市長のコラム 2025年4月

更新日:2025年04月24日

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2025年4月24日(木曜日)

「ながの保護だより」安全で安心な地域社会の推進に向けて

更生保護法人長野県保護観察協会発行の「ながの保護だより」に寄稿させていただきました。

 

保護司はじめ更生保護関係者の皆様には日頃より更生保護活動を通じて、安全で安心なまちづくりにご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

刑法犯の検挙件数は減少傾向にあるものの、再犯率は横ばいの状況です。検挙された者の約半数が再犯者という状況が続いています。安全で安心な地域社会を実現する観点から再犯防止を推進することは重要な課題であると考えます。

罪を犯した方の中には貧困・住居・就労・疾病・障がい・高齢などの多種多様な問題を抱え、自ら支援を求めにくい、または求めることができない方が多く存在しています。利用できるはずの支援や制度があるとしても情報や認識不足などの理由により、必要な支援に結びつかず、社会的な孤立などを理由に再び犯罪を重ねてしまうケースも少なくありません。再犯という「負のスパイラル」を断ち、社会で自立するためには本人が立ち直るために努力することも当然に必要ですが、更生保護関係者、民間、行政がそれぞれの強みを生かしつつ連携・協力して更生保護活動や支援をしていくことが重要です。

須坂市では第3次須坂市地域福祉計画・第4次須坂市地域福祉活動計画の中で犯罪や非行をした人が地域社会の一員として復帰し、犯罪被害のない地域づくりを目指す再犯防止推進計画を策定しています。また孤独・孤立の対策として、行政と関係機関が連携し総合的な取り組みを検討するため「須坂市孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム推進協議会」を設置し、関係機関および民間団体が分野を横断して協議を進めています。

更生保護活動の取組みは「誰にでも居場所と出番がある」社会を目指すものです。地域の誰もが安全で安心して生活できるよう、更生保護関係者の皆様には引き続きのお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

(原文は須坂市福祉課作成)

須高地域の保護司などの活動は、須高地区保護司会会報「須高保護だより」をご覧ください。
 


【保護司】
犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間のボランティアです。保護司法に基づき、法務大臣から委嘱された非常勤の国家公務員とされていますが、給与は支給されません。保護司は、民間人としての柔軟性と地域の実情に通じているという特性をいかし、保護観察官と協働して保護観察に当たるほか、犯罪や非行をした人が刑事施設や少年院から社会復帰を果たしたとき、スムーズに社会生活を営めるよう、釈放後の住居や就業先などの帰住環境の調整や相談を行っています。このような保護司は、全国に約47,000人います。

【協力雇用主】
犯罪をした者等の自立及び社会復帰に協力することを目的として、犯罪をした者等を雇用し、又は雇用しようとする民間の事業主の方々です。現在、全国で約25,000の協力雇用主が協力しています。犯罪や非行をした人の就労支援を一層推進していくためにも、保護観察所では協力雇用主を募集しています。

【更生保護女性会】
地域社会の犯罪・非行の未然防止のための啓発活動を行うとともに、青少年の健全な育成を助け、犯罪をした人や非行のある少年の改善更生に協力することを目的とするボランティア団体です。全国で約13万人おり、地域の公民館、学校等に地域住民の参集を求めて、その地域の実情に即した非行問題等を話し合うミニ集会のほか、親子ふれあい行事や子育て支援の活動などに取り組んでいます。

【更生保護事業】
犯罪をした人や非行のある少年が善良な社会の一員として改善更生することを助けることなどを目的とした事業で、「宿泊型保護事業」、「通所・訪問型保護事業」及び「地域連携・助成事業」の3種類があります。

【更生保護法人】
更生保護事業法に基づき、法務大臣の認可を受けて、更生保護事業を営む民間団体です。更生保護法人は、更生保護施設を設置・運営して被保護者に対する宿泊場所を提供しての自立支援、金品の給貸与や生活の相談支援の実施のほか、更生保護の地域連携体制の整備、犯罪をした人たちの更生を助けることを目的とする事業に対する助成や連絡調整、これらの事業に関する啓発等を行っています。

上記の用語の説明は法務省ホームページから引用
 

2025年4月17日(木曜日)

中山晋平二つの映画 「シンペイ-歌こそすべて」と「ララ、歌は流れる -中山晋平物語」 (人は環境に影響される)


音楽映画「シンペイ~歌こそすべて」が、北京国際映画祭の日本映画週間オープニング作品に正式招待されたと、新田博邦プロデューサーから教えていただきました。

北京国際映画祭は上海国際映画祭と並び中国を代表する映画祭のひとつです。世界各国の多彩な作品が上映され、映画産業における国際交流の場として注目されています。映画市場や商談会も併設され、アジア圏での配給や展開の大きなチャンスの場でもあります。

「昨年12月10日の完成披露上映に中国映画祭の関係者が来て、上映後に打診を受けた」とのことです。北京での上映を機にアジア全域での注目度がさらに高まることが期待されます。

「シンペイ~歌こそすべて」は、上田市、長野市、松本市などで先行上映され、私は合計3回観賞しました。また観賞したいと考えています。
 


文部科学省選定映画「ララ、歌は流れる-中山晋平物語」(2007年制作)

長野市の児童文学作家の和田登さんが、2025年2月4日に89歳でお亡くなりになりました。

和田さんは中山晋平の評伝「唄の旅人 中山晋平」を出版され、映画「ララ、歌は流れる-中山晋平物語」の脚本を担当されました。

この映画は「シンペイ~歌こそすべて」とは異なる面白さがあります。新民謡の先駆けとなった「須坂小唄」も映像とともに紹介されています。市立須坂図書館で借りることができますので、ご覧下さい。
 


