須坂市高山蝶保護対策事業について
1.目的
破風高原に生息する高山蝶のベニヒカゲ(県指定天然記念物)について、近年生息環境の変化や一部採集家による違法捕獲によって急激にその数を減らしたため、違法捕獲の防止と保護指導を第一の目的として、平成3年度からパトロールを実施してきました。
また、峰の原高原にもベニヒカゲとミヤマモンキチョウ(同じく県指定天然記念物)が生息しており、違法捕獲の対象となっていることが判明したため、平成9年度から合わせてパトロールを実施してきました。
しかしながら、いまだ違法捕獲者が絶えない状況にあるため、引き続き今年度もパトロールを実施することになりました。
なお、適切な保護措置を講ずるために、高山蝶の発生・生息状況の変化を正確に把握する等、高山蝶の状況等の調査を行います。パトロールと状況調査の記録票をまとめ、これまで蓄積しているデータとの比較検討も行います。
ミヤマモンキチョウ(高山蝶)(須坂のまるごと博物館のサイト)
2.パトロールの期間
峰の原高原と破風高原のパトロールは、7月上旬から9月上旬まで高山蝶パトロール員と事務局が複数人で高山蝶の発生状況及び飛翔範囲の確認をします。また、須坂警察署もパトロールを実施します。
3.令和6年度高山蝶保護対策事業の日程
(1)第1回須坂市高山蝶保護対策会議
- 決議日 2024年5月28日(火曜日)
- 内容 2024年度須坂市高山蝶保護対策事業について
4.高山蝶観察会「破風高原の植物と高山蝶ベニヒカゲに会おう」のお知らせ
2024年度の観察会は終了しました。
場所 | 上信越高原国立公園 五味池破風高原 第二駐車場 |
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内容 | 五味池破風高原で、植物を観察しながらの片道約1時間の山歩きと、長野県天然記念物の高山蝶「ベニヒカゲ」の観察。 山歩きと蝶の観察終了後、希望者のみ昼食(別途参加費必要)。 |
対象 | 往復で約3時間の山道を歩ける方(おおむね小学3年生以上)。 (注意)小・中学生は保護者同伴が必要 |
講師 | 高山蝶保護パトロール員 |
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更新日:2024年09月17日