よくある質問とその回答
Q. 長野電鉄須坂駅~井上駅間の跡地利用についてはどのように考えていますか
当市では、厳しい財政状況の中、これまでも財政改革プログラムや第3次にわたる行財政改革チャレンジプランに沿った改革により、財政を工夫しながら、市債(借入金)の抑制と基金残高の増を図ってまいりました。その一方で、市民の安心・安全を守るため、真に必要な、市役所庁舎、小中学校、公民館などの耐震補強工事等を、選択と集中により進めてまいりました。今後においても、例えば生活道路の整備を優先するなど、新しい道路の整備より、今あるものを大切にする施策を実施してまいります。
さて、ご質問の屋代線跡地につきましては、平成25年12月31日に長野電鉄株式会社様より譲渡を受け、普通財産として現在、維持管理を行っております。
平成24年12月、須坂市長野電鉄屋代線跡地活用基本構想を策定するにあたり、井上地区において屋代線跡地利活用沿線地区懇談会を開催し、全線を一体として道路系での活用を図りたいとの案をお示ししたところ、国道403号は立体交差のまま自動車も通行できる道路整備というご意見を多数いただきました。
また、同年開催した地域づくり市民会議においても、皆様からのご意見等をお伺いし、跡地については「全線を道路系として活用する。原則として自転車・歩行者道等とし、必要に応じて自動車道を整備する。」との方向性を示させていただいたところです。
なお、屋代線跡地の内、国道403号との交差部の旧長沢踏切から長野市境手前までの区間については、長野県須坂建設事務所から「国道403号道路拡幅工事を進めるに当たり旧屋代線の整備計画が必要」との協議があり、該当の地権者及び町の関係者の皆様に利活用方針及び詳細な道路整備内容、道路法線等をお示しさせていただいたうえで、計画に対するご議論をいただき、道路整備に対する同意をいただきましたので、平成25年度に屋代線跡地の詳細な整備計画を作成させていただきました。
道路整備の時期については、限られた財源の中、県の拡幅事業との整合を図りながら、市内全域の道路整備における緊急度や必要性等から事業精査をし、年次計画にて順次実施したいと考えております。