よくある質問とその回答
Q. 須坂温泉古城荘を指定避難所として整備することについて
◆指定避難所としたことについて◆須坂温泉古城荘は、個室があり集団生活になじめない方の避難所としての優位性がある施設でもあることから、平成30年7月10日に須坂温泉㈱、㈱古城荘、須坂市の三者で「災害時における宿泊施設等の指定避難所に関する協定」を締結し指定避難所としました。
◆須坂温泉古城荘を整備することについて◆
須坂温泉古城荘は、不特定多数の者が利用する公共施設であり、施設の安全性を確保することは、市の責務でもあります。耐震補強及びバリアフリー化等改修工事を行うことで、平常時の宿泊者や利用者の安心・安全面の向上や機能性の向上が図れ、また、災害時には須坂市が指定避難所として使用することから、整備を進めるものです。
市民からの出資を主体に設立され、市民温泉として市民のいこいの場であると共に、インバウンドを含む須坂市の観光振興、雇用創出や地域での消費など、経済発展のためになくてはならない、公共、公益的な役割を担っている須坂温泉古城荘の維持存続に繋げるものです。
◆災害の状況により避難所の開設を判断します◆
災害対策においては風水害、土砂災害だけでなく、地震、大規模火災など様々な災害の発生を想定し、その対応策をとることが必要です。災害の状況によっては避難所として開設できない施設も想定され、例として河川に近い(浸水想定区域にある)避難所は、水害により被災した又は被災が予想される場合、避難所として開設は行いません。そのため避難所として活用できる施設は、可能な限り避難所に指定することで、災害発生時にはその状態に応じて避難所の開設を選択することができ、災害時の応急対策につなげることができると考えています。
◆須坂温泉古城荘の整備計画について◆
安全性の向上や機能性の向上に向けて、平成30年度は耐震診断を行い、その後、設計を発注し、平成31年度・32年度にかけて耐震補強及びバリアフリー化等改修工事を実施する計画です。
◆工事による今後の活用について◆
市の公共施設は維持管理による長寿命化を図ることとしており、須坂温泉古城荘の場合も同様に今回の耐震補強工事等により大規模な修繕を行った後は、可能な限り活用する予定です。今後、当面は建物については大規模な改修を想定しておりません。なお、機械設備や風呂等の修繕は、その必要性が生じた時点で、費用面なども含め賃借事業者及び、議会に相談をしながら修繕等について検討します。