浄化槽について

更新日:2024年07月11日

ページID: 2450

生活雑排水も浄化する合併処理浄化槽

浄化槽は、単独処理浄化槽と合併処理浄化槽に分けられます。

浄化槽
単独処理浄化槽 し尿(水洗便所汚水)だけを単独で処理する浄化槽
合併処理浄化槽 し尿と生活雑排水を併せて処理する浄化槽

大規模な合併浄化槽は以前からありましたが、小規模な家庭用の合併処理浄化槽が開発され市販されるようになったのは最近です。

小型合併処理浄化槽について

近年の生活水準の向上、快適な生活への指向、公共下水道、農業集落排水処理の普及などにより、トイレの水洗化の要望が増えてきました。
公共下水道などの未整備地域では、公衆衛生思想の普及もあり、し尿のみを処理する単独処理浄化槽から、生活排水とし尿を処理することができる、合併処理槽の設置が進んでいます。
浄化槽を設置する場合には、工事を始める前に届出をして許可を受けなければなりません。また、施行資格がある業者以外が設置工事をすることはできません。
また浄化槽は微生物の働きを利用して汚水を処理する装置ですから、微生物が活動しやすい環境を保つように維持管理をすることが大切です。
浄化槽の維持管理は、保守点検、清掃、検査に分かれますが、浄化槽法でそれぞれ定期的に実施することが義務づけられています。

小型合併処理浄化槽は高性能

小規模な家庭用の合併処理浄化槽の性能は、BOD除去率90%以上、処理水質1リットルあたりBOD20ミリグラム以下(下水道の終末処理施設と同じ)です。各家庭に設置できる小規模な装置で、こんなに高度な処理が可能になったのです。

汚濁物質量(BOD量)は10分の1以下に減少

生活排水の一人一日当たりのBOD量は40グラムです。合併処理浄化槽のBOD除去率は90%以上なので、処理水のBODは10分の1の4グラム以下に減ります。これに対して、単独処理浄化槽の性能はBOD除去率65%以上で、水洗便所汚水のBOD13グラムが5グラムに減るだけです。生活雑排水は処理されないので生活排水のBODの約80%が未処理のまま放流されるのです。

生活排水の汚濁物質量イメージ図

小型合併処理浄化槽の補助金について

補助金が交付される場合があります

須坂市では、須坂市小型合併処理浄化槽設置事業補助金交付要綱に基づき、小型合併処理浄化槽を設置する場合、補助金が交付される場合があります。

交付条件

須坂市公共下水道事業計画区域以外の専用住宅(居住用に供する建物)及び併用住宅(注釈1)に小型合併処理浄化槽を設置する経費に対し、予算の範囲内で補助金を交付します。その他詳しい条件は生活環境課にお問い合わせください。

(注釈1)居住用と業務用(旅館業法第2条による旅館業をいう。)を併用する目的の建物で、居住に使う部分と業務に使う部分が直接結合していて、同一人が両方を使用する建物

補助金額

対象経費

小型合併処理浄化槽の購入費及び設置費

補助金額一覧
処理対象人員 補助額
5人 332,000円以内
6人以上7人以下 414,000円以内
8人以上10人以下 548,000円以内
11人以上20人以下 939,000円以内
21人以上30人以下 1,472,000円以内
31人以上50人以下 2,037,000円以内
51人以上 2,326,000円以内

交付申請

生活環境課へ申請書を提出する必要があります。詳細は生活環境課にお問い合わせください。

この記事に関するお問い合わせ先

市民環境部 生活環境課
所在地:〒382-8511 長野県須坂市大字須坂1528番地の1
電話番号:026-248-9019 ファックス:026-246-0750
お問い合わせフォーム

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