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八木沢川樋門の効果

 八木沢川樋門は平成20年3月に完成し、8月5日に竣工式を行いました。

  八木沢川樋門の詳細はこちらからご覧ください
  

 樋門改修前の堤外八木沢川は樋門より千曲川に入り、そこから約3,500メートル下りようやく本流に合流していました。しかし、その間は川幅が狭くボートでは下れないほど樹木も生い茂っていた箇所が多くあったことから、流下能力は上流部の毎秒70立方メートル(10年確立により改修済)に対し毎秒10立方メートルにも満たない状況でした。このため、本来は千曲川からの逆流を防止し内水を排除するために設置されている相之島排水機場を、下流水路の流下能力不足を補うため頻繁に運転をせざるを得ない状況となっていました。

改修前4年間の相之島排水機場の運転等状況は次のとおりです。
排水機場運転
排水機場待機
平成16年
7回
5回
平成17年
7回
4回
平成18年
8回
7回
平成19年
5回
4回
 

 このように樋門改修前は頻繁に運転及び待機をしていました。これを仮に改修がなされていたと仮定すると、ポンプ運転は4年間で約3回程度であったと考えられます。これは、この4年間の千曲川の出水状況とポンプ運転開始水位が千曲川堤外農地の地盤面の高さより僅かに下であることから推測しました。
 八木沢川樋門の完成により樋門断面の拡大及び堤外水路のショートカットがなされました。この効果により平常時において相之島排水機場横の八木沢川で水位が約1.5メートルも下がりました。平成20年9月現在、排水機場運転はもちろんのこと排水機場待機もない状況です。
 新樋門の内水湛水の排除効果としては、解析計算では相之島排水機場の計画雨量と同程度の降雨で水深が約10センチメートル、湛水時間が約4時間減少するとなっています。
 しかし、八木沢川樋門及び堤外水路が完成したからといって内水湛水が無くなるわけではありません。千曲川の水位が上昇すると排水機場を運転せざるを得ない状況には変わりありません。今後も排水機場の運転管理には万全を期していきます。


 新堤外水路
新堤外水路

 旧堤外八木沢川
旧堤外八木沢川の様子

 旧堤外八木沢川
旧堤外八木沢川の様子2

(最終更新日:2020-07-15)

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