下水道について
下水道ができると
下水道は、豊かな自然を守り、美しい水、健康的で快適な生活環境をわたしたちの次の世代に残すために重要で不可欠な施設であります。下水道に接続するとトイレや台所などで使った汚れた水は地下の下水道の管を通って下水道の処理場に集められます。
そこできれいに処理された水は川に戻り、大切な水資源として再利用することができます。
また、処理される過程ででてくる汚泥は、養分を含んでいるので、肥料に利用されたり、レンガやブロックを作る材料にも使われています。
下水道が使えるようになると、みなさんのお宅のくみ取り便所を水洗トイレにすることができ、小さなお子さんやお年寄りの方も安心してトイレを使用することができます。
また、防臭剤、その他の衛生費が不要になり、既に設置されている浄化槽は不要になり、維持管理費がかかりません。
須坂市の下水道
須坂市の下水道は公共下水道事業と農業集落排水事業で整備を行ってきました。整備した処理地域の人口を須坂市の行政区域内人口で割った普及率は2022年度(令和4年度)末現在99.8パーセントです。
公共下水道事業は1985年度(昭和60年度)に下水道の本管工事に着手し、1991(平成3)年3月に一部使用を開始しました。
農業集落排水事業については、整備完了後2023年(令和5年)12月に公共下水道事業に統合を行いました。
本管を通って集められた汚水は、長野市にあるクリーンピア千曲で水をきれいにし、千曲川へ放流しています。
一日も早く水洗化工事を
処理区域内人口のうち汚水を下水道で処理している人口比水洗化率は2022年度(令和4年度)末で、91.5パーセントです。下水道の本管が整備された地域では、くみ取り便所を3年以内に水洗トイレに改造するよう建物の所有者に義務づけられています。
また、台所、風呂場、洗濯場などからの排水も下水道本管へ流れるよう、すみやかに排水設備を設置するよう義務づけられています。
下水道が使えるようになった区域のみなさんは、一日も早く排水設備(水洗化)工事をしていただきますようお願いします。
また、排水設備工事をするときは、必ず市が指定した須坂市指定工事店にお申し込みください。指定工事店では、市に提出する書類の作成、届け出などの手続きを皆さんに代わって行います。
詳しくは、上下水道課宅内サービス係までお問い合わせください。
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(最終更新日:2023-12-01)