野辺町ラウンドアバウトについて(平成26年9月1日開通)
野辺町ラウンドアバウトについて
安心、完全かつ効率的で環境にやさしい交差点制御である、野辺町ラウンドアバウトは平成26年9月1日に運用開始を致しました。
今後、安全安心で快適な交差点として道路利用者・市民の皆様にご利用いただくと共に、愛着を持って接していただき、また須坂市のランドマークとしての機能にも期待しております。
写真提供:長野県警察本部交通部交通規制課
野辺町ラウンドアバウト開通式パンフレット【PDF形式 1,865KB】
ラウンドアバウトの通行方法について
自動車、自転車、歩行者の通行方法について(別ページへのリンク)
野辺町交差点(通称A交差点)のラウンドアバウト整備
野辺町の交差点(通称A交差点)は、変則的に5方向からの交通が交錯しており、出会い頭の事故等が多発し非常に危険な交差点形状となっていました。
完成前の航空写真
完成後の航空写真
ラウンドアバウト交差点の構造
「ラウンドアバウト」は、交差点の中央に円形地帯(中央島)が設けられた円形交差点の一種です。車両はこの中央島に沿った環状の道路(環道)を一方向に通行し、それぞれの道路へ流出します。須坂市駅などにある一般的なロータリーとは異なり、環道を走行する車両に優先権があることが最大の特徴であり、環道の交通流は信号機や一時停止などにより中断されません。
中央島の外周にあるエプロンは、内輪差の大きな大型バスなどが乗り上げて通行するために設けられています。
ラウンドアバウト導入の効果
安全性 | 速度抑制による効果 交錯ポイントの削減 |
重大事故を抑制 |
円滑性 | 信号による停止の解消 多岐交差点の制御も可能 |
無駄な待ち時間の解消 |
環境性 | 無駄な待ち時間の解消 信号制御の電力消費不要 |
CO2の削減 |
経済性 | 信号設置費・維持管理費等の削減 | |
自立性 | 災害時や停電時にも自立(自律)性を発揮 | 災害に強い |
ラウンドアバウトの採択の理由
変則的に5方向から3つの無信号交差点が近接した形態の変更が困難であり、信号の設置が不可能なため、ラウンドアバウトとして改良することにしました。
ラウンドアバウト交差点の計画平面図
ラウンドアバウトの断面図
1.外径 | 約31.0m |
2.路肩 | 0.5m 【左側側方余裕幅】 |
3.環道幅員 | 5.0m 【主設計車両の走行幅員】 |
4.エプロン幅員 | 2.5m(7.5m-5.0m) 【副設計車両-主設計車両の車両走行幅員の差】 |
5.路肩 | 0.5m 【右側側方余裕幅】 |
6.中央島 | 14.0m 【外径から環道幅員、エプロン幅員、路肩を減じる】 |
野辺町ラウンドアバウト交差点の位置
資料
- ラウンドアバウト概要【PDF形式 1,177KB】
- なぜラウンドアバウトを整備したか【PDF形式 3,015KB】
- ラウンドアバウトの実施内容【PDF形式 1,180KB】
- ラウンドアバウト着工前、竣工【PDF形式 3,266KB】
- 急がば回れ「環状交差点」Start ! (須坂警察署より)【PDF形式 832KB】
- 野辺町ラウンドアバウト開通式パンフレット【PDF形式 1,865KB】
ラウンドアバウト整備経過等
- 野辺町ラウンドアバウト交差点についての須坂市の取り組みが「月刊 地図中心」平成28年5月号に掲載
- ラウンドアバウトサミット in須坂(平成27年11月12日~13日)
- ラウンドアバウトサミット in 飯田(平成26年1月27日~28日)
- ラウンドアバウト安全祈願祭(平成26年3月10日)
- 野辺町ラウンドアバウト交差点についての須坂市の取り組みが、国際交通安全学会誌に掲載
- 野辺町ラウンドアバウトの開通式(平成26年9月1日)
- 野辺町ラウンドアバウトが信濃毎日新聞に掲載(平成26年9月22日)
- ラウンドアバウト普及促進協議会が設立(平成26年9月26日)
- ラウンドアバウトサミット in 焼津(平成26年11月6日~7日)