

臥龍梅(樹木)
がりゅうばい(じゅもく)
指定区分 | 須坂市指定天然記念物 |
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所在地 | 須坂市臥竜3丁目3番1号 |
所有者氏名 または名称 |
興国寺 |
興国寺の臥竜梅の枝張は約14mです。親木は臥竜の名のとおり枯木となりねじれて竜のようです。淡紅色の花は甘い香りで、毎年実をつける市内随一の親子梅として親しまれています。
約400年前戦国時代の豪傑塙(ばん)団右衛門(だんうえもん)直之(なおゆき)の植樹と伝えられるこの臥竜梅は、朝鮮半島の野生種で別名朝鮮梅ともいわれています。仙台松島瑞巌寺にある松島町指定天然記念物の臥竜梅は伊達政宗が文禄・慶長の役(秀吉の朝鮮出兵。1592~1598年)の際持ち帰り植樹したもので、塙(ばん)団右衛門(だんうえもん)直之(なおゆき)も同様に朝鮮半島で戦い、娘が伊達政宗の側室となっていることから関連が伺えます。
永い年月の風雪に耐えて咲く臥竜梅の花、今年も4月上旬~中旬頃、春の訪れを告げてくれそうです。
『須坂市報 「須坂市の文化財シリーズ20」(平成22年3月)』 より
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