沼目町ラウンドアバウトについて(平成28年6月29日開通)
沼目町ラウンドアバウトについて
須坂市沼目町に市内で2箇所目となる安心、安全かつ効率的で環境にやさしい交差点である沼目町ラウンドアバウトが、平成28年6月29日(水曜日)に開通しました。
今後、安心安全で快適な交差点として道路利用者・市民の皆様にご利用いただけることを期待しております。
沼目町ラウンドアバウト開通式
平成28年6月29日(水)より沼目町ラウンドアバウト開通式が執り行われました。
当日、来賓に信州大学准教授高瀬様を迎え、ご挨拶を頂きました。
(公財)国際交通安全学会 ラウンドアバウトプロジェクト メンバー
信州大学工学部 准教授 高瀬 達夫 様 ご挨拶(要旨)
この沼目町ラウンドアバウトは、須坂市では2つ目のラウンドアバウトとなりますが、まだまだラウンドアバウトの導入事例が全国的に少ないなかで、積極的に交通安全対策のひとつとして取り入れられましたこと、住民の皆様のご協力と市のご担当者様をはじめとする関係各位のご尽力の賜物であると思っております。
これまで県内に設置されてきましたラウンドアバウトが、おもに地域の方々の利便性を損なわずに交差点改良を行う手法として導入されてきた経緯とは異なり、この沼目町のラウンドアバウトは、交通安全対策を主眼としたなかで設置されたものであり、このラウンドアバウトが設置されたことは、今後のラウンドアバウト普及にとっても大きな意味を持つものでございます。
これらは数々の検討を重ねて、この地域にお住まいの皆さまのくらしの一部として親しんでいただき、またこの道路を利用される方々にとっても安心で快適に利用できるよう、よりよいものを生み出していこうとする、関係者の熱意によるものであります。とりわけ、長野県警察様におかれましては、常に注目して頂き、時に触れ、的確なアドバイスを頂戴しましたこと、感謝申し上げます。
また、須坂市のラウンドアバウトはご覧頂くとよくわかるのですが、円滑性や安全性に配慮された、様々な工夫がほどこされているばかりでなく、細部にわたってつくりが丁寧で、見た目にも美しく仕上がっており、施工会社様の技術力の高さと気配りとが行きとどいたものとなっております。このため、今後、全国から視察に来られる方々に対して、胸を張ってご覧頂けるものとなっていると思います。
最後になりますが、この沼目町のラウンドアバウトは本日供用を開始されましたが、今後は実際に地域の方々にご利用頂きながら、安全面などでのさらなる向上を目指し、ここで得られた知見が、わが国のラウンドアバウトの技術の向上と普及に寄与することを期待します。
沼目町ラウンドアバウト開通式パンフレット【PDF形式 998KB】
ラウンドアバウトの通行方法について
自動車、自転車、歩行者の通行方法について(別ページへのリンク)
沼目町交差点のラウンドアバウト整備
以前の交差点は、出会い頭の事故も多く、地元の皆様からも長年にわたり改善の要望が上がっておりました。
完成前の航空写真
完成後の航空写真
ラウンドアバウト交差点の構造
ラウンドアバウト交差点の計画平面図
ラウンドアバウトの断面図
1.外径 | 27.0m |
2.路肩 | 0.5m 【左側側方余裕幅】 |
3.環道幅員 | 5.0m 【主設計車両の走行幅員】 |
4.エプロン幅員 | 2.0m(7.5m-5.5m) 【副設計車両-主設計車両の車両走行幅員の差】 |
5.路肩 | 0.5m 【右側側方余裕幅】 |
6.中央島 | 11.0m 【外径から環道幅員、エプロン幅員、路肩を減じる】 |
沼目町ラウンドアバウトの位置
資料
ラウンドアバウト整備経過等
- ラウンドアバウトサミット in須坂(平成27年11月12日~13日)
- ラウンドアバウトサミット in 飯田(平成26年1月27日~28日)
- ラウンドアバウト安全祈願祭(平成26年3月10日)
- 野辺町ラウンドアバウト交差点についての須坂市の取り組みが、国際交通安全学会誌に掲載
- 野辺町ラウンドアバウトの開通式(平成26年9月1日)
- 野辺町ラウンドアバウトが信濃毎日新聞に掲載(平成26年9月22日)
- ラウンドアバウト普及促進協議会が設立(平成26年9月26日)
- ラウンドアバウトサミット in 焼津(平成26年11月6日~7日)