「須坂に残る戦時資料」展 -国策宣伝ポスター類と『寫眞週報』-
実施日等2022年07月26日~2022年09月12日
今年は、アジア太平洋戦争敗戦から77年を迎えます。戦前・戦中の生活を知る人が少なくなり、体験をお聞きすることもできなくなりつつあります。
須坂市には満州事変・日中戦争・アジア太平洋戦争に関わる資料が数多く残ります。
須坂市文書館では、市民からご寄付いただいた日中戦争前後に戦意高揚のためのプロパガンダとして作成・発行されたポスター及び『寫眞週報(グラビア誌)』展示を以下のとおり行います。
■ 戦時中ポスター
政府及び関係団体などは戦意高揚などプロパガンダのために様々なポスターを作成し、県を通じて町村役場などに掲示を求めていました。戦後はポスターを廃棄処分するよう指示をしていたようですが、一部が残されており、須坂市でも当時須坂町役場に勤務されていた方のお宅に保存されており、72点を須坂市に寄贈いただきました。このうち56点について本年度和紙による裏打ちなど修復を行い、今回20点の展示を行います。
■ 寫眞週報
『寫眞週報』は、昭和13年(1938)2月16日に創刊され、アジア・太平洋戦争の最末期まで刊行された日本国民向けのプロパガンダ誌です。
写真週報について内閣情報局では次のように位置付けています。
「写真といふ大衆に親しみやすく、また感情を引きつけやすい宣伝媒体を武器に、文字と相まつて国策をわかりやすく理解させ、時局意識を植えつけることに主眼を置いている」(「情報局ノ組織ト機能 昭和16年5月」)
会 期 7月26日(火)~9月12日(月)
会 場 文書館展示室(旧上高井郡役所内)
入館料 無料
休館日等 土・日曜日、祝日 開館:9時~17時
●国策宣伝ポスター類は
「展覧会・博覧会」、「軍事記念日・国家総動員」、「翼賛選挙」、「戦時国債・貯蓄運動」、
「銃後の活動」 の5項目に分けて次の20点を紹介します。
●『寫眞週報』の表紙からは
「女性と子ども」、「銃後奉公と戦時国債・貯蓄運動」、「軍備増強と戦闘部隊」 の3項目に分けて次の40点を紹介します。
須坂市文書館
TEL 026-285-9041
須坂市には満州事変・日中戦争・アジア太平洋戦争に関わる資料が数多く残ります。
須坂市文書館では、市民からご寄付いただいた日中戦争前後に戦意高揚のためのプロパガンダとして作成・発行されたポスター及び『寫眞週報(グラビア誌)』展示を以下のとおり行います。
■ 戦時中ポスター
政府及び関係団体などは戦意高揚などプロパガンダのために様々なポスターを作成し、県を通じて町村役場などに掲示を求めていました。戦後はポスターを廃棄処分するよう指示をしていたようですが、一部が残されており、須坂市でも当時須坂町役場に勤務されていた方のお宅に保存されており、72点を須坂市に寄贈いただきました。このうち56点について本年度和紙による裏打ちなど修復を行い、今回20点の展示を行います。
■ 寫眞週報
『寫眞週報』は、昭和13年(1938)2月16日に創刊され、アジア・太平洋戦争の最末期まで刊行された日本国民向けのプロパガンダ誌です。
写真週報について内閣情報局では次のように位置付けています。
「写真といふ大衆に親しみやすく、また感情を引きつけやすい宣伝媒体を武器に、文字と相まつて国策をわかりやすく理解させ、時局意識を植えつけることに主眼を置いている」(「情報局ノ組織ト機能 昭和16年5月」)
会 期 7月26日(火)~9月12日(月)
会 場 文書館展示室(旧上高井郡役所内)
入館料 無料
休館日等 土・日曜日、祝日 開館:9時~17時
●国策宣伝ポスター類は
「展覧会・博覧会」、「軍事記念日・国家総動員」、「翼賛選挙」、「戦時国債・貯蓄運動」、
「銃後の活動」 の5項目に分けて次の20点を紹介します。
<展覧会・博覧会> | <翼賛選挙> |
