須坂市移住応援サイト スザカでくらす
みなさま、こんにちは。
須坂温泉古城荘で活動する地域おこし協力隊の伊藤です。
5月中旬、田んぼに水が入り、須坂市内はカエルの大合唱が賑やかな毎日です。
須坂市は四方を山に囲まれていて、どの方角を見ても山。山の向こうにも、山、山、山、山。
冬の間は真っ白だった山頂ですが、4月に入った頃から標高の低い山の雪が溶けはじめました。
早速、里山や北信五岳の一つ飯縄山へ山登りに出かけました。
新緑が目映く、目を閉じれば鳥のさえずり、風が通り抜けていく感覚、土の匂いなど、五感で自然を味わい、おいしい空気をいっぱい吸い込んでリフレッシュできました。
<5/6飯縄山から遠くに須坂が見えます>
<5/15鎌田山のヤマフジ>
さて、前回は鼻呼吸について、ほこりや細菌・ウイルスをブロックする、肺での酸素取り込みがスムーズになる、血管を若々しく保てるなど、いいことがいっぱいで健康増進におすすめですとお伝えしました。
引き続き、今回も呼吸についてお伝えしたいと思います。
ところで、みなさんは1日に何回呼吸していますか?
成人の呼吸数は個人差がありますが、無意識に行う呼吸は平均して1分あたり15~18回です。
眠っているときはその2/3~3/4になるため、呼吸数は1日あたり2万弱~2万5千回前後となります。
では、前回同様、みなさん、息を吸ってみていただけますか。
胸が膨らみましたか? お腹が膨らみましたか?
吸う息と吐く息、どちらが長かったでしょうか?
私たちは一般的に、日中は息を吸うと胸のあたりが膨らむ「胸式呼吸」を行い、睡眠やリラックス時には、息を吸ったときお腹の膨らみを感じる「腹式呼吸」を行っています。
「胸式呼吸」は、交感神経(緊張している時に優位に働く)を優位に働かせますので、気持ちを奮い立たせたいときに適しています。
一方、「腹式呼吸」は交感神経を抑え、副交感神経(リラックスしている時に優位に働く)を刺激しますので、リラックスしたい時に適しています。
また、息をゆっくり長く吐くと、副交感神経が刺激されてリラックス効果が高まります。
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【腹式呼吸の方法】
次の1~3を数回繰り返してみましょう。息を吐くことに意識を集中することがポイントです。
立ったままや座ったまま行ってもいいですが、慣れないうちは仰向けに寝た姿勢で行うとやりやすいです。
1.口または鼻から大きく息を吐き出し、お腹をへこませる(横隔膜を引き上げる)
2.息を吐き切ったら、鼻から大きく息を吸ってお腹を膨らませる(横隔膜を引き下げる)
3.息を吐く時間は息を吸う時間よりも長め(2倍ほど)の時間をかける
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5月は新生活の疲れが出やすい時期です。
また、今年は梅雨入りが早まりそうで、長雨でうつうつした気持ちになってしまうこともあるかもしれません。
そのようなとき、1日に2万回以上も行っている呼吸にちょっと意識を向け、腹式呼吸を取り入れて、リラックスする時間をつくってみてはいかかでしょうか。
<5/8豊丘地区の離山>
須坂温泉古城荘
https://kojousou.co.jp/
長野県須坂市日滝5414
TEL026-245-1460
(須坂市地域おこし協力隊 伊藤真弓)