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第24回 福井敬一常設展 「アネモネ 追求の果てに」

平成22年12月4日~平成23年3月21日

「アネモネ」について

1974年から翌年にかけて、福井敬一は、イタリアの寺院でみたビザンチンのモザイク画に衝撃を受け、研究を重ねていました。ビザンチン美術に見る一見硬質な表現が福井をとらえ、そのイメージをどう表現するか苦しんでいました。イメージは霧のモチーフとなって人物や景色を包み、福井の絵は次第に暗さを増していきます。
そんな福井の絵を見た友人は、福井にこれ以上描くのを止めるように忠告します。「このままでは君が死んでしまう」と。しかし忠告した友人が翌年に死去。まるで暗示のような知人の死に、福井はしばらく仕事が手につかなかったと言います。
その頃福井が描いたのはアネモネの花でした。以来福井は度々アネモネを描くようになり、1984年にはアネモネの連作を描きました。その頃の福井は73歳。制作に打ちこむ一方、自分の画業について次のように語っています。「この50数年を一本に結びつけることに腐心している。アネモネを描きながら一歩も踏み出せない。写生なのだからとそのワクに甘えている。-中略-つき破れないものがそこにある。そこまで来ている。」
福井にとってアネモネを描き、写生に徹することが画家として一番落ち着けることであったかもしれません。

展示作品

No. 作品名 制作年
1 頭巾 1974(昭和49)年
2 1974(昭和49)年
3 霧の女 1974(昭和49)年
4 アネモネ 1993(平成5)年
5 アネモネ 1997(平成9)年
6 アネモネ 不詳
7 アネモネ 不詳
8 アネモネ 不詳
9 バラ 1991(平成3)年

アネモネアネモネ 1997年(平成7)
展覧会のパンフレット【PDF形式 335KB】  
(最終更新日:2017-10-09)

このページに関するお問い合わせ先

社会共創部 生涯学習スポーツ課
TEL:026-248-9027
FAX:026-248-8825
所在地:長野県須坂市大字須坂1528番地の1