【最新号の特集】広報須坂3月号

更新日:2026年02月27日

ページID: 5656

命をつなぐ最前線 須坂の消防力

特集の見出し画像。消防、救急、救助が活動する写真。

もしも火災が起きたら…。もしも目の前で人が倒れたら…。不測の事態に消防職員は119番通報を受け、365日昼夜を問わず、迅速かつ正確に駆けつけます。

今月はそんな「皆さんの命や暮らしを守る最前線の砦(とりで)」である須坂市消防本部を特集します。

須坂市消防本部

須坂市消防本部は須坂市・小布施町・高山村を管轄しており、須坂市消防署・小布施分署・高山分署を配置し、須高地域約6万5000人の生命と財産を守っています。

また、消防署・分署にはそれぞれ管轄がありますが、災害の規模に応じて迅速かつ十分な対応ができるよう応援・連携体制を整えています。消防職員は現在93人が勤務しています。

出動と出動件数

出動は大きく分けて火災・救急・救助の3つがあり、事案に適した人員と車両が出動します。通報を受けてから、出動するまでの平均時間は1分、現場到着までの平均時間は6・6分です。

2025年の須高地域の出動件数は、火災が60件、救急が3677件で1日平均10・05件となります。過去5年間の種類別出動件数は、表のとおり推移しています。

須高地域の過去5年間の火災出動件数
須高地域の過去5年間の救急出動件数

須高地域の安全を守る隊員と車両

隊員

火災・救急・救助などの災害により、装備が変わります。署内にいる時など平時は「活動服」で勤務しています。

消防隊の活動服と防火衣

火災などの通報により、いち早く現場に向かい、消火活動などを行います。

救急隊の活動服と感染防火衣

傷病者に応急処置を行い、医療機関へ搬送します。

救急隊の活動服と個人装備

人命救助のスペシャリスト。事故や災害から要救助者を救出します。

救助隊の化学防護服Aタイプ

核・生物・化学兵器などによる特殊災害(NBC災害)現場で着装し、活動します。

車両

屈折はしご付き消防車
屈折はしご付き消防車

最長25メートル、建物の8階まで伸びるはしごを持ち、ビルなど高所での消火や救難に活躍します。地表下6メートルまで下降可能なため、橋脚下・崖下の救助も可能です。

消防ポンプ車
消防ポンプ車

消火薬剤を搭載し、水では消火できない油火災などの消火に威力を発揮します。

救助工作車
救助工作車

事故や災害、危険物質などによる特殊災害の救助活動に必要な資機材を積載し、さまざまな災害に対応します。

水槽車
水槽車

水槽に10トンの水を積載しており、水利確保が難しい火災現場へ出動し、ポンプ車などに送水します。

救急車
救急車

傷病者を一刻も早く病院へ搬送する車両です。救急救命士が同乗し、初期対応や高度な救命処置を行います。

須高地域を守るため日々訓練を重ねています

訓練画像(立抗訓練、土砂災害対応訓練、山間地訓練、屈折はしご車訓練、救急訓練、水難救助訓練)

119番通報は落ち着いて状況と場所をはっきりと

119番通報の流れ

NET(ネット)119緊急通報システム

音声で119番通報することが困難な聴覚・言語機能に障がいのある方が、スマートフォンのインターネット機能を使って円滑に通報できるシステムです。通報用ウェブサイトへアクセスし、「火災」「救急」などの種別と、通報者の現在の位置情報を入力すれば、すぐに通報することができます。

ご利用するには事前登録が必要になりますので、お住まいの障がい福祉担当窓口へお問い合わせください。

須坂市福祉課(電話026-214-7019)
小布施町健康福祉課(電話026-214-9118)
高山村健康福祉課(電話026-242-1201)

長野県救急安心センター事業【#7119】

病院へ行く?救急車を呼ぶ?…迷ったら

「すぐに病院に行った方がよいか」や「救急車を呼ぶべきか」を悩んだりためらう時に、医療従事者に電話で相談できるものです。

「♯7119」で医師・看護師・相談員が電話口で症状などを聞き取り、「緊急性」や「病院を受診する必要性」などを判断します。緊急性が高くない場合は、受診可能な医療機関の案内や受診のタイミングをアドバイスします。

緊急・重症の場合は迷わず119番通報してください。

相談内容
大人(おおむね15歳以上)の方の病気やケガなどの救急医療に関する相談(子どもは#8000をご利用ください)

相談日時
平日 午後7時〜翌朝8時
土・日曜日、祝日、年末年始 午前8時〜翌朝8時

12カ国語に対応しています。
#7119でつながらない場合は026-231-3021。

指令センターの共同運用を開始します

4月1日から「長野須坂消防指令センター」の運用が始まります。これまで須坂市消防本部および長野市消防局それぞれで受けていた119番通報を、共同消防指令センター(長野市)で受け付けます。

