
福島の大幟
ふくじまのおおのぼり
指定区分 | 須坂市指定有形文化財 |
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有形文化財
指定番号:36
指定年月日:平成1年10月 1日
告示番号:教育委員会告示第7号
福島町に伝わる一対の大幟は、明治13年千曲川の洪水によって破損した天神社(てんじんしゃ)本殿(ほんでん)の再建に伴い作られました。大幟と言われるように竿の長さは36.5m、幟の長さは22.5mという長大なもので、よく晴れた日には長野市の城山からも幟がはためく様子が見えたそうです。
幟の揮毫(きごう)をしたのは、当時73歳の小布施の豪商高井(たかい)鴻山(こうざん)でした。鴻山は家業の傍ら書画や国学を修めた文化人でもありました。鴻山はお宮の境内で、ミゴという藁(わら)の芯を束ねた筆を使って書き、熱心に書いたあまり、幟完成の祝宴の最中に倒れ、これが最後の揮毫になったと伝えられています。
幟に書かれた文字は、護?(ごどう)(道をまもる)・懋徳(ぼうとく)(徳をつとめる)と書かれ、中国の書経という書物からの出典です。
幟は、明治13年から18年までは毎年建立されていましたが、以後は記念行事の折だけに建てられ、最近では平成5年の高速道路開通式の折に建てられ、人々の注目を集めました。
*護?(ごどう) 人として正しい行いをすること。
*懋徳(ぼうとく) 品性を高めるよう努力すること。
『須坂市報 「須坂市の文化財シリーズ28」(平成22年11月)』より
【すざかからの日本一!】
須坂市福島天神社の幟旗
旗の長さが22.5メートル、幅が4.0メートル、旗を広げた面積が90平方メートル。対(つい)の幟旗としては日本一の面積です。揮毫は高井鴻山です。
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