高甫地域文化財史跡 明徳社奥社
98番 明徳社奥社
妙徳山の山頂近くの沢に明徳社奥社(石祠)が祀られており、上八町区が毎年6月にお祀りしている。
小学5年生の登山は、この祠で休憩するのが恒例。
大雪でお社が崩れてからは、ご神体は上八町の神社に移された。ご神体は白鬚(シラヒゲ)大明神で農業神あるいは雨乞いの神、牧場の神とも言われ馬に乗っている。明治40年(1907)に上八町の霧原大元神社に合祀された。
妙徳山頂の南斜面にも明徳社があり白鬚大明神が祀られていたが盗難防止のため、蓮台寺に遷座している。「西暦737年に越智泰澄(加賀の白山を開き、北陸、関西各地に数々の仏寺を開創した学徳兼備の高僧として知られる)が、済生利民(さいせいりみん)を祈念して妙徳山を開き白鬚大明神をお祀りした」と言われている。
白鬚大明神は本来竜神、つまり雨神で霊験あらたかといわれ、旱魃(かんばつ)に苦しむときには、馬を水につけて雨乞いをしていた。(近年はあまり行われていないが、蓮台寺ではしばらく前に行われたようである)。
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更新日:2024年03月26日