名古屋汎太平洋平和博覧会 美術展 | 国勢調査 昭和十五年十月十日 |
象山神社鎮座祭 佐久間象山遺墨遺品展覧会 真田伯爵家宝物展覧会 |
選挙粛清 投票日 四月三十日 「神に誓って正しい選挙」 |
<軍事記念・国家総動員> | <戦時国債・貯蓄運動> |
第三十六回陸軍記念日 三月十日 | 報祝紀元二千六百年 支那事変貯蓄債券 「国債の力で築け新東亜」 |
聖戦四年 七月七日(原画:藤田 嗣治) | 支那事変 割増金付 貯蓄債券・報国債券 |
九月二十日は航空日 「空だ男のゆくところ」 | 報祝紀元二千六百年 支那事変貯蓄債券 |
九月二十日は航空日 「空への感謝と希望の日です」 | 支那事変国債 此の一弾 此の一枚! |
海の記念日 七月二十日 | <銃後の活動> |
国民精神総動員(天壌無窮、原画:横山大観) | 赤十字デー 尽す看護も興亜の使命 |
慶祝満州建国十周年 | 湧き立つ感謝 燃え立つ援護 |
国民精神総動員(雄飛報国之秋、原画:竹内栖鳳) | 護れ興亜の兵の家(原画:川端龍子) |
銃後の護り 火の用心 |
「女性と子ども」、「銃後奉公と戦時国債・貯蓄運動」、「軍備増強と戦闘部隊」 の3項目に分けて次の40点を紹介します。
<女性と子ども> | 国民すべてが戦士として身体を鍛えよう |
働く乙女 | 銃剣術の防具を身に着けて、大日本婦人会員の一日入営 |
房総春の野山に働く乙女 | 少年産業兵士はお休み日、工場脇の空き地利用の農園へ |
桑を摘む手を休める乙女 | <裏表紙>奉祝紀元二千六百年 支那事変貯蓄債券 |
青い目をしたセルロイドのお人形 | 大東亜戦争国債「勝つ為だ 一枚より二枚」 |
ハノイの花売り娘、小湖公園の湖畔の朝 | <軍備増強と戦闘部隊> |
興亜厚生大会の女子従業員集団体操 | 大湊要港部、海の精鋭の猛特訓 |
枢軸羽子板と枢軸令嬢 | 「最近の米國海軍」 新鋭駆逐艦メレディス号 |
「日満華締盟成立一周年」 日満華三国学生親善の集い |
「建國九年の満洲國」 若き満洲国、協和会少年団 |
国民政府還都二周年、中華映画の女優の重慶向け放送 | 「第三十六回海軍記念日」 猛訓練、発火信号を点滅させながら基地に向う |
支那の子供たちもお正月には凧を揚げるのが大好き | ドイツ軍長距離用重爆撃機 |
昭南の空は明るい、大東亜の未来のように明るい子供たち | 「新年號」 帝国海軍が緒戦において挙げた千古不滅の大戦果 |
精強の荒鷲は女手で造られる、片倉工業○○航機製作所 | 今、皇軍は堂々ラングーンに入城する (逆装丁) |
<銃後奉公と戦時国債・貯蓄運動> | 「第三十七回海軍記念日」 主力大艦隊は全速力で敵艦隊を急追する |
どっさりの慰問袋 | コレヒドール要塞島を攻め取る、大砲とトーチカ |
「秘密秘密と漏らすな秘密」 諜報に暗躍するスパイの行動 |
「九月二十日は航空日」 わが戦闘機隊は一機また一機南の空に飛び立つ |
「行けよ鑛山男の職場」 坑道の戦士、日立鉱山 |
「われらも共に撃滅戰へ 海軍記念日」 敵艦隊撃滅に満を持す主力艦隊、太平洋上にて |
「一億が債権買って總進軍」 債権購入勧奨のための懸賞写真「二人の乙女」 |
「ビルマ國の誕生」 南太平洋は決戦の修羅場、レンドバ、ムンダ、ニューギニア |
全国民が貯蓄へ、煙草屋さんで豆債券を買う | 「職場は戰場だ」 陸鷲は海鷲とともに西南太平洋に敵撃滅に向う |
東京陸軍被服本敞における陸軍女子挺身隊の活躍 | 「今ぞ學徒蹶起の秋」 出陣の日まであとわずか、早稲田大学学生の軍事教練 |
「勝たう 貯めよう」 第一回技能競錬中央大会から |
厳として北の護りにつく関東軍の精鋭 |
「陸軍記念日」 少年飛行兵はにっこり笑う、南太平洋○○基地 |
TEL 026-285-9041
(最終更新日:2022-07-26)