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信州須坂関谷温泉 湯っ蔵んど
代表者名:熊原 勝
従業員数:90名(就業場所43名)
創 業:平成2年
事業内容:日帰り温泉施設(管理運営)、飲食店運営ほか
温泉が大好き!おいしい食べ物が大好き!地域の活性化に携わる仕事がしてみたい!そんな方に、とっておきの日帰り温泉施設の求人情報があります。
長野県最大級の日帰り天然温泉施設「湯(ゆ)っ蔵(くら)んど」は須坂長野東インターチェンジから車で10分のアクセスが良好な立地に建ち、地元の人々の憩いの場であることはもちろん、県内外から来る観光客も気軽に立ち寄れる温泉施設です。緑に囲まれた施設からは美しい北信五岳(妙高山、 斑尾山、黒姫山 、戸隠山、飯縄山)を望むことができます。また、長野電鉄須坂駅からは直通の路線バスがあるため、電車で訪れる観光客や年配者にとっても便利で利用しやすい温泉です。
現在、湯っ蔵んどは、長野市に本社をおく日本レクシー株式会社が須坂市から委託を受け運営しており、「温泉と食」をテーマに掲げ日々力を注いでいます。スタッフは男女合わせて50名ほどで、事務所や食堂、また温泉のボイラー担当など、全7か所の担当場所に配置されシフトを組んで業務を行っています。
支配人の柳沢哲さんと広報担当の小山智晶さんにお話しをお聞きしました。
●日帰り温泉の常識を覆そう!
館内に一歩足を踏み入れると、香ばしい焼き立てパンの香りが広がります。1階入り口付近にあるベーカリーショップには毎日40種類ほどのパンが並び、温泉帰りのお客さんが気軽に立ち寄れる人気のコーナーです。柳沢支配人は「ひと昔前は、日帰り温泉施設で焼き立てパンを提供するなんて本当に可能だろうか?と疑問を唱える時代もありました。今は『常識を覆そう!』を合言葉に、お客様に喜んでいただき感動してもらおうと“温泉と食でおもてなし”を目的に、地域の素材を使ったこだわりのパンを提供しています」と話してくれました。
吹き抜けの2階フロアにはメインの温泉とともに食の売店が並びます。ピザやジェラートのコーナー、また食堂のメニューも充実しており、食堂の隣りにはゆっくりくつろげる休憩処があります。中でも紅白のお洒落なタイル張りのピザ窯はとても印象的です。広報担当の小山さんは「本格的な石窯で焼くピザは県内の温泉施設でも当社が初の試みで、ピザ窯は海外から輸入しデザインから手掛けた一品ものです。だから中央に『YUKKULAND』の文字が刻まれているんです。窯にくべる薪にもこだわっていて、香りの良いナラの木を使用しています。月ごとに食のフェアを開催していますが、地域で採れる旬の素材を使ったピザは一押しの商品です」と熱心に説明してくれました。
●地域の農産物を使うことに意義がある
ジェラートコーナーはブルーベリーやイチゴ、牛乳、マンゴー、バジルなど多様な素材を使ったメニューが並びます。ブルーベリーやイチゴは須坂市内の農園で栽培されているもので、牛乳と並び一二を争うほどの人気メニューだそうです。『たくさんの味がありすぎて迷ってしまう・・』そんな時はスプーンで試食もできるとのこと。迷う購入者にとっては嬉しいサービスですね。
湯っ蔵んどで提供するメニューは常に手作りにこだわっています。注目すべきは素材の“地産地消”へのこだわりです。地域の素材を使うことは活性化に繋がり、まちおこしにも貢献できると考えています。調理スタッフは、野菜や果物の生産農家の思いを大切に作品として仕上げるよう心がけているそうです。今後も季節ごとに開催されるフェアのメニューには注目したいところです。
このように湯っ蔵んどでは、温泉業界に先駆けて“温泉と食”を軸とした日帰り温泉施設づくりに取り組んできました。“地域の名所”としても須坂市民が誇れる場所です。
●仲間がいるから出来ること
日々の仕事内容について柳沢支配人にお聞きしました。
「基本は毎朝9時に全体の朝礼を行っています。部門によっては仕事の開始時刻が違いますので、朝礼前から仕事にとりかかるスタッフもいます。例えば風呂は6時から清掃を行いますし、フロントなど他の部門もシフトで動いているので朝礼の顔ぶれは変わります」
