第14回信州公衆衛生学会での発表(妊娠期からの切れ目ない支援についての研究・健康スムージーの研究)

更新日:2024年03月26日

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第14回信州公衆衛生学会

開催日:2019年8月24日(土曜日)
会場:長野市保健所
テーマ:「人生100年時代を地域と共に生きる~健康長寿長野県を未来へつなげるために~」

発表内容

「妊娠期からの切れ目ない支援についての多職種連携母子保健システムの地域介入研究 -須坂トライアル」

長野県須坂市の母子保健事業として実施した「妊娠期からの切れ目ない支援についての多職種連携母子保健システム―須坂トライアル」の検証結果が国立成育医療研究センターこころの診療部乳幼児メンタルヘルス診療科医長の立花良之氏により発表されました。

発表要旨

周産期メンタルヘルスケアを多職種で連携して行う有効な地域母子保健の介入プログラムの開発と効果検証を目的とした。このプログラムを平成26年度長野県須坂市の母子保健事業として実施し(以下「須坂トライアル」という。)、事業開始前の平成25年度と比較して、介入プログラムの効果を検証した。事業開始時後に妊娠届出をした妊婦210人と、事業開始前に妊娠届出をした妊婦139人について、産後の3~4か月児健診時のエジンバラ産後うつ病質問票の合計点および母子保健サービスの受療状況を比較した。須坂トライアルが親子と保健センターとのつながりをより深くし母子保健サービスの受療率を向上する効果があることが示された。

「信州須坂健康スムージーの食後血糖値上昇に及ぼす影響」を長野県短期大学 杉山英子氏の協力で検証しました。

須坂市では平成29年度から「信州須坂健康スムージー」事業を推進しています。野菜と果物を主材料とするため「ヘルシー」というイメージが形成されつつある一方、果物は血糖値を上げやすいのではないかとの懸念もあり、「信州須坂健康スムージー」が血糖値上昇にどのような影響を与えるのかを検証しました。

発表要旨

2種類の「信州須坂健康スムージー」について、白飯200グラム摂取後の血糖値上昇に対する影響を検討した。
「健康スムージー」100グラムを飲用後に白飯200グラムを摂取したことによる、血糖値上昇への影響は特に認められなかった。
その2種類のスムージーについて、1.野菜を増やす、2.質を加えるという改変型スムージーを調製し、その効果を同様に調べた結果、食後30分の血糖値上昇が抑制される傾向が認められた。

信州公衆衛生学会とは

長野県の健康長寿を科学的に評価・研究し、今後も継続させるために関係者が一堂に会し情報交換を行う場です。

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この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康づくり課
所在地:〒382-8511 長野県須坂市大字須坂1528番地の1
電話番号:026-248-9018 ファックス:026-251-2459
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