◆須坂の歴史的産業遺産をご紹介◆明治から平成の時を越えて活躍するまゆ蔵の観光交流拠点「蔵のまち観光交流センター」
◆須坂の歴史的産業遺産をご紹介◆
明治から昭和初期まで製糸業で栄えた須坂市は、今でも当時のまゆ蔵が残る町並みがあります。
今回は明治20年代後半に建てられた当時のまゆ蔵を利用して造られた須坂市の観光交流拠点「蔵のまち観光交流センター」をご紹介します。

観光交流センターに向かうには、銀座通りを入ってクラシック美術館と土蔵造りの越家を通り抜けます
当時は須坂の玄関口でもあった須坂市横町交差点
銀座通りはそこからすぐです

壁には露切り(雨などの水切り)、乳鍵(壁を塗る際の足場として利用)

〇の中に二という文字の家紋が見えます
当時は3階建てで1階が店舗、2,3階がまゆの乾燥や貯蔵庫でした
現在は1階が観光情報・お土産コーナー、2階が多目的ホールになっています

越家を通り過ぎると見えてくるのが「蔵のまち観光交流センター」です
元は旧角一製糸工場の牧家でした

1階のお土産コーナーには須坂市の地場産品が並びます

休憩スペースのコーナーには展示などのイベントも開催されます
この日は谷本美代子さんのミニ和紙人形展でした

お座敷には「釘隠し」の鶴がはめられています

2階へ上がって多目的ホールへ

扉を開けると広い空間が
ホールの天井は当時の梁がそのまま生かされています

さらに小さな古い階段を上がるとホール全体を上から見下ろせます

観光交流センターの向かいにはベンチが設置された休憩所があります

休憩所の一角には『須坂小唄』が刻まれたモニュメントがあります
童謡「しゃぼんだま」などで知られる作曲家の中山晋平と野口雨情の歌詞により、製糸工場で働く女工たちを思い自然に口ずさめる歌が作られました
観光交流センターの周辺には「須坂クラシック美術館」をはじめ数々の土蔵造りの家並みが残っています。当時の暮らしを感じてみたい方は、まず観光交流センターにお立ち寄りいただき資料やガイドを通じて須坂の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。きっと気分は明治時代にタイムスリップしてしまいますよ。
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更新日:2024年03月26日