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町並み保存活用の取組みについて

== もくじ ==
須坂の町並みについて
須坂市伝統的建造物群保存地区保存審議会
地区内住民向け制度説明会
お知らせ

須坂の町並みについて

明治期から昭和初期にかけて製糸業で発展を遂げた須坂の町。旧大笹街道と旧谷街道の交差点を中心に、土蔵造りの民家をはじめとした豪壮な建物が数多く残されています。
 
歴史ある建物は主に明治期から・大正期・昭和初期までに建てられて、当時の人々の生活に根付き、製糸業の発展など須坂ならではの歴史とともに歩み、独自の町並みを形成しています。

保存活用に向けた取り組み

近年ライフスタイルの変化や建物所有者の事情により、多くの建物が失われつつあります。須坂の文化や歴史が建物と一体となって残っている貴重な町並みの価値を知っていただき、次の世代に引き継ぐため、須坂市では「伝統的建造物群保存地区」制度による保存と活用を目指しています。

伝統的建造物群保存地区・重要伝統的建造物群保存地区とは

伝統的建造物(民家や土蔵などの歴史的な建物)の集まりと、石積みや樹木などの周辺環境を歴史的、景観的なまとまりとして、市が将来にわたり保存すると定める地区を「伝統的建造物群保存地区(以下 伝建)」といい、地区の歴史的価値を保存・整備する制度です。
 
伝建の範囲内では、歴史的な建物などをまわりの景観とともに保存活用することになるため、歴史的な建物などが連続する「町並み」の維持・継承が可能になります。
伝建の範囲内では、歴史的な建物を修理する場合や、新しい建物であっても「町並み」の特徴にあわせて外観を整える場合には、市が補助金を用意し、「町並み」全体の保存活用を図ります。

一方で、歴史的な建物のまわりの景観も非常に重要視されるため、古い建物、新しい建物に関わらず、伝建の範囲内で新築・改築・増築・取り壊し等を行う際には市の許可を受けることが必要になり、建物の構造や外観に一定の基準等が設けられるようになります。

また、伝建の中でも国にとって価値が高いとされる地区を「重要伝統的建造物群保存地区(以下 重伝建)」として国が選定します。
重伝建に選定されると、建造物の修理や修景など、歴史的景観の維持・保存および活用を図る事業に対し、国・県・市が、補助金などの財政的支援と技術的指導を行います。
須坂市は重伝建の選定を目指しています。
重伝建選定の流れ

今後のスケジュール

伝建・重伝建を目指すためには、市が歴史的な建物の特徴や間取りなどの調査を踏まえて伝建地区を決定し、そのうえで国にとって価値が高いことが認められる必要があります。合わせて、地域の皆様の町並みやまちづくりへのご理解が不可欠です。
 
2017年度から2019年度にかけて、地域住民の皆様のご協力をいただきながら建物や町並みの調査を行い、2020年度に調査報告書『須坂ー伝統的建造物群保存対策調査報告書ー』を発行しました。
 ○『須坂ー伝統的建造物群保存対策調査報告書』(概要版)【PDF形式/8.89MB】
また、地域住民の皆様に向けた制度説明会を開催し、個々の建物や町並みを保存すべく、ご理解・ご協力をいただいております。
皆様のご理解・ご協力を賜り、2023年9月28日に「須坂市須坂伝統的建造物群保存地区」を都市計画決定しました。
 ○須坂市須坂伝統的建造物群保存地区 範囲図【PDF形式/358KB】

今後は、須坂市伝統的建造物群保存地区保存審議会のご意見をお聞きしながら、重伝建選定に向けて、地区の伝統的な建物群をどのように保存活用していくか、そのための修理・修景・許可基準や、補助・支援制度の内容を検討しています。地域の皆様のご意見もぜひお寄せください。

須坂市伝統的建造物群保存地区保存審議会

須坂市伝統的建造物群保存地区保存条例(令和3年須坂市条例第13号)第11条にもとづき、2021年8月1日、須坂市伝統的建造物群保存地区保存審議会(以下 審議会)が設置されました。
審議会は、市長および教育委員会からの諮問に応じ、保存地区の保存等に関する重要事項(保存地区の区域の設定、助成措置の検討、保存活用計画の策定など)について、調査・審議し、公平かつ専門的な第三者の立場から市長及び教育委員会に建議する組織です。

須坂市伝統的建造物群保存地区保存審議会 委員

◎会長 ○副会長   任期:2023.8.1~2025.7.31  (敬称略)

◎ 土本 俊和(信州大学工学部建築学科教授)
  後藤 治(工学院大学理事長)
  梅干野 成央(信州大学工学部建築学科准教授、須坂市文化財審議委員)
  佐倉 弘祐(信州大学工学部建築学科助教)
  松田 昌洋(信州大学工学部建築学科助教)
  吉澤 政己(信濃建築史研究室)
  和田 勝(信濃伝統建築研究所)
  渡邊 泰(元塩尻市文化財課長、重伝建専門員)
  吉澤 まゆみ(長野県建築士会ながの支部)
○ 小林 義則(須坂景観づくりの会)
  田子 修一(地域住民)
  和田 敬(地域住民)
  平井 敏嗣(地域住民)
  古家 敏男(地域住民)

須坂市伝統的建造物群保存地区保存審議会 議事録

第1回(2021年8月23日)【PDF形式/281KB】
第2回(2021年11月16日)【PDF形式/359KB】
第3回(2022年3月17日)【PDF形式/400KB】
第4回(2022年7月12日)【PDF形式/448KB】
第5回(2022年11月7日)【PDF形式/450KB】
第6回(2023年2月21日)【PDF形式/550KB】
第7回(2023年6月6日)【PDF形式/386KB】
第8回(2023年9月27日)【PDF形式/463KB】

