須坂★暮らしサポート情報『須坂市で農業を目指す都会からの移住者』
須坂市は降水量が少なく昼夜の寒暖の差が大きい気候のため果樹の栽培に適しています。ぶどう、りんご、もも、プルーン、ネクタリン、なし、さくらんぼなど、多品種の果樹が栽培される『フルーツ王国』です。近年は都会などから果樹農家を希望する若い移住者が増えています。須坂市は恵まれた農業環境と就農に向けた制度が揃う町です。
●須坂市は農業をしやすい町です
須坂市では古くからりんごやぶどう、また時代とともにプラム、なし、もも、ネクタリン、プルーンなど様々な品種を栽培しています。 最近は、黄緑色で種が無く皮ごと食べられるシャインマスカットというぶどうが人気です。オリジナルの品種は数多くありますが、紫色で種が無く皮ごと食べられるぶどう「ナガノパープル」は須坂市にある県果樹試験場で開発され誕生しました。
市内には100年以上の歴史がある長野県果樹試験場や農業試験場など信州を代表する最先端の研究施設があります。須坂市の農業の強みです。

ナガノパープル

シャインマスカット
●新規就農里親制度で25世帯が移住(2022.8月時点)
須坂市は若い農業者の育成に取り組んでいます。 就農に向けた制度を利用し研修を始める人の平均年齢は36.9歳と若く、2011年(平成23年)以降25世帯が新規就農で須坂市に移住しており、その後お子さんが生まれるなどして72人まで増えています。
●農業者を育てる新規就農里親制度
就農で都会から移住する多くの人は、東京などで開催する就農相談会に参加し、それを機に須坂市の就農体験に訪れます。 須坂市で農家を目指そうと決めたら熟練の農業者である「里親」のもとで2年間研修を受けることができます。これが「新規就農里親制度」です。農業技術の習得はもちろん、農地の確保などの相談を受けることができます。現在、須坂市には20人の里親が登録しています。
●就農に向けた補助制度も充実しています
国の補助制度は50歳未満で就農する方が対象で、研修期間の「準備型(最長2年間で年間150万円)」と農業を始めて経営が安定するまでの「経営開始型(最長5年間で最大150万円)」の2種類があります。さらに須坂市では、独自の制度として、研修を行いながら補助が受けられる「新規就農研修給付金」制度があります。この制度は、55歳未満までの方が対象で月2万円の給付が受けられます。さらに移住者が住居を必要とする場合は月8万円が加算されます。
●須坂市の農業の発展を目指す就農者の会「きじまるクラブ」
須坂市には一流の農家を目指す新規就農者や農業研修生で組織する「きじまるクラブ」という会があります。ここには、東京や大阪、愛知などの都会から移住した会員もいます。 「須坂市のフルーツを初めて食べた時、味の良さに衝撃を受けた」「須坂を訪ねてみると人が親切で、就農制度が整っていたので安心感があった」という意見があります。 最近では、収穫したフルーツが「須坂市ふるさと納税」の返礼品として使われるなど活躍の場が広がっています。

きじまるクラブの皆さん

●まずは就農体験へご参加ください
農業は天候によって左右される大変な仕事です。収穫を控え、この秋も台風の被害にあわないことを祈るばかりです。都会から移住した農家さんたちが丹精込めて手がけたぶどうやりんごが、市内外をはじめ都会の皆さんのもとにも近々届くことでしょう。
須坂市では県内外から移住し農家を希望する皆さんの支援を行っています。 農業に興味がある方は、まず随時開催している就農体験に参加してみてはいかがでしょうか。

須坂市高甫地域のぶどう畑
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須坂市産業振興部 農林課
課専用 026-248-9004
ファックス 026-246-5667
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更新日:2024年03月26日