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第10回 福井敬一常設展 「東京郊外」

- 復興の音が聞こえる -
展示の様子
展示の様子1
平成18年3月29日~平成18年7月23日

「東京郊外」について

福井敬一は昭和19年に太平洋戦争に応召し、終戦の昭和20年9月に家族のいる東京に復員してきました。東京は焼け野原となり、それまでに福井が描いた作品はことごとく焼失していました。生活は苦しく、その頃のことを「軍隊生活の空白は私から描く勇気を奪った」と語っています。
苦しい生活でしたが、福井は少しずつ描くことを再開していきます。福井が住んだ東京郊外には敗戦の痛手から立ち直る復興の風景があちこちに見られました。町工場は操業を再開し、荒地に家が建ち道路ができていきました。住まいのあった落合の川べり、再建される道路、工場など、気にかかった場所があればそこに出かけてスケッチをしました。絵はキャンバスではなく自分でベニア板を貼ってそこに描き作品は次々と生まれました。「新しい道」「鉄路と工場」など、直立する煙突や空にむかって登っていく道、丸いマンホールや土管など、垂直と水平、垂直と円などのモチーフが多く見られます。これは福井が戦争から帰ったその日、焦土となった上野駅を見渡した時の強烈な印象がら生まれたものでした。
戦争の空白を埋めるような激しさと、自己再生の思い。焦土の中から立ち上がろうとする日本の復興の姿は、画家の姿と重なってきます。この思いを昭和20年から30年にかけての東京郊外を描いた作品を通して感じていただければ幸いです。

展示作品

No. 作品名 制作年
1 四本煙突 1951(昭和26)年
2 鉄路と工場 1950(昭和25)年
3 電車道 1954(昭和29)年
4 新しい道 1955(昭和30)年
5 平行する橋 1951(昭和26)年
6 憩うバレリーナ 1950(昭和25)年
7 乾燥場 1956(昭和31)年
展覧会のパンフレット【PDF形式 88KB】

展示の様子

展示の様子2
展示の様子3
展示の様子4
(最終更新日:2017-10-09)

このページに関するお問い合わせ先

社会共創部 生涯学習スポーツ課
TEL:026-248-9027
FAX:026-248-8825
所在地:長野県須坂市大字須坂1528番地の1