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市長のコラム バックナンバー

◆やりがいのある仕事へのチャレンジの喜び

発行日時:2023 年 07 月 20 日 15 時 42 分

須坂市立博物館特別展「須坂の太平洋戦争」あいさつから

太平洋戦争の終戦から78年となる2023年。
世界では今も各地で侵略や紛争や戦争が続いており、私たちはこれまでの戦争を、なぜ起こし、市井の人々がどのような暮らしを営んでいたのか、その事実を再認識する必要に迫られています。

しかし、戦時下の暮らしを語る資料は時と共に失われ、戦争体験者の高齢化により伝えられることも少なくなり、人々が体験した戦時下の暮らしや想像を絶する体験も、知る機会が少なくなっています。

本展示では、私たちが暮らす須坂の人々は“どのように生きたのか”、“どのように人々がこの戦争に巻き込まれていったのか”を、「司法大臣・枢密院議長 原嘉道」「人々の暮らし」「満洲珠山上高井開拓団」「召集と銃後の守り」の4つの視点から、当時の行政文書や写真、生活道具、遺品、そして貴重な証言映像で振り返ります。

小さな町「須坂」の暮らしは、日本のどこでも起きていた戦争の実態であることに視点をおき、一人ひとりが自身の事として捉え、考える機会としていただきたいと思います。

本展に際し、貴重な遺品等の資料をご寄付いただき、従軍された家族の話をお聞かせいただいた方、満洲珠山上高井開拓団として渡満された方、展示にご協力いただきました全ての皆さまに深く感謝申し上げます。


追記

戦後78年の長きに加え、急激な社会状況の変化やコロナ禍により、戦争に関する事項は継承が困難になっています。しかし平和を継続するためには、戦争の実態を知ることが肝要ですので、この特別展「須坂の太平洋戦争」は意義深いと考えています。博物館職員が挑戦して開催したことに感謝します。

市立博物館は様々な工夫をしています。
・臥竜公園商店会と連携して、入館者数を増やす取り組み。
・駐車場に散策する方のためにベンチを設置。
・博物館周辺の木々に名札を付け、木の種類を明記。
・来館者と貸出し用(愛の傘)の傘立てを分けた。
・掲示板をフル活用。
・数多くのイベントを行っている。
・18歳以下と市内在住の70歳以上の方、動物園年間パスポートをお持ちの方など、無料入館者を明示。(高校生や中学生が自然体で入館する姿を見て嬉しく感じた)
・サービス向上のため、きめ細かな努力をしていると感じました。
・臥竜公園商店会の方は、お客さま目線の市立博物館、動物園を支援したいとおっしゃってくださいました。
「情にほだされる」のだと思います。

ある全国紙に「公務員からスタートアップ企業に転職、その理由は、官僚時代は実際の事業に関われず物足りなかった。当事者として社会課題の解決に取り組みたかった」との記事がありました。
市町村行政は、まさに、社会課題を真正面から受け止め、解決ができるやりがいのある職場です。

7月15日(土)、須坂市赤十字奉仕団正副分団長会議・研修会が開催されました。
この時にも、須坂市社会福祉協議会職員および日赤奉仕団の方から、高い志と活動をお聞きしました。
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このページに関するお問い合わせ先

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TEL:026-248-9017
FAX:026-246-0750
所在地:長野県須坂市大字須坂1528番地の1