よくある質問とその回答
Q. 通学区域の見直しや小中学校の統廃合について
通学区域の見直しは、2007年(平成19年)に現在の通学区域をもう少し弾力的に、柔軟性をもって通学できるよう、地域や学校で説明会を実施しました。しかし、学校は地域コミュニティの核であり、学校を核として地域の連帯感が築き上げられていることや、学校が住民の皆さんの心の寄り処となっていること、また現在の通学区毎でお祭りや地域行事が組まれていることもあって、通学区域を弾力的に運用することは、地域自治に与える影響が大きいとして、御理解いただけませんでした。
このため、「通学区域の弾力化」は、白紙となりましたが、「学校規模の適正化を図るには、通学区域の変更等抜本的な方策が必要であり、市民と行政の連携により、学校規模に適合した通学区域の設定が課題である。」と将来に向けての課題も提言されました。
現在、市内では少子化にともない、児童生徒数が減少し、学校の小規模化が進んでいます。
こうした状況がこのまま進むと、子どもたちの学びの環境にも大きな影響を及ぼすことから、須坂市では2022年度に須坂市小中学校適正規模等審議会(以下、審議会)を設置して、小中学校の適正な規模及び適正な配置の在り方について諮問しました。
審議会では、2年間かけて学校の規模や学校の配置を中心に議論を深め、2023年度中に答申をまとめます。
須坂市では、この答申を受けて、通学区域の見直しや小中学校の統廃合を含めた、小中学校適正規模等基本方針案を策定する予定です。この基本方針を基に、保護者や地域の皆様に理解を求めながら、新しい学校の形を目指してまいります。