須坂上水道120年のあゆみ
明治20年(1887年)、日本最初の近代水道が横浜市で開業し、この年に須坂町で民間の手で私設簡易水道が敷設されました。製糸事業繁栄の私的事業であった当時の“土管水道(どかんすいどう)”から、大正15年(1926年)、坂田浄水場建設による近代水道に生まれ変わり、今日の須坂市の水道事業まで連綿として続いてきました。このような120年にも及ぶ雄大な歩みの中で、幾多の困難を乗り越え、“命の水”を守り通して来られた先人の偉業に深く感謝するとともに、諸先輩方の偉業をしのび、時とともに散逸する貴重な資料を整理し、市民の皆さんに知っていただくために(須坂上水道120年の歩み)を刊行したものであります。
平成20年2月 須坂市水道局

目次
◇発刊にあたって 須坂市長 三木正夫
序章 須坂市水道事業のあらまし
第1章 須坂市の沿革
1 須坂市の位置
2 須坂市の系図
第2章 須坂市の位置・地勢と気候
1 位置と面積
2 地勢と河川
3 地質
4 水利・飲用水
5 気候
第3章 須坂市の人口と居住区域
第4章 上水道の沿革
1 旧町村の飲用水と水道
(1)須坂町
ア 上水道敷設前の水事情
イ 私営水道敷設
ウ 町営水道へ移管
エ 上水道の創設
オ 改良
(2)日滝村
(3)日野村
(4)豊洲村
(5)井上村
(6)高甫村
(7)東村(仁礼・豊丘)
2 須坂市の誕生と水道事業
(1) 市制施行と第11次水道事業拡張計画までの経緯
ア 基本計画の推移
イ 主要施設の概要
(ア) 水源
(イ) 浄水場
(ウ) 配水池
(エ) 配水ポンプ施設
(オ)管路延長・管種別延長及び消火栓
ウ 給水の状況
(ア) 水道普及の推移
(イ) 水源別取水量
(ウ) 取水量の推移
(エ) 給水人口・給水量の推移
(2) 財務状況
ア 損益計算書
イ 貸借対照表
ウ 資本的収入及び支出
(3) 指定給水装置工事事業者の指定状況
第5章 水道料金の変遷
第6章 簡易水道と専用水道
1 須坂市峰の原水道
(1) 水道施設の概要(創設認可)
ア 基本計画
イ 工事実施状況
ウ 水源施設
エ 浄水施設
オ 配水池施設
カ ポンプ設備
キ 導送配水管延長
(2) 水道料金の推移
(3) ニツ双水源の開発(第1次変更認可)
(4) 給水区域の変更(第2次変更認可)
2 菅平グリーンダボス別荘地簡易水道
3 峰の原分譲地簡易水道
4 専用水道
第7章 近年の台風災害と水道施設復旧状況
第8章 須坂市水道事業への展望
第9章 須坂市水道局の組織と職員数の推移
1 水道局の組織と事務分掌
2 水道職員数の推移
第10章 水道事業年譜
◇あとがき
(最終更新日:2022-06-06)