排水機場
市内及びその上流域で降った雨は側溝・水路に流入し最後は千曲川に流れ込みます。百々川、松川は天井川であるため千曲川の洪水時でも千曲川に自然流入できますが、八木沢川、権五郎川は、千曲川沿いの低地地域の水路が流入しているため河床が低く、千曲川の洪水時には自然流入できません。そんな時に効果を発揮するのが「排水機場」です。逆流を防ぐために水門を閉め、大型のポンプにより強制的に吐き出します。
市内には4箇所に排水機場があり、千曲川沿いの低地地域の農地及び住宅地の浸水被害の軽減を図っています。
排水機場の排水区域は百々川を境に左岸(南)側を福島排水機場、福島北排水機場、中島排水機場で、右岸(北)側を相之島排水機場により受け持っています。
排水機場は一般的に農地防災を目的として農林水産省、または都市防災を目的として国土交通省の補助事業により設置されます。
■相之島排水機場
度重なる水害の発生をを受け、八木沢川流域の湛水防除施設として農林省の補助を受け県営事業により昭和41年に完成しました。その後、昭和56年から3年連続の水害発生を受け、平成2年に同事業により第二機場を増設しました。
相之島排水機場は、豊洲・日野地域の低地地区に広がる農耕地の湛水被害を軽減しています。
ポンプ
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吐出量[立方メートル/毎分]
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口径[ミリメートル]
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形式
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原動機出力[キロワット(PS)]
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1号
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250
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1400
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横軸軸流
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206 (280)
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2号
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250
|
1400
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横軸軸流
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206 (280)
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3号
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100
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900
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横軸斜流
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85 (115)
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4号
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600
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2000
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横軸斜流
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552 (750)
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■福島北排水機場
度重なる水害の発生をを受け、権五郎川及び川瀬川流域の湛水防除施設として農林省の補助を受け県営事業により昭和41年に完成しました。
福島北排水機場は、井上地域の低地地区に広がる農耕地の湛水被害を軽減しています。
ポンプ
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吐出量[立方メートル/毎分]
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口径[ミリメートル]
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形式
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原動機出力[キロワット(PS)]
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1号
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65
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700
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横軸斜流
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55 (75)
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2号
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130
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1000
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横軸軸流
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221 (300)
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3号
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130
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1000
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横軸軸流
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221 (300)
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■福島排水機場
昭和56年から3年連続の水害発生を受け、福島北排水機場の増設として農林省の補助を受け県営事業により平成6年に完成しました。
福島排水機場は、福島北排水機場と共に、井上地域の低地地区に広がる農耕地の湛水被害を軽減しています。
ポンプ
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吐出量[立方メートル/毎分]
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口径[ミリメートル]
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形式
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原動機出力[キロワット(PS)]
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1号
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140
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1000
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縦軸斜流
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169 (230)
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2号
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140
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1000
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縦軸斜流
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169 (230)
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3号
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140
|
1000
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縦軸斜流
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169 (230)
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■中島排水機場
上信越自動車道の建設により農地等が潰れ、これにより雨水の流出量が増加するため、その増加分を排除することを目的に、日本道路公団の補助により市の事業として平成6年に完成しました。
ポンプ
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吐出量[立方メートル/毎分]
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口径[ミリメートル]
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形式
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原動機出力[キロワット(PS)]
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1号
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6
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250
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横軸渦巻斜流
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15 (20)
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2号
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80
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800
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横軸斜流
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147 (200)
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