天満宮史跡と立町天満宮
てんまんぐうしせきとたつまちてんまんぐう
所在地 | 須坂市立町 |
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320年余年前、4代藩主 堀直佑が隠居後、延宝元年(1673)大宰府から勧請。立町260~261番地の地籍に広大な境内(間口10間・奥行き20間)をもって、須坂藩取守護神(智・文化)として盛大に祀られてきた。
ご神像(座高15センチ)には次のとおり記されている。『筑後の大宰府安楽寺に遣わし請うて、神樹梅の幹材にて、神像を模刻し、(中略)然る後、90余年を経たり、謀らずも安永7年7月3日火災に罹い。・・・・旧新に整復したり』(訳文)
明治39年、近隣や立町の人々に大切に祀られてきた神社であったが、神社統廃合の政令により、本殿や全営造物が墨坂神社境内に移転された。それまで威容を誇っていた建物や付属美術品は分散してしまった。荒れていたが、昭和50年、先人たちが修復し、毎年菅原道真公の亡くなった2月に供養祭を行っている。また大晦日には2年参りの参拝者で賑わいを見せている。
昭和50年に修理した時、移転時に放置された社殿の木彫り(江戸時代のもの)は、区公会堂に展示されている。
水屋・玉垣・石門は立町氏子、崇敬者により、明治35年菅公一千年祭で新築・造営された。後墨坂神社境内に移築した。旧跡地には住時の由緒ある、立町の史跡として、案内板を建てた。
須坂市公民館本館ブロック地域づくり推進委員会 発行
平成17年12月発行
「ふるさと歴史マップ」
北横町・立町・西町・馬場・須坂ハイランド町・東横町・南横町・横町 より
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