須坂市役所庁舎の耐震性能について
近年頻発する大地震等の災害に備え、須坂市では市役所耐震補強等工事を行いました。現在、須坂市役所庁舎は中小地震(震度5以下)に対して被害が生じず、防災拠点としての機能が保全されています。また、極めて稀にしか生じない大地震(震度6~7)が発生したとしても、建物の倒壊による人的被害が生じる危険性は格段に低くなっています。
須坂市役所耐震補強工事の内容
市役所は須坂市の防災拠点となるため、構造耐震判定指標ISO値(※)を0.75に設定しました。耐震補強工事の結果は以下のとおりです。
工事内容の詳細はこちらからご覧いただけます。
耐震補強工事前 | 耐震補強工事後 |
---|---|
IS値 0.58(平均値) | IS値 0.83(平均値) |
比較的頻度の高い中小地震(震度5以下)に対して被害が生じず、防災拠点としての機能が保全される。また、極めて稀にしか生じない大地震(震度6~7)が発生したとしても、建物の倒壊による人的被害が生じる危険性が格段に低くなった。
※「ISO値」「IS値」
建物の耐震性を判定する上での目安。構造耐震指標であるIS値を算出してISO値と比較することで判定を行います。IS値がISO値を上回る場合は、現行の建築基準法により設計される建物とほぼ同等の耐震性能を有すると判断されます。
(参考)南海トラフ巨大地震および県内代表的活断層地震に対して
南海トラフ巨大地震の市町村別最大震度(別ウィンドウで開きます)および県内代表的活断層地震震度予測(市町村別)(別ウィンドウで開きます)によると須坂市の最大震度は以下のとおりと想定されています。
想定どおりであれば、大半の地震でも須坂市役所庁舎は被害が生じず、防災拠点としての機能が保全されることになります。
活断層地震 | 最大震度予測 | |
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内陸型地震 (県内代表的活断層) |
長野盆地西縁断層帯地震(信濃川断層帯) | 6強 |
糸魚川―静岡構造線断層地帯 | 4~6弱 | |
伊那谷断層帯 | 4~5弱 | |
阿寺断層帯 | 3~4 | |
木曽山脈西縁断層帯 | 4 | |
境峠・神谷断層帯 | 4 | |
すべての主要活断層 | 6強 | |
海溝型地震 | 東海地震 | 5弱 |
南海トラフ巨大地震 | 5弱 |
(最終更新日:2017-10-09)