高甫地域文化財史跡 三峰権現

更新日:2024年03月26日

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60番 三峰権現

権現様の写真と祀られている場所を表している写真

妙徳山の山頂から西に下った尾根に祀ってある。
三峰山頂にある権現ということで三峰権現といっているが、下八町史に金比羅権現 草山三峰山頂と記されてることから、火防盗難除けの神の三峰山とは異なり、金比羅権現と見るべきだろう。
祠の右側面に上八丁持と刻まれている。
ここは上八町で2年に一度、妙徳社奥社の祭事に併せお祭りが行われている。
小学校全校登山の6年生のコース。
権現から尾根沿いに西側一帯を草山と言うが、宝永6年(1709)に上八町村が土地の入込(現在の入会)で「上八町村には権利がないとする下八町村の考えに納得できない」と奉行所に訴え出た。翌年、大廣院と真光寺が仲裁に入り「何事も上、下でなく八町村一本ということで」決着したが、50年後の宝暦8年(1758)に今度は下八町が不満として奉行所に訴えた。翌年、裁許状で「草山は、上下共入会として草を刈るべし」と示され、草山論争は決着した。

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