須坂市移住応援サイト スザカでくらす
「焼いてみないと作品がわからないから土っておもしろいんですよ」
そう答えていただいたのは、坂田町で鎌田窯(かまたがま)という工房で陶芸を営まれている境道一(サカイ ミチカズ)さん。
●工房と作品
父親も陶芸家で、小さい頃から物づくりが好きだったからとの事。工房のある場所には手作りのツリーハウスやベンチなどがあります。
「電気窯だと温度などが管理しやすいので作りやすいんでしょうけど、薪窯だと薪の火で焼いている訳ですから火の当たり具合によって作品のみせる表情が変わってくるんですよ」
境さんの作品は、なんとも言えない自然な感じで、私は段々と惹き付けられました。土から器が、人の手によって生まれるのは、当たり前の事ですが、その話を聞いていると境さんの作品が好きになりました。
●手づくりの器
「作品の作る工程について「まず山の土を拾ってきて、乾かします。そこからたたいてつぶします。ゴミを取り除き、水をひたして、さらにゴミを取り除く。そして土を足し作品を作れる状態にして、作った作品を乾かしてうわぐすりを塗って、1週間、火を焚き続け妻と父と交代で作品を焼きます」
ひとつこの器いただいてもいいですか? わたしは、“作っている方の顔の見える器”を思わず買ってしまいました。
(地域おこし協力隊和田)
鎌田窯の工房
住所:長野県須坂市坂田町580
電話番号:(026)-248-0025
※境さんの工房は、市街地からすぐ、坂田町の山すそに、ひっそりとたたずみます。子供の心に戻れそうな空間の工房です。