須坂★暮らしサポート情報『須坂市民の生活をサポートするコミュニティ交通網』
須坂市には市民の生活に欠かせない公共交通として「長野電鉄」と「すざか市民バス」、「すざか乗り合いタクシー」があります。
「すざか市民バス」は市内16キロメートル四方に4つの路線が走っていて、総合病院の県立信州医療センターや須坂市役所、市民の憩いの場である臥竜公園など市内の主要な施設等を経由し、市民の通勤・通学の足として電車と共に利用されています。
●新幹線を乗り継ぎ長野から須坂を結ぶローカル線『長野電鉄』
東京から北陸新幹線で長野駅まで1時間30分。長野駅から長野電鉄に乗り換えると25分で須坂駅に到着します。長野電鉄は須坂市民にとって長野駅までを結ぶ大切なローカル線です。
須坂市の中心市街地に長野電鉄須坂駅があり、その両隣に北須坂駅、日野駅、村山駅とあわせて4駅が市内を通っています。車の生活が大半を占める須坂市ですが、これら4つの駅があることで通勤・通学で利用する市民も多くいます。時間帯などにもよりますが1時間に3本~4本の運行で須坂駅の始発は5時25分、長野駅からは23時29分が最終列車です。
移住希望者が須坂市に来ると「改札で人に切符を切ってもらうのが懐かしい、新鮮だった」と話すのをよく耳にします。自動改札機では味わえない人による切符切りは、都会の皆さんにとって心に残る1シーンのようです。
長野電鉄では夏になるとビアトレインを開催していて、恒例のイベントを毎年楽しみにしているお客様が多くいます。毎月第3土曜日やお盆、お正月の期間中は子ども(小学生)の運賃が無料になります。
また、長野駅や須坂駅などには改札口前に野菜やキノコなどの食品、花や雑貨の販売スペースがあるのも特徴的です。とても大きなエリンギが90円と安く有名で、地元の人もわざわざ改札のある駅舎2階まで買いに訪れるほどです。
このように長野電鉄は地域に密着していて、市民の生活の足としても重要なローカル線です。





●お年寄りにも優しい市民バス
須坂市には公共交通として「すざか市民バス」があり、オレンジ・ブルー・ピンク・グリーンの4台で運行しています。
すざか市民バスのネットワークは、須坂駅から「信州医療センター(旧須坂病院)」を必ず経由して四方に分かれています。施設を利用したい人にとっても親切なルートです。
各路線の本数は1時間にだいたい1本、運賃は200円~500円。それぞれの路線は市街地を抜け、住宅地があるルートへと続きます。
須坂市は一人一台の車を所有しているほど車社会の生活環境ですが、学生やお年寄りにとって公共交通の有無は重要な点です。



『バス共通ICカード「KURURU(くるる)」があります』
バスのカード読み取り機にKURURUカードを軽くタッチするだけで、自動的に運賃の支払いができます。あらかじめチャージできるので小銭がいらなくて便利。利用金額に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントは還元されカード残額に加算されるので大変お得なカードです。

●予約制の「すざか乗り合いタクシー」
すざか市民バスとともに地域の足として活躍しているのが地元のタクシーを利用した「すざか乗り合いタクシー」です。
乗車するには利用者登録が必要になります。平日のみ予約が入ると運行する仕組みで、利用したい前日までに電話一本で予約ができます。1台のタクシーに乗り合い、目的の停留所でそれぞれ降車します。
予約の人数に応じて、セダン型タクシー(4~5人乗)またはジャンボタクシー(9 人乗)を配車します。予約後、急に乗れなくなった場合でもキャンセル料はかからないので安心です。



3月2日この日はちょうど市内の県立須坂高校の卒業式で、須坂駅改札口の電光掲示板に「祝!卒業!」の文字が表示されていました。
田舎ならではの粋な計らいです。まず都会では考えられないことでしょう。
これを目にした卒業生はどれだけ感激しただろうと感慨深く思いました。
以前、移住希望者に須坂市の公共交通を紹介すると驚かれたことがありました。
私たち須坂市民が当たり前と思える環境にいることがどれだけ幸せなことか実感できた瞬間でもありました。
たとえ冬に積雪があっても、電車やバスも簡単に運行停止することはありません。厳しい冬でも乗客の足となり目的地まで運んでくれることは頼もしい公共交通です。
須坂市はコンパクトにギュッと凝縮された便利な田舎町です。
今、世の中は便利さを追求するがために逆に見失うものも多くあります。改めて物の豊かさや人の温かさを感じることができる須坂市で、あなたも何かを発見してみませんか?
田舎でも便利さを感じられるのが須坂市です。
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更新日:2024年03月26日