?)
荒廃農地の有効活用および地域おこし協力隊の活動と連携を考慮
農村部における空き家活用へのリニューアル支援、農村部への移住促進、活性化
意見への回答
いただいたご意見に関連する内容としては、第5章の誘導施策において、地域資源を生かした多様な交流機会の創出の方針のもと、グリーンツーリズムなど体験・交流型農業の推進や、 市街化調整区域の空き家活用における用途制限緩和の検討を位置付けております。
ご意見を踏まえて、関係機関とも調整しながら効果的な施策の推進に努めます。
意見募集期間
2024年1月9日(火曜日)から2024年2月8日(木曜日)まで
意見を提出できる方
- 市内に住所を有する方
- 市内に勤務する方
- 市内に在学する方
- 市内に事務所または事業所を有する方
- 上記のほか、本事案に利害関係がある方
更新日:2024年03月26日