特定外来生物について
特定外来生物とは
人間活動によって他の地域からもちこまれた生物(外来生物)のうち、健康被害を発生させるおそれがあったり、農作物や地域の自然環境に大きな影響を与えたりするものを「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により『特定外来生物』として指定しています。
特定外来生物による被害を防ぐため、飼育栽培・運搬・保管・運搬・野外に放つ・譲渡引渡は原則禁止されています。
(注意)以上の項目に違反した場合、最高で個人の場合は3年以下の懲役もしくは、300万円以下の罰金が科せられます。法人の場合は1億円以下です。
私たちにできること
外来生物の中には、繁殖力が強く、あっという間に増えてしまう種類があります。一度広がってしまった外来生物を駆除するには多くの労力がかかります。外来生物を「入れない、捨てない、拡げない」の3原則を守ることが重要です。
市内においても、アレチウリやオオキンケイギク等の特定外来生物の繁茂が確認されています。特にオオキンケイギクはきれいな黄色い花が咲くため、特定外来生物とは知らずに移植してしまう場合もあるので注意しましょう。
また、荒廃農地や林地等での繁茂拡大も確認されています。早期の駆除が被害拡大を抑える有効な手段のため、土地所有者の方は必要に応じ対応をお願いします。
アレチウリ

生育速度が非常に速いつる性植物で、長いものでは10メートル以上にもなります。
5月から10月頃までが芽生えの時期で、繁殖力が非常に強く、周辺を覆いつくすことで他の植物の生育に影響します。
効果的な駆除(抜き取り)のポイント
- 種子をつける前に抜き取る。
- できるだけ小さいうちに抜き取る。
- 年に数回抜き取る(6月中旬、7月下旬、9月上旬など)
- アレチウリが現れなくなるまで数年間続ける。
アレチウリ駆除全県統一行動日

7月の最後の日曜日は「アレチウリ駆除全県統一行動日」です。
この行動は平成17年度から実施していますが、須坂市でもこの日に合わせ、毎年3地区(日野、井上、豊洲)の河川敷で、地域住民の皆様のご協力によりアレチウリ駆除活動を実施しています。
オオキンケイギク

5~7月頃にかけて黄色い花を咲かせます。以前は道路緑化に利用されたり、観賞用の花としても生産されていましたが、繁殖力が非常に強く、他の植物の生育に影響を与えます。
効果的な駆除(抜き取り)のポイント
- 実をつける前に根ごと抜き取る。刈り取りも一定の効果があります。
- ビニール袋などに密閉して、燃えるゴミとして処分してください。
(注意)須坂市内でセアカゴケグモの発見事例があります
2024年8月に須坂駅前周辺でセアカゴケグモが発見されました。発見された個体は駆除され、咬まれた方や健康被害を訴えている方はおりません。
攻撃性の低いクモですが毒を持っており、触ると咬まれることがありますので、見つけても触らないように注意してください。咬まれた場合は医療機関を受診してください。
発見した場合は、家庭用殺虫剤や靴で踏みつける等の方法で駆除してください。
詳細は下記プレスリリースをご確認ください。
その他の外来生物
ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシは4~5月頃に淡いオレンジ色の花が咲く外来植物で、市内各所で生育が見られます。法律等で生育が禁止されたり、生態系に被害を与える植物(注釈)ではありませんが、繁殖力が強いため、周辺の植物の生育に影響する場合があります。
また、皮膚が弱い人が葉や茎に触れると、かぶれることがあります。
(注釈)特定外来生物、生態系被害防止外来種
その他
その他の特定外来生物(148種)のうち、長野県内では24種が確認されています。(2022年7月末現在)
外来生物の詳細については、下記のホームページをご覧ください。
この記事に関するお問い合わせ先
市民環境部 生活環境課
所在地:〒382-8511 長野県須坂市大字須坂1528番地の1
電話番号:026-248-9019 ファックス:026-246-0750
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更新日:2025年06月13日