中山新平は「證城寺の狸囃子」を作曲する際、冒頭の「證城寺、證城寺」を無断で「しょ、しょ、證城寺」に改変し、作詞者の野口雨情から抗議を受けたが、「しょ、しょ」のおかげでかえってヒット曲になったという話が残っています。カチューシャの唄では 「神に願いをかけましょうか」に「ララ」を追加しました。中山晋平は文学にも造詣が深かったとのことです。

2025年4月10日(木曜日)

随所に主となる

4月は人事異動の季節です。

私は「須坂商工会議所主催 令和7年度新入社員研修会開講式」および「須坂市役所新規採用職員研修」において、「随所(ずいしょ)に主(しゅ)となる」という言葉を紹介しました。

「随所に主となる」とは、臨済宗の開祖、臨済義玄の言行をまとめた『臨済録』にある「随処作主 立処皆真」という一説です。「随処に主となれば 立処(りっしょ) 皆な真なり」。この意味は、それぞれの立場、場所で、なすべき務めを精一杯果たせば、真価を発揮することができる、生きがいを見出すことができるという意味とのことです。

個人的なことですが、私は県職員時代に二度、左遷だといわれたことがありました。

一度目は、秘書課長から企業局地域開発課長への人事異動、二度目は行政改革推進室長から下伊那地方事務所長への異動でした。

人事異動は自分が決めるものではなく第三者が決めるものであり、さらに県職員という仕事は継続できるのですし、左遷と思うこと自体うぬぼれと感じましたから私はまったく気にしていませんでした。ただ不思議だったのは、秘書課長からの人事異動では、急によそよそしくなった県職員がいたことでした。一方、すべての人事異動について、変わらずというより、より一層、私へ配慮をしてくれた先輩や同僚もあり、とてもありがたく嬉しかったです。

そして、すべての異動先で新たな人との出会いがあり、新たな仕事への出会いがありました。

私は、須坂市職員には、仕事を通じて「自己実現」「社会貢献」をしようと呼び掛けています。それが、やりがいに通じます。

【観光交流センター くらっと=随所に工夫】

先日、「蔵のまち観光交流センター くらっと」に行きました。

入口を入ってすぐの所にお土産品コーナーが目立つように配置されていました。以前、ツアー観光客がほとんど買い物をされなかったということで、買い物をしていただけるよう工夫をされたとのことでした。 さらに、臥竜公園の桜の枝を販売していました。また、須坂市特産物の詰め合わせや贈答品なども販売していました。テーブルには、天皇陛下と雅子様のご成婚を記念して「プリンセス雅(みやび)」と名付けられた臥竜公園の桜が一輪挿しに生けてありました。

「観光交流センター くらっと」は指定管理者制度で運営していますが、少しでも利益を出そうとスタッフ一同の工夫が「随所」にされていました。
 


 


大谷翔平選手が高校生の時に寮のベットの壁に貼っていた言葉

「真剣だと知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳ばかり」

全文

実力の差は努力の差
実績の差は責任感の差
人格の差は苦労の差
判断力の差は情報の差
真剣だと知恵が出る
中途半端だと愚痴が出る
いい加減だと言い訳ばかり
本気でするから大抵のことはできる
本気でするから何でも面白い
本気でしているから誰かが助けてくれる

(これは「正範語録」といわれるものですが、原典が実在せず作者も不明のようです)


米国自動車王、ヘンリー・フォードの名言

「Don’t find fault, find a remedy; anybody can complain」

(訳:あら探しをするより改善策を見つけよ。不平不満など誰でも言える)

2025年4月3日(木曜日)

「新学期と交通安全」(信号機のない横断歩道での自動車の一時停止率、長野県が9年連続で全国1位)

私は自家用車で、日野小学校と森上小学校の通学路を通って市役所に通勤しています。

朝の通学時間帯は地域の交通安全協会員、地元のボランティアの方々が横断歩道に立って小学生の横断を見守っています。小学生は登校班の班長の指示のもと手をあげて横断し、横断後は止まってくれた車に頭を下げておじぎをします。運転手と小学生がアイコンタクトをしていることが特徴といわれています。また、おじぎは運転手の心理に相当効果がある、と信州大学の高瀬達夫准教授は分析されています。毎朝、運転をしている私はとても清々しい気持ちになります。

新学期が始まります。子どもたちが交通事故に遭わないことを強く願います。

JAF(一般社団法人日本自動車連盟)の「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査2024年」によると、長野県は9年連続で全国1位です。長野県の停止率は87パーセント、全国平均は53パーセントですので、かなりの高さです。これは交通道徳の高さの表れでもあります。
 

調査概要

  • 2016年から全国で実態調査(三木:長野県は調査開始以来9年連続全国1位)
  • 横断歩行者の事故や死傷者の減少の一助となるよう「信号機のない横断歩道」における車の一時停止率の向上を図るため

調査期間
2024年8月7日~8月28日のうち、月曜日から金曜日の平日(10時~16時の間)

調査場所
各都道府県2箇所ずつ(全国合計94箇所)の信号機が設置されていない横断歩道(詳細の調査場所は非公表)

(私の疑問)
私は、何となく横断歩道での交通事故が多いと感じていましたので調べてみまたところ、信号機のない横断歩道での停止率が高い一方、歩行者事故の33.2パーセントが横断歩道上で発生していることを知りました。さらに、横断歩道での事故が横断歩道以外を横断中よりも多いことが分かりました。
横断歩道だから自動車が停車してくれる、という信頼があだになっているのでしょうか。歩行者と運転手のアイコンタクトによる確認が必要と感じます。
 


産経新聞(2025年3月26日)には「須坂市の登校中、手を上げて横断歩道を渡る小学生」の写真が掲載されました。

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