延命地蔵堂の桜 えんめいじぞうどうのさくら
カテゴリ: 豊丘 史跡・名勝・天然記念物 市指定天然記念物 所有者氏名または名称:須坂市 観光スポット
撮影 宮下芳一さん
信州須坂 桜マップ No.26
須坂市内で最も古い桜の木のひとつである。樹齢400年余りと言われ、太さ約5.6m、高さ約10mの巨大な古木である。品種はアズマヒガンザクラ(別名:エドヒガン)で、4月下旬には爛漫と咲き誇っている。
アズマヒガンザクラの特徴として、樹皮が縦に割れ、葉は小さく、花は小型であることが挙げられる。
かつて、この木のそばに地蔵尊をまつったお堂である「延命地蔵堂」があり、桜の木は「延命地蔵堂の大桜」と呼ばれていた。
延命地蔵堂には、「川中島合戦で父親を失った美しい姫が、賊に切り付けられた際、お地蔵さまが身代わりになって首を落とした」という、合戦と首なし地蔵の伝承が残っている。樹齢から逆算して、桜の木はこの伝承と同じ時代、川中島合戦(1561年)の頃に植えられたとも考えられている。
明治時代に入ってからは、学制の施行により、地蔵堂が学校の校舎として使用され、擬洋風の園里学校に建て替えられた。こういった経緯により、現在でも「延命地蔵堂の桜」と呼ばれ、親しまれている。
須坂市指定 天然記念物(1972〔昭和47〕年3月1日指定)
参考『新撰須坂市の文化財』(1984〔昭和59〕年12月)、「須坂市の文化財シリーズ32」(「広報すざか」2011〔平成23〕年3月)、『須坂市誌 第一巻 自然編』(2011〔平成23〕年12月)
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