地区内住民向け制度説明会

2021年度 制度説明会

須坂地区伝統的建造物群保存地区の予定範囲に基づき、2021年12月16日・18日に地区内住民向け制度説明会を開催いたしました。
計71名の皆様にご出席いただき、貴重なご意見・ご質問を頂戴しました。
説明会でいただいた主なご意見・ご質問とそれに対する回答は、以下からご覧ください。
地区内住民向け制度説明会 主な質問・意見と回答【PDF形式 700KB】

2022年度 町別説明会

文化財保護法の伝統的建造物群保存地区制度により、歴史的な町並みを守り、町並みを活かした地域の活性化を進めるため、これまで、条例の制定や学識経験者や地域住民代表の方々からなる審議会を設置し、保存地区範囲や修理修景に関する補助制度の方針を審議し決定したほか、保存地区内の都市計画道路の廃止に向けた手続きも進めています。
伝建地区選定に向け、地域住民への説明・合意形成及び歴史的建造物所有者の同意取りを進めるため、2023年2月7日から18日に各町公会堂にて説明会を開催し、計71名の皆様にご出席いただき、貴重なご意見・ご質問をいただきました。
説明会でいただいたご意見・ご質問と、それに対する回答は、以下からご覧ください。
2022年度 町別説明会 質問・意見と回答【PDF形式 1174KB】

お知らせ

須坂の町並みだより(情報紙)

2018年12月より、須坂の町並み保存活用に向けた動きや歴史、伝建制度について、ご理解や関心を深めていただくため、情報紙を発行しています。定期的に発行いたしますので、ご覧ください。
 ○No.1(2018年12月1日 町並み保存の取組みについて)【PDF形式 535KB】
 ○No.2(2019年2月1日 重伝建に向けたスケジュール)【PDF形式 854KB】
 ○No.3(2019年5月1日 補助制度について)【PDF形式 747KB】
 ○No.4(2019年10月1日 須坂町の人物紹介)【PDF形式 425KB】
 ○No.5(2020年2月1日 製糸業の製造工程)【PDF形式 420KB】
 ○No.6(2020年9月1日 調査報告書について)【PDF形式 866KB】
 ○No.7(2020年12月1日 制度説明会報告)【PDF形式 607KB】
 ○No.8(2021年3月1日 保存条例説明会報告)【PDF形式 563KB】
 ○No.9(2021年4月1日 住民説明会報告)【PDF形式 858KB】
 ○No.10(2021年8月1日 保存条例制定)【PDF形式 672KB】
 ○No.11(2021年10月1日 第1回審議会開催報告)【PDF形式 779KB】
 ○No.12(2021年12月1日 第2回審議会開催報告)【PDF形式 973KB】
 ○No.13(2022年2月1日 地区内住民向け制度説明会報告)【PDF形式 701KB】
 ○No.14(2022年9月1日 支援制度の検討について)【PDF形式 681KB】
 ○No.15(2022年10月1日 外観基準の検討について)【PDF形式 1181KB】
 ○No.16(2022年11月1日 都市計画変更説明会開催報告)【PDF形式 707KB】
 ○No.17(2022年12月1日 支援制度方針決定)【PDF形式 1,174KB】
 ○No.18(2023年2月1日 町別説明会開催)【PDF形式 1,150KB】
 ○No.19(2023年3月1日 町別説明会開催報告)【PDF形式 740KB】
 ○No.20(2023年6月1日 同意提出依頼、まちづくりセミナー)【PDF形式 755KB】
 ○No.21(2023年8月1日 まちづくりセミナー開催報告)【PDF形式 938KB】
 ○No.22(2023年10月1日 伝建地区都市計画決定)【PDF形式 958KB】

『須坂 わたしたちの町並みを未来へ引き継ぐために』

伝統的建造物群保存地区制度(伝建制度)についてまとめた小冊子『須坂 わたしたちの町並みを未来へ引き継ぐために』を発行しました。
これまでの町並み保存の取組みや、町並みの背景となる須坂の歴史、調査でわかった町並みや建物の特徴、伝建制度の概要などについて記載しています。 

パンフレット表紙

『須坂 わたしたちの町並みを未来へ引き継ぐために』【PDF形式/9.38MB】

『須坂ー伝統的建造物群保存対策調査報告書ー』

2020年7月には、2017年度から3か年にわたって実施した伝統的建造物群保存対策調査の調査報告書『須坂ー伝統的建造物群保存対策調査報告書ー』を発行しました。
歴史的な建物の特徴や間取り、町並みの変遷、ぼたもち石積みの分布などについて、多くの写真や図表を使ってわかりやすく解説しています。
一般販売はしていませんが、市内各施設(図書館、文書館、各地域公民館、ふれあい館まゆぐら、旧越家住宅、旧小田切家住宅)、文化スポーツ課、まちづくり課、政策推進課閲覧コーナーなどでお読みいただけます。

報告書表紙

内部の一部を抜粋した概要版を作成しました。ぜひご覧ください。
『須坂ー伝統的建造物群保存対策調査報告書ー』(概要版)【PDF形式/8.89MB】

 

よくある質問

文化財・歴史

(最終更新日:2023-10-25)

このページに関するお問い合わせ先

社会共創部 文化スポーツ課
TEL:026-248-9027
FAX:026-248-8825
所在地:長野県須坂市大字須坂1528番地の1