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須坂市移住応援サイト スザカでくらす

移住者の声・市民の声

No107家族で身近な自然を楽しんでいます~千葉県から移住  / <移住者インタビュー>おいしいものが作れるまち須坂市に新規就農移住しました

「自分は体を動かすのが好きなんだなあと実感している毎日です」
夢だった農業を目指して2020年3月に奥様と双子のお子さんの家族4人で千葉県から須坂市豊洲地区へ移住した林聡さん。須坂市の新規就農里親制度を利用して4月から里親農家さんの下で研修が始まっています。
林さんは兵庫県出身。大学を経て千葉県の鉄鋼メーカーへ就職し研究所に勤務していました。そんな林さんがなぜ農業の道へ、しかもなぜ移住だったのでしょうか。
林さんご夫婦に話を聞きました。


●以前から触れていた農作物づくり
「以前働いていた研究所では、独自で新しいものを考え、現場に指示を送るという内容の仕事をしていました。毎日振り返る余裕もなく、帰宅が遅くなることもあり、当時は家に帰っても常に頭の中が仕事から離れられずにいた気がします。そんな私を思ってか、ストレス解消になればと妻も賛同してくれたのが千葉県内で開催する百姓塾への参加でした。千葉県特産の落花生をはじめ豆類やイモ類などの野菜作りをしながら、家族で自然に触れる楽しさを身に付けていきました。この経験が新規就農を目指す一因になったのかもしれません」

カブトムシ

●移住に迷いはありませんでした
「もともとリンゴやブドウが好きで、長野県内に住む親戚からよくリンゴを送ってもらっていました。〝おいしいものを作れるのが長野県″と思っていた私は、農業への憧れもありました。本格的に就農移住を検討するようになったのは、子どもたちの小学校入学準備と自分の今後について考えた時でした。職場では、ちょうど年齢的にも管理職を迎える時期にさしかかっていたのですが、自分に管理職なんて向いているのだろうかと考えた際に出た結論が〝14年間もこの仕事に携わることが出来た″というプラスの捉え方による農業への転職でした。移住時期は子どもたちの小学校入学のタイミングに決まり、夫婦そろって気持ちは新規就農移住へと向かいました」

けん君とあつし君

●須坂市の支援体制が力になりました
「東京にある長野県アンテナショップ『銀座NAGANO』で開催していた移住相談会への参加が須坂市と出会うきっかけでした。参加を決めたのも、仕事と住居を一括してサポートしているというホームページを見て支援が整っていると感じたからです。実際、就農相談と同時に妻の仕事や子どもたちの学校と子育て環境、そして住まい探しでは空き家バンクの相談まで多岐にわたってサポートしてくれました。これなら信頼して進めていける!と希望が持てたのを覚えています。就農体験で5~6か所の市町村をまわりましたが、そのなかで親身になってもらえていると実感できたのも須坂市でした。新規就農制度の里親農家さんとの調整や宿泊体験施設の準備など、信州須坂移住支援チームと農林課の連携サポートもあって安心して就農体験に臨むことができました」

●里親農家さんから学ぶ日々
「須坂市で就農体験を定期的に行っていた2019年10月、長野県内を襲った台風19号が里親農家さんの住む地域に被害を及ぼしたことを知りました。ちょうどその1か月前に当時住んでいた千葉県でも台風15号の被害があり、自分たちも食糧などの物資が手に入らず困った経験をしたばかりでした。食糧や水を用意して里親農家さんのもとに駆けつけましたが、里親農家さんは被害に及ぶ中でも強く前向きな姿勢を見せてくれました。自然との向き合い方を学んだ日でもありました」

「現在、研修が始まっていますが、〝自分はプロだ″と意識して働いている里親農家さんの姿から教えてもらうことが多いです。農業は体も頭も使いますが、自分は体を動かす仕事が好きなんだなあと改めてわかりました。作業中にブドウの枝や房を手で確認していると、葉の形も一枚ずつ違うことに気付いたり、日々自分は変わっている、成長できていると実感しています」

●家族で須坂暮らしを楽しんでいます
「千葉県で暮らしていた時は、自然と触れ合う場所までは車を使わなければ行けませんでした。今は身近な自然を相手にしながら生活しています。昆虫や動物が好きな子どもたちは、庭でモグラに遭遇したり、近所でトンボやカブトムシ、クワガタを捕まえて喜んでいます」

はしゃぐ子供たち

「現在住んでいる一軒家はとにかく広いです。自分は田舎の家の造りに慣れていないので、どういう動き方をすればいいのか戸惑っていました。その点、妻は実家が富山県のコメ農家だったので同じような広い家の造りに慣れていたので良かったです。庭に生えるニラやふきを採ったり、身近にある変化を楽しんでいます。現在の暮らしの中で体験できることは子どもにとっても良い環境だと思います。以前とは時間の流れが変わり、せかせかして暮らす感じもなくなりました。子どもたちには、今の田舎暮らしを経験しながら成長し、この先もずっと須坂市で暮らしてほしいと願っています」

●地域で育てる子育て環境
「現在はご近所や地域の皆さんが声をかけて下さり、子どもたちを温かく見守ってくれています。以前住んでいた千葉県では同世代の家族同士で子どもたちを育てている感覚でしたが、今は地域の上の世代の方まで関わって育ててもらっています。子どもにとっても上の世代の方の存在は貴重だと思います。周りの方に子育てを助けてもらっている分、この地域で農業をしっかり学んで身につけ恩返しできるよう自立することが目標です」

茶の間で一家そろって

「今、世の中は新型コロナウイルスの影響を受けていますが、私たち家族の生活は自然を相手にしながら充実した日々を過ごせています。就農体験研修を通じて先輩移住者から教えてもらったことの中に〝奥さんと農業への思いが重なっていないと後になって問題が生じるよ″という言葉がありました。皆さんから得た学びを忘れないように今後も家族で頑張っていきたいです」

父と子

●おわりに
東京の銀座NAGANO移住相談会で初めて林さんにお会いした時も、私たちからの情報をしっかりメモにとっていた姿を今でも覚えています。そんな、真面目で優しい双子のお父さん。家族で身近な自然に触れながら田舎暮らしを楽しんでほしいです。フルーツ王国の須坂市を盛り上げてくれることを願いつつ、林さんの作ったおいしいブドウが食べられる日を楽しみに待ちたいと思います。

 

信州須坂移住支援チーム(移住・定住アドバイザー)豊田貴子


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このページに関するお問い合わせ先
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FAX:026-246-0750
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