須高地域に詳しい須坂市消防本部の職員が常駐します。

消防車や救急車はこれまでと変わらず、須坂市消防本部から出動します。
出動や到着が遅れることはありませんので、ご安心ください。

長野須坂消防指令センター
長野須坂消防指令センターの管轄区域

共同消防指令センター

共同消防指令センターとは、複数の消防本部(局)が協力して1つの消防指令センターを設置し、各市町村の119番通報を一括して受信・指令する施設です。高度な消防指令システムを導入することで、迅速かつ効率的な消防・救急活動が可能になります。

災害に強い消防体制

地震や風水害などの大規模災害発生時には通報が集中し、従来の指令体制では指令業務に支障を来していました。共同消防指令センターでは、消防本部(局)の職員が連携して災害対応にあたるため、安定した指令業務が可能となり、応援体制もスムーズに構築できます。

より正確な情報伝達(LIVE(ライブ)119)

通報者のスマートフォンなどから映像を共有できるシステム(LIVE119)を導入します。火災の状況や、事故現場の状況などをリアルタイムで把握できるため、的確な指示や情報伝達が可能になります。

スマートフォンなどの事前設定は不要です。
指令センターから送るショートメッセージに記載される専用のURLから開始できます。
動画送信にかかる通信料が発生します。

消防情報ダイヤルの電話番号が変わりました

火災や救助など災害発生時に自動音声で案内している消防情報ダイヤルの電話番号が機器更新に伴い変更になりました。

(新)消防情報ダイヤル026-266-0119

長野県消防職員意見発表会で優秀賞を受賞

宮川ゆみえ消防司令補(予防課所属)

2月5日、長野県消防長会が主催する「第47回長野県消防職員意見発表会」がメセナホールで開かれ、須坂市消防本部代表の宮川ゆみえ消防司令補(予防課所属)が優秀賞に選ばれました。その発表を要約して紹介します。

「みんなにやさしい」

「ピッ…」家族が寝静まった夜中、電子音が鳴った。「ああ、住宅用火災警報器(住警器)だ」。翌日、寝室天井の住警器を取り外すため脚立に上った。ネジで固定された土台から本体を取り外し、電池を抜くと電子音は止まった。

また、あの電子音が鳴った。寝室と同じ時に設置した階段上部の住警器がライトを点滅させ、電池切れを訴えている。脚立で上ろうとしたが、「怖っ…」とためらった。階段最上段で脚立に乗る行為はただただ恐怖でしかない。以前から私は思っていた、なぜ天井、なぜネジ式。

住警器は火災を早期に認知させ、逃げ遅れを防ぐことが一番の目的である。2023年の全国調査によると、住警器が作動した火災926件のうち、火災を最初に認知したのが「住警器の鳴動音」とするのが341件で36.8パーセント。次いで、煙・火炎が309件で33.4パーセント、においが9.9パーセント…。住警器が作動すれば3分の1以上の人が、人間の五感よりも早く火災に気付いていることになる。

私自身、住警器は火災の早期認知に有効だと実感すると同時に、ネジ式住警器の取り付けや電池の交換はとても危険だということを改めて認識した。脚立や椅子に乗り、小さなネジをドライバーでねじ込んでいく作業。できない人も多いだろう。やさしくない。

そこで、住警器の設置方法に「壁に」「シール式」を提案したい。シール式は地震での家具転倒防止にも使われているスチレン系ジェルの粘着力を利用する。貼るだけなら高所で力作業を長時間しないで済む。また、壁への設置を推奨する。住警器にフックを付け、杖(つえ)や傘などの先端にかけられるようにすれば安全に設置できる。

命を守るための住警器。条例で決まっているからではなく、火災で逃げ遅れないために住警器を設置してほしい。「壁に」「シール式」の住警器、「みんなにやさしい」住警器を。

安心して暮らせるまちを目指して

須坂市消防署長 山田昇一

須坂市消防署長 山田昇一

須坂市消防署の職員は、須坂市消防署43人、小布施分署18人、高山分署15人。それぞれ3交替制(24時間勤務〜非番〜週休日の繰り返し)で365日休まず活動しています。火災、救急、救助などの緊急出動はもちろんのこと、火災予防のための広報啓発、建物の検査・指導、救命率が向上するための講習会など活動は多岐に渡っています。
私たちは、このまちと皆さまの安心・安全を守るため、これからも高い使命感を持って全力で活動してまいります。皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

林野火災注意報と林野火災警報の運用開始

2025年2月の大規模な林野火災(岩手県)を受けて、1月1日から「林野火災注意報」と「林野火災警報」の運用が始まりました。

発令時は、防災行政無線・車両広報・SNSなどでお知らせします。郷土の豊かな自然を守るため、皆さまのご理解とご協力をお願いします。また日頃から、火の取り扱いには十分にご注意ください。

たき火、山林などでの火入れ、喫煙なども含まれます。
消防署へ「火災とまぎらわしい行為の届出」をしている場合も対象になります。

林野火災注意報

空気が非常に乾燥し、林野火災が発生しやすい気象条件のときに発令します。

努力義務
林野および周辺の指定区域では、屋外での火の使用を控えてください。

林野火災警報

林野火災注意報に強風注意報が加わるときに発令します。

義務
林野および周辺の指定区域では、屋外での火の使用はできません。

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電話番号:026-248-9017 ファックス:026-246-0750
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