湯っ蔵んどでは、朝礼の司会をスタッフが交代で行います。10分ほどかけて昨日の反省や、それを次にどう生かすかなど当日の目標を全員の前で言葉にするそうです。「朝礼の最後は全員でのハイタッチで締めくくるんですよ」一瞬、驚きましたが、これが湯っ蔵んどの“チームワーク”の素であり、仲間と成果を出すための大切な確認作業の場になっていることがわかりました。また柳沢支配人は、仕事をする上で大切な信念や信条を記した“心絵”という名刺サイズのカードを見せてくれました。このカードは、お客様へのおもてなしを常に心がけるためスタッフ全員が携帯しているそうです。カードのタイトル“心絵”は「心に描く想い」という意味から名付けられました。感謝する気持ちやチームワークの重要性など大切な心得が書かれています。朝礼ではカードに書かれている内容をみんなで唱和するそうです。
「大勢いる職場なので情報を共有する難しさは常に感じています。何よりスタッフが一丸となって動くことが大切なので、目指すテーマや目的をしっかり伝えることを日頃から心がけています。一人ひとりがチームワークを重んじて、みんなで力を合わせることが出来れば、良い仕事環境も生まれると思うんです」柳沢支配人は日々の仕事を振り返りながら仲間の重要性について話してくれました。
●地域との関わり~まちおこしに貢献を~
湯っ蔵んどの周辺には様々な施設が密集しています。小学校や保育園、地域の催しを行う公民館、老人が集う温泉付きの交流施設、さらにはデイサービスなどを行う老人福祉施設があります。デイサービスなど温泉設備のある施設は、湯っ蔵んどからお湯の提供を受けているそうです。また、湯っ蔵んどのスタッフの中には年老いた親を老人福祉施設に預けて働くこともあったそうで、お互いに隣接しているからこそできる利用方法があるようです。他にも保育園があることから、老人福祉施設と同様に子どもを預けて仕事ができる可能性もあるので、働く環境としては利便性の良い地域といえるかもしれません。
湯っ蔵んどは地域との関わりを大切にしており、様々な団体に施設を貸し出すサービスを行っています。例えば、広い庭を利用して行うフリーマーケットや館内スペースを使った作品の展示会、また音楽の発表会などです。
柳沢支配人は「“まちおこし”のためにも、ぜひ施設を利用し地域の活性化に役立ててほしい。多くの人にこの場所を使って楽しんでもらいたい」と話しました。今後も地域とのコラボ事業をすすめ、施設も無料で提供していきたいそうです。
このように湯っ蔵んどでは温泉施設で何ができるかを常に考え、地域の活性化に繋がることを目標に取り組んでいます。
●理想とする仲間像
湯っ蔵んどには今年度3名のスタッフが仲間入りしました。柳沢支配人は、この3名の共通するところは「地域の活性化に役立つ仕事がしたい」という目的を持っていたことだと話します。
理想とする人材は?との問いに柳沢支配人は「大きく分けて2つありますが“おもてなしの心を持てる人”そして“チームワークを大事にする人”です。力を合わせることができなければ成果は出せません。性格も素直で前向きな人が理想です」と即答だったのが印象的でした。新しい仲間も加わり、さらに笑顔が集まる温泉施設にしたいと抱負も語ってくれました。
湯っ蔵んどは従業員一人ひとりの発想や提案が形になり「やりがい」を持って働ける温泉施設です。今日も最高のチームワークでお客様をお迎えします。「“温泉と食”で、おもてなしを提供したい!地域を元気にしたい!」そう思った方はぜひ応募してみてください。
◆社員の採用情報と応募について
湯っ蔵んどでは、和食や洋食、イタリアンの調理スタッフ、パン職人、そば打ち職人、施設運営スタッフなどを募集しています。笑顔を絶やさずチームで行動できる仲間を常に求めています。
お問合せ先
信州須坂 関谷温泉 湯っ蔵んど
長野県須坂市大字仁礼7番地
電話 026-248-6868
FAX 026-248-6869
営業時間10:00~22:00 (最終入館21:00、L.O21:00)
http://yukkuland.jp/
湯っ蔵んど指定管理者 蔵のさと温泉共同企業体 代表
日本レクシー株式会社
http://www.omotenashi-1.jp/
(PDF形式の記事はこちら)
<2016年6月掲載>
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(取材者:須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)