市長のコラム 2024年1月
2024年1月25日
須坂市長選挙から学んだこと
2024年1月21日(日曜日)、須坂市長選挙が執行されました。
結果は、三木正夫(74歳)無所属・現職、10,114票(有効投票に対する割合 76.6パーセント)、小西彦治(52歳)無所属・新人、3,092票(有効投票に対する割合は23.4パーセント)。
有権者数41,395人(男19,997人、女21,398人)、有効投票数13,206票、無効293票。投票率32.61パーセント(男33.38パーセント、女31.90パーセント)。
投票率は、過去最低だった2012年市長選の43.89パーセントから11.28ポイント低下。県内市長選で最も低かった2005年長野市長選(36.96パーセント)をも下回りました。このように投票率が低くなった理由を、選挙管理委員会と相談して調査することが民主主義の基本であり、今後の選挙のためにも必要と感じました。
選挙が行われるメリットのひとつに、報道機関による各種調査や候補者への質問等があります。それによって、問題、課題が明らかになり、市政運営の参考になります。
信濃毎日新聞の出口調査によると、市民が優先してほしいと考える施策は次のとおりでした。
- 医療・福祉…32パーセント
- 子育て・教育…30パーセント
- イオンモールを生かしたまちづくり…25パーセント
- 中心市街地の活性化…18パーセント
- 人口減少対策…9パーセント
- 防災・減災対策の充実…8パーセント
- 商工業・観光振興…7パーセント
- 農林業振興…7パーセント
- 社会基盤整備…2パーセント
今回も多くの皆様のご尽力を賜り、6期目の当選を果たすことができました。特に地元、相之島町や小・中学校の同期生、県職員退職者、市職員退職者、そして市長就任後に知り合った方など、選挙対策本部の皆さんには急な立候補表明にもかかわらず、自分事のようにご尽力を賜りました。私はこのようにご縁のあった方からご支援をいただくことを、大変嬉しく、感謝しております。
以前、極めて要職にある政治家のTさんに、私が県職員を退職し須坂市長選挙に立候補すると挨拶に伺った際、「どなたが(選挙の)支援をしてくれるのですか?」と尋ねられました。私が「地元や同級生です」と答えると、Tさんが「いいですね」と羨ましそうにおっしゃったことが印象に残っています。
今回の選挙では、急な依頼にもかかわらず、選挙カーの運転手、ウグイス嬢、印刷事業者、看板製作事業者を始め各事業者のみなさん、それぞれ自発的に行動してくださいました。
尊敬を申し上げている元市議会議員の方は「支援者の真摯で熱心な応援で当選すれば、議会での発言や日ごろの行動も、自然と気をつける」とおっしゃっていました。
私も、市民の皆様やご尽力をいただいた方々の思いをしっかり受け止めて、これまでと同様に、私心なく、全身全霊、自利利他円満で市政経営に取り組んでまいります。
更新日:2025年03月21日