【市民の声】『ぬいぐるみを作り続けて50年!』ぬいぐるみ職人 神林君夫さん(旭ヶ丘町)

更新日:2025年03月03日

ページID: 6568

ベテランぬいぐるみ職人。元気の秘訣

今回のインタビューは神林君夫さんです。神林さんは、須坂市旭ヶ丘町でぬいぐるみの製作をしています。昭和10年(1935年)生まれの80歳、まだまだ現役でがんばっています。

「ぬいぐるみを作るようになって50年以上になります。製作方法は、写真や本物を見てイメージをつくり試作品を見て、最終的に製品します。」

「若いころは、アニメや映画のキャラクターのぬいぐるみを作っていました。作っても作ってもどんどん注文が入る時期もありました。海外からも注文が入り、ヨーロッパ向けのクマのぬいぐるみはとても人気がありました」語る神林さん。

おやじカンガルー・ハッチのぬいぐるみが大ブレイク

「最近では、がむしゃらに働ける年齢でもなくなったため、県内の官公庁や動物園など、地域おこしやキャンペーン用のぬいぐるみを一個一個、丁寧に作っています」

主な製作実績は長野県警「ライポ君」、茶臼山動物園「レッサーパンダ」、木曽牛マスコットキャラクター「きそまる」、世界インタースキー野沢温泉大会「ナース君」、信州博キャラクター「アルピー」などです。中でも須坂市動物園の人気者おやじカンガルーの「ハッチ」が大人気だった時は、地元のお菓子屋さんと協力し、ハッチのお菓子入り小袋付ぬいぐるみが大人気に「須坂市動物園の入園者の増加のお手伝いができたことが大きい」と語る神林さん。ぬいぐるみで地域に協力できないかをいつも考えているそうです。

大学生の活動に協力

最近では、長野県大学祭実行委員会から依頼を受けて、長野県内の8つの大学の学園祭でPRのために着ぐるみを製作した神林さん。実行委員会は学生たちが運営しているため着ぐるみは無料で提供したそうです。「大学生の活動に共感した」という神林さん。今では大学生が定期的に活動の報告をしに来るとのこと。

「大学生と話すのに寝ぼけたことは言えない」と話す神林さんですが、ここ何十年も風邪を引いたことがないそうです。

元気の秘訣は毎日1時間のストレッチ

元気の秘訣をお伺いすると「毎朝5時か6時に起きて、1時間ストレッチをします。野菜をたくさん食べて、甘いものは食べません。」「ここ20年間は、間食をしたことがありません。お酒は飲みますけどね。あと、睡眠は8時間。どこでも寝られます」とても80歳とは思えない神林さん、

「ぬいぐるみを通して地域のためになりたい」今日も元気に50年愛用のミシンでぬいぐるみを作り続けています。

(2016年1月 信州須坂移住支援チーム 加藤)

【注意】インタビュー内の情報は取材当時のものです。

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 政策推進課
所在地:〒382-8511 長野県須坂市大字須坂1528番地の1
電話番号:026-248-9017 ファックス:026-246-0750
お問い合わせフォーム